ふと見かけた素敵な花や植物の名前が分からなかったり,以前撮影した写真を見ても名前が思い出せないといった場面はないでしょうか?名前が出てこないことには検索もできないので,もどかしいものです。今回は植物・花の名前を,PCやスマホのアプリなどを使って調べる方法についてまとめてみました。
知っている人なら当たり前の方法かもしれないですが,花・植物の名前を調べるおすすめの方法を4つ選んで紹介します。
- 植物や花の名前が分からない!思い出せない!
- ①Google画像検索:手持ちの画像で調べる
- ②Googleレンズ:カメラで目の前の植物を調べる
- ③Yahoo!知恵袋を使う
- ④GreenSnapで調べる
- *サービス終了:みんなの花図鑑の「写真で調べる『コノハナナニ』」
- まとめ
植物や花の名前が分からない!思い出せない!
例えばこちらの写真(我が家の庭の一角)。
左からそれぞれ,ピンク花の植物(左),真ん中に紫と白の花の植物(中),細い斑入り葉の低木(右)が写っていますが,名前は分かるでしょうか?
詳しい人なら即答できると思いますが,なかなか全て分かる人はいないでしょうし,分かっていてもど忘れすることだってあります。
そこで,こんな時に便利な4つの方法のまず1つ目,「手持ちの写真から植物・花の名前を調べる方法」からまずは紹介します。
①Google画像検索:手持ちの画像で調べる
「手持ちの写真から植物・花の名前を調べる方法」で一番おすすめなのが「Google画像検索」を使った方法です。スマホのGoogleアプリの「Googleレンズ」でもほぼ同じ操作で同じことができます。(こちらはカメラ付きのスマホのアプリなので,この次に紹介するリアルタイムで撮影しながら(目の前に植物がある場合)の検索も可能です。)
まずはPCでGoogleのWEBサイトを使って検索する方法を説明します。と言っても簡単,Googleの検索ページにアクセスして,画像検索のアイコンを押すだけです。
あとは出てきたメニューに従って,検索したい画像を読み込ませれば完了です。
画像(先ほどの例)を読み込ませると,右側に検索結果が出てきます。
当ブログの「スーパーベナ」の成長記録の記事に使った画像なので,しっかりと当ブログタイトル「パパの手間いらず・・・」が検索結果とのトップに出て来ます(^^)
ここからが本番で,画像に映りこんだそれぞれの植物の名前を調べて行きます。
といってもやり方は,調べたい植物のみを選択するように白線で囲われた画像の範囲を調整(トリミング)するだけです。
これにより「トリミングした範囲のみの画像」を使って植物の名前が検索されます。
最初の例として,写真の左側にあるピンク花の植物のみ(だいたい)選択した場合です。右の検索結果が自動で更新されて,正しく”キョウチクトウ科の「ニチニチソウ」”であることが分かりました。
次は,中央にある紫と白の花を調べてみました。こちらも全て同じ植物が検索されて,”サントリー作出の「スーパーベナ」”と分かりました。
(こちらも当ブログの「スーパーベナ」の成長記録の記事が画像検索のトップに表示されました!(^^)!)
次に,右側にある斑入り葉の低木を調べてみました。
これまで出てきた植物のように特徴的な花は咲いていませんが,正確に「ウエストリンギア(スモーキーホワイト)」と当てることができました。
写真に写っている主な植物は以上に3つですが,さすがに無理かな?と思って試してみたのが,花壇の角に小さく映りこんでてる”シルバーリーフのグランドカバー(写真の左下)”です。
解像度も悪く,見た目の似たような植物もたくさんあるし難しいかな?と予想してましたが,「ディコンドラ・シルバーフォールズ」と正しく当てることができました。Google画像検索の精度はかなり高いようです。
②Googleレンズ:カメラで目の前の植物を調べる
さきほどは手持ちの保存済の画像を使った検索でしたが,目の前のある「この花・植物」の名前が今すぐ知りたいときは,Googlerレンズが便利です。その他,先ほどの手持ち画像を使った検索もできるので,正直スマホがあればコレが一番おすすめの方法です。
リアルタイム検索の方法
やり方はスマホの「Googleアプリ」を使って「画像検索」をボタンを押します。
あとは目の前の植物を写しながら,シャッターボタンを押すだけです。
下の例では,我が家の庭のお気に入り「レウコフィルム」というピンク花の常緑低木で試した例ですが,被写体を画面に映して(左),シャッターボタンをタップすると自動で検索結果が出力されて(右),正しく「レウコフィルム」と分かりました(右下)。
