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【赤と黄色】オタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせと成長記録

 オタフクナンテンとゴールデンモップ。ともに耐寒,耐暑性の常緑低木で,非常に強健で育てやすく,メンテフリーで育成できます。 オタフクナンテンは夏は黄緑,冬は鮮やかに真っ赤に紅葉します。ゴールデンモップは,夏に少し黄緑がかるときはありますが,基本は常に黄金色でとても美しいです。

 今回は,そんな赤と黄色のオタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせについてご紹介します。また,我が家でも,その組み合わせで実際に育成にトライしています。成長記録についても併せてご紹介します。

 

基本情報

オタフクナンテン

 矮性のため,背は高くても40cmくらいにしかなりません。成長は遅いです。

種類 常緑低木
学名 Nandina domestica
主な見どころ 紅葉(冬)
最大樹高/横張り 40cm/40cm
耐暑性/耐寒性 強/強

ゴールデンモップ

 樹姿や葉色が同じサワラ科の仲間のフィリフェラオーレアとも似ていますが,ゴールデンモップのほうが葉の密度が高く,鑑賞価値は高いと思います。また,株が立ちにくく,グランドカバーにも向いています。矮性のため,他のコニファーと比較すると成長は遅いです。

種類 常緑低木
学名 Chanaecyparis pisifera  ‘Golden Mop’
主な見どころ 黄金葉(通年)
最大樹高/横張り 1m/60cm
耐暑性/耐寒性 強/強

 オタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせ

 そんなオタフクナンテンとゴールデンモップですが,その原色に近い赤と黄色のコントラストを生かして,組み合わせて庭園や外構にグランドカバーとして使われているのをしばしば目にします。

 例として,下の写真は東京ビッグサイトの近くの庭園で見つけたものです。左側の列にオタフクナンテン,右側にゴールデンモップが植え付けられています。少し「和」な雰囲気も醸し出して,赤と黄色の鮮やかな配色がとても目を引きます。ちなみに後ろに並んでいるのは,左がセイヨウイワナンテンと真ん中の低木は矮性コニファーのブルーパシフィックだったと思いますが,これら白やブルー系の色を足すことで,より美しいコントラストになっています。

 オタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせ方ですが,下の写真のように列を分けて植えられてる場合もあれば,前列,後列に分けて植えられている場合もあります。

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東京ビックサイト付近の公園で撮影(2018/2)

 前置きが長くなりましたが,今回うちでも真似してオタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせにトライしてみたので,ご紹介します。

 

成長記録

2018/5

<南庭>

 家の南庭の東側に植えてみました。後列にゴールデンモップ×2,前列にオタフクナンテン×2です。

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 まだ5月なので,右のオタフクナンテンは青々としています。大きさですが,高さ・幅ともに25cmくらいしかありません。ゴールデンモップも幅は同じくらい,高さは一番高い枝で40cm弱くらいでしょうか?

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<西側花壇>

 西側花壇にも植え付けてみました。同時に購入したので,大きさは上と同じで,オタフクナンテンが幅25cmくらい,ゴールデンモップも幅30cmくらいです。

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西側花壇に植えたオタフクナンテンとゴールデンモップ(2018/5)

2020/2

<南庭> 

 かなり成長しましたが,ゴールデンモップばかりが大きくなってしまいました。ゴールデンモップがオタフクナンテンに覆いかぶさってしまっています。左のオタフクナンテンは見えなくなってしまいました。下に,這性のローズマリー(プロストラータス)を植えていますが,赤,黄色に加えて,緑(葉),青(花)のコントラストを狙っています。ですが,なかなかローズマリーの花が咲いてくれません(笑)

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 <西側花壇>

 こちらも同じくらい大きくなって,幅は60cmくらいあります。高さも50cmです。赤,黄色に加えて,ウエストリンギア スモーキーホワイト(左下),ラベンダーグロッソ(右下)の白色が良くマッチングしていると思います。

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西側花壇に植えたオタフクナンテンとゴールデンモップ(2020/2)

 今後も,ゴールデンモップとオタフクナンテンの成長は随時追記していこうと思います。

 まとめ

 今回は赤と黄色の配色が美しい,オタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせを紹介しました。ご紹介した都内の写真を含め,最近いろいろな施設や公園で,ローメンテなエクステリアの一部として使われてるのを見かけます。白や青系の植物と組み合わせることで,より引き立ちますし,オタフクナンテンとゴールデンモップの組み合わせを基本として,さまざまなバリエーションも楽しめるのはないかと思います。もしこのローメンテな赤と黄色の組み合わせが気に入っていただけましたら,お庭のスペースに取り入れて見てはいかがでしょうか。