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濃いブルーの花木:セアノサス(カリフォルニアライラック)の成長記録

 セアノサスは,カリフォルニアライラックとも呼ばれる常緑低木です。最も人気のある品種パシフィックブルーは,ディープブルー(濃い青)の特徴的な花と,小さな光沢のある濃い緑の葉のコントラストがとても美しいです。また花の匂いは,石鹸のような清潔感のある爽やかな匂いです。

 我が家では,濃い青のパシフィックブルーと,水色の花を咲かせるエルドラド(2株)を育てています。エルドラドは下記の記事にて紹介しています。 今回は我が家の一押しのセアノサス パシフィックブルーの成長記録をご紹介します。

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基本情報

種類 常緑低木
学名 Ceanothus
花色
開花時期 3~5月
最大樹高/横張り 2.0m/2.0m
耐暑性/耐寒性 やや弱/強(耐寒温度-10℃)

セアノサスの水やり

 庭植えでは,地植え直後に水をやって以来,降雨のみで大丈夫です。もともと,乾燥地帯原産のため,高温多湿で枯れる場合があるそうです。実際自分で育ててみたところ,そこまでヤワな低木ではないという印象です。念のため,過度な水遣りは避けた方が良いと思います。

セアノサスの置く場所

 原産地が北西アメリカなどの乾燥地帯のため,多湿に弱く,乾燥した風通しの良い涼しい場所を好むようです。

セアノサスの剪定

 セアノサスは枝が固いです。なので剪定はやや手間取ります。必ず手袋をして行いましょう。

セアノサスの病気・害虫

 特に虫がつきやすい庭木ではないです。

 植えて1年目の秋に,毛虫が最初年だけ発生しました。2年目は,ベニカXスプレーの最高上位商品?のベニカXネクストで対策してたためか発生は無かったです。

セアノサスの肥料

 別に無しでもいいですが,マグァンプKを少量与えれば十分です。このおかげで,幹が太くなりました。

セアノサスの成長

*半年に一回のマグァンプ適量と降雨のみで育成

植えた場所

 我が家では,西側花壇の中央に植えています。日照時間は,夏場に12~16時くらいで,それほど長くはありません。また,この場所は風通しが非常に良いです。

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 一般的に,乾燥かつ比較的低い気温を好むセアノサスは日本で育てるのは難しいと考えられています。我が家では,日差しがそれほどでなく,かつ風通しがいい環境のため,セアノサスが順調に育っているのだと考えています。

2018年3月

 2018年の3月ごろに買って間もなく地植えしました。樹高は60cm弱で横張も30cmくらいです。まだ1mの高さのフェンスより全然低いです。また,幹もひょろひょろで太さ1cmくらいです。

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セアノサス(2018/3):植えたばかりの状態

 その後しばらくして,2018年の夏ごろに葉がちりちりになって,殆ど落葉しまいましたが,秋ごろからなんとか復活して葉が生えてきました。

2018年10月

 復活直後のこの時期に,ツバキやサザンカにつくはずのチャドクガの毛虫(*リンク先:若干気持ち悪いので注意)が発生しました。虫がつく情報はネットや本を調べても出てこなかったのですが。10匹以上もいたので,殺虫剤で駆除しました。以降,発生はなくなりました。

2019年5月(1年2カ月)

 4月中旬~5月上旬にかけて満開になりました。買ったときよりも豪華に,そして綺麗に咲いてくれて本当に感動しました。株も大きくなり,樹高は90cmくらいになりました。

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セアノサス(2019/5):左下にツルニチニチソウとロータスブリムストーン,右下はウエストリンギアの斑なしです

 その後は,19年の夏は18年ほど暑くなかったからか,庭の環境になれたためなのか,地植え初年度のように一斉に落葉するということはなかったです。

 ちなみに上の写真,当ブログのTOPページの写真にしてます。こちらの記事『西側花壇のBefore&After』を見ると,このエリアの景色が一変していて面白いので,良かったら見てみてください。

2019年12月

 夏,秋にかけて,さらに成長しました。フェンスを軽く超えて,樹高は1.3mくらいになっています。植えた2018/3から1年半余りで2倍以上の高さになりました。写真だと分かりにくいですが,幹の太さも3~4cmになりました。土質が良くないのによく成長してくれました。

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セアノサス パシフィックブルー(2019/12)

2020年2月

 12月から,少し枝ぶりが良くなったのと,今年は暖冬のためか,早くも蕾ができ始めてます。去年は,4月末に開花でしたが,今年は3月末には開花するかもしれません。満開のセアノサスは本当にきれいなので,楽しみです。

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セアノサス パシフィックブルー(2020/3)

2020年3月下旬

 ついに少しだけ開花しました!今年は蕾の数が凄いことになっています!!樹高は1.4m,横張は1.5mくらいにはなっています。植え付け時は,樹高60cm,横張30cmでしたから,2年間でもの凄い成長です。

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セアノサスの開花(2020/3/28)

 幹の太さもこの通り,はじめは1cmくらいの枝みたい太さでしたが,かなり力強くなってきました。直径約4cmくらいあります。

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 暖冬のためか,一番日当たりのいい場所から咲き始めました。2019年春は,4月末の開花でしたから,1ケ月くらい早いでしょうか。濃いブルーの花がとてもキレイです。

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セアノサスの開花(2020/3/28)

2020年4月(2年経過)

 満開に近づいてきました。まだまだ花数は増えそうですが,いい写真が撮れたのでブログを更新しました。

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セアノサス(カリフォルニアライラック)(2020/4)

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セアノサス(カリフォルニアライラック)(2020/4)

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セアノサス(カリフォルニアライラック)と犬の石像(2020/4)

 アップ写真です。

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セアノサス(2020年4月下旬)

2021年4月(3年経過)

 植えてから3年が経過し,開花シーズンがやってきました。毎年この時期は楽しみで仕方がありません。

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セアノサス(カリフォルニアライラック)(2021年4月)

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セアノサス(カリフォルニアライラック)(2021年4月)

 毎年成長するセアノサスの3年目の開花。1年目と2年目ほどの差はなかったですが,さらにスケールアップした開花を見せてくれました。

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セアノサス(カリフォルニアライラック)(2021年4月)

セアノサス(カリフォルニアライラック)の青花の最高の開花が見られたということで,今回の成長記録は以上です。

 

まとめ

 今回は,濃い青花が魅力的なセアノサス(カリフォルニアライラック)の植え付け~~成長~開花までご紹介しました。セアノサスについて調べると,育てるのが難しいとか,上級者向けなどの情報を見ることがありますが,環境に合えば,丈夫で育てやすい庭木です。

 育て方のコツとして,風通しの良さがあるようです。うちは,家の西側に植えているのですが,夏も冬も風が吹き抜ける風通しのいい場所になっています。そのおかげで,梅雨の季節も真夏もそれほど蒸れません。また,昼前は東日が我が家に遮られ,夕方は西日が隣家に遮られ,日中以外それほど直射日光が差し込まない環境です。風通しと,直射日光が当たらない場所,というのがちゃんと育ってくれている要因だと思っています。ご参考にして頂ければと思います。 

実際育てたオススメ度

★★★★★

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