次は2例目で,こちらも我が家にある「ウエストリンギア」という常緑低木です。
先ほどもでてきたようにオーストラリアンローズマリーと言われる位「ローズマリー」に良く似ているのですが,Googleレンズで正しく「ウエストリンギア(Westringia)」を当てました。
保存した画像で検索
ここまでは目に前の植物をリアルタイム検索しましたが,Googleレンズを使っても①で最初に紹介したような手持ちの写真をつかった画像検索ができます。
また,目の前の植物も調べている時間がないときは,一旦撮影して,後で画像読み込んで検索といった使い方もできます。ひと手間余計に掛かりますが,確実に写真を残してからじっくり検索したい場合におすすめです。
写真の写真で検索
PCなどでWEBを閲覧中に見つけた写真にたまたま映り込んだ植物の名前を知りたくなるときがあります。
一旦画像を保存した後,トリミングなどしてGoogle画像検索すればいいですが,もっとお手軽にはPC画面上の画像をそのままカメラで写して検索するのが楽です。
こちらは,先ほどから出て来ている「レウコフィルム」の画像をはてなブログの記事作成画面に貼り付けたものです(左)。
PCの画面をカメラに写して検索してみましたが,画質は当然劣化しているものの,ちゃんと「レウコフィルム」を正しく検索できました(右)。
こちらは記事の最初の方に出てきた,たくさん植物が写りこんだ写真をPCのディスプレイに表示して,これをGoogleレンズで検索した場合です。PC画面に表示した画像をスマホカメラで読み取ることで,それぞれ「ニチニチソウ」,「スーパーベナ」と正しく植物名を当てることができました。
スマホのカメラと画像検索の組み合わせで,いろいろなシーンの花・植物名の検索に便利に対応できそうです。
③Yahoo!知恵袋を使う
Yahoo!知恵袋は,Yahoo! JAPANが運営する,電子掲示板上で参加者同士が知識や知恵を教え合うナレッジコミュニティかつ知識検索サービスです。
右上の「質問・相談」ボタンを押します。
すると質問入力フォームが出てくるので後は,質問を入力し,「画像を追加」ボタンで手持ちの植物・花の写真をアップするだけです。
質問カテゴリーは自動で読み取ってくれるのでだいたい半日も待てば,カテゴリーマスターの方を中心に数分から半日ほどで回答を貰えます。
この方法のメリットは,質問に関する周辺知識も併せて教えて貰えることも多いことです。
一方,情報の真偽については鵜呑みにせず,逆に教えてもらった名前でGoogleで検索してみるなどのダブルチェックは必要です。
画像検索より正確な情報が得られる場合もあります。実際,Google画像検索してみると多くは正しく「オタフクナンテン」となっていましたが,一部では類似した「シモツケ」の結果もでてきました。
画像だけでなく,質問時に「緑と赤の葉があります」とテキストで補足することで,回答の精度向上が期待できます。
上記のようなメリットと併せて,スマホアプリに慣れない方などにピッタリな方法かもしれません。
④GreenSnapで調べる
一時期頻繁に使っていた方法です。
花・植物好きが集うコミュニティ「GreenSnap」が提供する写真投稿アプリです。
肝心の花・植物の検索機能ですが,答えが一個しか出ないので,違っている場合はあきらめないといけなかったり,精度もそこまで高くないのが欠点です。
これはGoogleが扱う膨大なデータベースと比べて,GSのデータベース規模が小さいやAIの技術レベルの違いなどが原因と思われますが,今後の展開次第では改善が図られるかもしれません。
植物コミュニティ向けの専用アプリなので,交流を楽しみたい方,GreenSnapの他のサービスと併せて楽しみたい方におすすめです。
*サービス終了:みんなの花図鑑の「写真で調べる『コノハナナニ』」
番外編的ですが,かつてはgooが提供する「みんなの花図鑑」の「写真で調べる『コノハナナニ』が,花・植物検索の業界では支持を受けていたサービスだったようです。
栄枯盛衰でどんなサービスもいずれ衰退するものですが,こういった園芸のような割とニッチな分野に特化してガラパゴス的に単発で進化した日本独自のサービスは軒並みこのような運命を辿っているように思います。余談ですが。。
まとめ
今回は,花・植物の名前を調べるおすすめな方法を4つ紹介しました。1つのサービスでは答えが分からなかった場合や,突然サービスが終了してしまうものもありますので,いくつかの方法を使えるようにしておくと便利かもしれません。という訳で今回の記事は以上です。