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常緑・コンパクトなカラーリーフ『ヒペリカム・トリカラー』の成長記録~冬の紅葉と初夏の黄花~

今回は,オトギリソウ科の耐寒性常緑低木『ヒペリカム・トリカラー』の育成記録です。ヒペリカムと言えば,黄金葉の「ヒペリカム・ゴールドフォーム」も有名ですが,こちらの「トリカラー」は白とピンクの斑入り葉が美しい品種です。そして,毎年初夏には存在感のある黄色の花を咲かせます。さらに秋から冬にかけて,寒さに当たると紅葉するなど,見どころの多い植物です。また,横に成長し,コンパクトなので,グランドカバーにも使えます。

 我が家では,南西向きの高さのある花壇(50cmくらい)の前方に,枝垂れるように地植えしました。約1年育成しましたが,無事夏・冬越しでき,冬に真っ赤な紅葉,初夏には初めて黄花の花が見られました。あまりメジャーでないですが,見どころの多いおすすめ植物です。

 基本情報

種類 オトギリソウ科 常緑低木
学名 Hypericum x moserianum Tricolor
花色 黄色
開花時期 5-7月
最大草丈 1.5cm
耐暑性/耐寒性 強/強

ヒペリカムの種類

 ヒペリカムの代表的な品種は次の3つです。

①アンドロサエマム(H. androsaemum):落葉種
初夏に咲く黄花は小さめで,秋にできる赤色の実の観賞価値が高い品種です。株は自然に分枝して,株立ち状に最大1m程度に成長します。

 

②カリシヌム(H. calycinum):常緑種
初夏にやや大きめの黄花を咲かせます。背丈は低く,横に広がるように成長します。横に成長し,コンパクトなので,グランドカバーにも使えます。

ヒペリカム・ゴールドフォーム」は,カリシヌムの黄金葉の品種です。

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③モゼリアヌム系(H × moserianum)
園芸品種「トリカラー」が代表的な品種で,ピンクと白の斑入り葉が特徴です。横に成長しコンパクトなので,グランドカバーに使えます。

今回の成長記録はこちらの品種です。

日当たり

 耐暑性,耐寒性(-20℃)ともに高いので,植え場所を選ばず,とても育てやすいです。ただし,植えたばかりの小さい株の場合,真夏に直射日光が当たり続けるとダメージを受けやすい(成長記録にもあり)ので注意が必要です。

水やり

 地植えの場合は基本不要です。ただし,真夏に直射日光が当たる場所でカラカラに土が乾いた場合は葉が萎れてくるので,そうなる前に水やりしましょう。

病害虫

 枝葉は細く,小さくその雰囲気から繊細な印象ですが,全く言っていいほど虫はつきません。なので対策は不要です。

成長記録

2021年4月(植え付け)

 南向きの庭の,西日が強く当たる花壇の縁に植えました。株のサイズは3号ポットで横幅15cmくらいです。

古い庭の名残りで和風の庭石があるのはご愛敬ですが(笑),その手間のスペースに植えています。

ヒペリカム・トリカラー(2021年4月中旬)

 左上に黄金葉のコニファー「ゴールデンモップ」,左下と右上に「ローズマリー・プロストラータス」,右隣にグランドカバー「チェッカー・ベリー」があります。

左右のスペースにスカスカ感がありますが,ヒペリカムの今後の成長に期待です。

2021年7~8月(夏越し)

 夏になりました。まずは7月上旬の様子ですが,初夏以降の成長で一回り大きくなりました。株の横張は40cmくらいになっています。

ヒペリカム・トリカラー(2021年7月上旬)

 

7月下旬になり,かなり日差し強くなってきました。もともと南向きの庭で,花壇が西向きの西日が強烈に当たる場所です。

強健なヒペリカムも,先端部分が少し萎れてきたので,慌てて水をやります。

ヒペリカム・トリカラー(2021年7月下旬)

 地植えの場合は水やり不要ですが,極端に長時間日が当たる環境では,適宜水やりした方が良さそうです。

ヒペリカム・トリカラー(2021年7月下旬)

2021年10~11月(秋の紅葉)

 無事真夏と西日を乗り切って,秋になりました。気温も下がって,また新しい葉が出てきました。

ヒペリカムはだいぶ大きくなって横幅50cmくらいになっています。左右の『ローズマリー・プロストラータス』も成長して,スカスカ感が少しなくなってきました。

ヒペリカム・トリカラー(2021年10月上旬)

 

10月の中旬~下旬にかけて,ピンクの斑が強くなってきました。

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ヒペリカム・トリカラー(2021年10月中旬)

 

さらに1ヶ月後の11月中旬です。もうすっかり赤く紅葉しています。

ヒペリカム・トリカラー(2021年11月中旬)

 春~夏の白とピンクの斑入りのカラーリーフが魅力ですが,紅葉で季節の変化も楽しめるので,本当に見どころ多いですね!あとは初夏の開花に期待です。

2022年1月

真冬の1月下旬です。紅葉は一段と進んでいます。さすがに寒さに当たったためか,葉が少し落ち始めています。

ヒペリカム・トリカラー(2022年1月下旬)

2022年3月

 春になり,新しい葉が生え始めています。紅葉していた葉は,枝の先端に残っていますが,株元の葉はほぼ落葉したようです。

ヒペリカム・トリカラー(2022年3月中旬)

真冬の後半に葉が落ちましたが,すぐ新しい葉が得れ替わったということで,一応,常緑認定しておきます(笑)

 ちなみに「ヒペリカム」の周りに落ちている大きめの落ち葉は,庭石の裏に植わっている3m級の「シャクナゲ」の落ち葉です。

2022年6月(開花)

 初夏の6月上旬になり,はじめての開花が見られました!

ヒペリカム・トリカラー(2022年6月上旬)

ヒペリカム・トリカラー(2022年6月上旬)

 こちらがアップです。大きさは2~3cmはある,存在感のある黄花です。

 長いおしべが特徴の黄花で,同じヒペリカムの「ゴールドフォーム」の花ともかなり似てますが,より花弁同士の距離が近くまとまった印象です。

ヒペリカム・トリカラー(2022年6月上旬)

 白とピンクの斑入りの新葉との組み合わせが素敵です。花もちは1週間未満とそれほど長くはないですが,蕾もたくさんできていて,1ヶ月くらいは開花を楽しめそうです。

ヒペリカム・トリカラー(2022年6月上旬)

という訳で地植えしてから1年2か月ほど経ちましたが無事,夏越し,冬越しでき,①紅葉,②新芽の芽吹き,③開花と,「ヒペリカム・トリカラー」の見どころを満喫することができました。

常緑低木なので,今後も毎年,カラーリーフと開花,そして株の成長を楽しんでいきたいと思います!

まとめ

 今回は,白とピンクの斑入りのカラーリーフが特徴の「ヒペリカム・トリカラー」を紹介しました。花壇の縁に地植えしましたが,イメージ通り花壇から枝垂れるように成長して,秋~冬の紅葉,初夏の黄花の開花を見ることができました。それほどメジャーな植物ではないですが,暑さ・寒さともに強く強健なので,初心者向けのとても育てやすい植物だと思います。