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【育てて良かった1年草】暑さに強く花が長く咲く!『ニチニチソウ(日日草)』の成長記録

 今回は夏を代表する1年草『ニチニチソウ(日日草)』について記事にしました。

『ニチニチソウ』と言えば,初夏から秋までの長期間たくさんの花を咲かせる,丈夫で育てやすい草花です。そのため,初夏~夏の間に園芸店やホームセンターでもたくさん見かけて,手に入りやすい初心者向けの植物です。

 我が家では,『ニチニチソウ』の耐暑性に期待して,庭の特に日差しの強い場所に植えました。同じ場所に植えた他の植物がいくつか枯れる中,記録的に暑かった今年の夏の猛暑に耐えることができました。そして,6月~12月まで半年,ほぼ絶え間なく花を咲かせてくれました。

今回はそんな夏の一年草『ニチニチソウ』の1年間の成長記録を記事にしました。

 

↓同じキョウチクトウ科(ビンカ属)の常緑多年草ツルニチニチソウ』についてはこちらです。

www.papa-niwa.com

 

基本情報

種類 草花/一年草
科名/属名 キョウチクトウ科/ニチニチソウ属
学名 Catharanthus roseus
花色 白,ピンク,赤,紫 等
開花時期 5~12月
草丈/横張り 10~30cm/10~50cm(這性~立性タイプで差があります)
耐暑性/耐寒性 強/弱

植えつけ間隔

 ニチニチソウは初夏に植えると,秋にはかなり大きくなります。3.5号ポットで横張り15cmくらいの苗でも40cmくらいになります。最終的に蒸れないように,30cmくらいは離して植えましょう。

病害虫

 虫はつきにくいです。

 病気は立ち枯れ病になることがあるようです。立ち枯れ病とは,土の中のカビが原因で,文字通り株の下側から短期間で立ち枯れてしまう病気です。

一度罹ってしまったら,株を根と廻りの土ごと廃棄するしかないようです。

ニチニチソウの水やり

  地植えの場合は不要です。真夏に日照り続いてカラカラになったときだけ水遣りすれば十分と思います。

肥料

 長期間たくさん花を咲かせるので,絶やさないように適宜(隔週くらい?)肥料を挙げるのが良さそうです。

ニチニチソウの成長記録

植えた場所

 西側花壇の一番南の,我が家で最も日差しが強く,ほぼ1日中陽があたる場所に植えました。

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2020年6月

 こちらが植え付けた直後ぐらいの様子(写真右下)です。花色は,ピンクがベースで,中心部分が黄色ががっているタイプです。

 左上は,常緑低木の『サザンクロス』です。

(ちなみにどうでもいい情報ですが,当初「ニチニチソウ」は自分では買う予定がなく,一緒に園芸店にいった当時3歳の子供が「カワイイから欲しい!」というので買ったものです。ですので,特に最初は自分本人にあまり気持ちが入ってなく,この月はサザンクロスがメインの写真にたまたま写り込んでいたこの写真を掲載している次第です。。)

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ニチニチソウ(2020年6月上旬)

2020年7月

 隣にもう1株追加で植えました。花色は似ていますが,花の内側に濃いピンクの部分があるタイプです。種類は,「ニルバーナカスケード」という半這性の品種です。

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ニチニチソウ(2020年7月上旬)

2020年8月

 梅雨が明けて真夏になりました。最初に植えた奥に見える株は,花がお休み中です。

 後に植えた手前の株は,元気よく咲いています。

 少し見えずらいですが,この時期に2つの「ニチニチソウ」の間に植えていた『サザンクロス』は枯れてしまいました。今年(2020年)真夏は,記録的な暑さだった上に,日差しが強いエリアに植えたせいだと思います。

左下に見える『ロータスブリムストン』もこの後,暑さで枯れてしまいます。

一方,『ニチニチソウ』は葉がしおれたりなどなく,本当に暑さに強いようです。

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ニチニチソウ・ニルバーナカスケード(2020年8月中旬)

2020年10月

10月になり秋らしくなってきました。ようやく少し涼しくなってきましたが,ここまで至るまでに,『サザンクロス』に続き『ロータスブリムストン』も酷暑に耐えられず枯れてしまいました。

 一方,同じ場所にいるニチニチソウは全く問題なく,むしろ適度に気温が下がって,ますます葉を茂らせて元気になっています。

 最初は横張り15cmくらいですが,たった4ヶ月で約50cmに成長しました。

 苗を植えた頃は,こんなに大型化するとは思いませんでした。。

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後に植えた這性の「ニチニチソウ ニルバーナカスケード」(左),先に植えた立性の「ニチニチソウ」(右)(2020年10月中旬)

2020年11月中旬

 11月になりだいぶ気温も下がってきました。

 苗を植えた当初は「ニチニチソウは夏の1年草だから,せいぜい10月過ぎたら枯れるだろう」と思っていたのですが,全然元気です。

 11月に入ってもまだまだ元気に蕾をつけて,次々に開花してくれています。

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後に植えた這性の「ニチニチソウ ニルバーナカスケード」(左),先に植えた立性の「ニチニチソウ」(右)(2020年11月中旬)

2020年12月下旬

 年末になりました。冬の時期にはいって,さすがに弱ってきました。花も小さくなって,葉も黄色ががかってきました。

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後に植えた這性の「ニチニチソウ ニルバーナカスケード」(左),先に植えた立性の「ニチニチソウ」(右)(2020年12月下旬)

2021年1月中旬

  冬本番です。さすがにもう蕾できなく花も咲かなくなってきました。また,左の株(ニルバーナカスケード)は葉が萎れてきました。

 花が長く咲き,直前まで元気だったので冬越しできるのでは?とも思いましたが,その後さらに萎れてきたので,他の植物に植え替えることにしました。

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7月に植えた這性の「ニチニチソウ ニルバーナカスケード」(左),6月に植えた立性の「ニチニチソウ」(右)(2021年1月上旬)

 こちらが掘り返したときの「ニチニチソウ」の根の状態です。

 根はかなり太く粗い印象です。また,茎が少し木質化しています。実際のところ,ビニールハウスなどで冬場に気温を温暖にキープすると,1年草なのに冬越しする場合もあるみたいですが,茎は本当に木のようになるようです。

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ニチニチソウを掘り返したときの根の状態(2021年1月下旬)


 という訳で初夏の苗の植え付けから,真冬に枯れて掘り起こすまでの成長記録は以上になります。本当に,初夏から冬になるまで長い間咲いてくれて感謝です。

「ニチニチソウ(日日草)」はタネからでも育てられるみたいですので,また庭のどこかに植えたいと思います。


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まとめ

 今回は,夏を代表する1年草『ニチニチソウ』について記事にしてみました。

 記録的な猛暑の年に日差しの強い場所に植えて,周囲の草花や低木の一部が枯れてしまう中,元気に成長してくれて,とても耐暑性が高いことが分かりました。また,植え付けた6月から12月までと,長く花を咲かせてくれました。初心者向けの本当に育てて良かった1年草でした。