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斑入り葉とピンク花の育てやすい庭木『ウエストリンギア(バリエガータ)』2年間の成長記録

 今回は,我が家で育てている3種のウエストリンギア(オーストラリアンローズマリー)の内,斑入りの品種「バリエガータ」について記事にしてみました。

 ウエストリンギアは,「オーストラリアン・ローズマリー」とも呼ばれ,ローズマリーに葉も花も似ていますが全く別の種類の植物です。また,ローズマリー特有の爽快な香りもないです。ローズマリーより枝ぶりは細く,柔らかで小さな葉を持ち、よりクールな印象です。なんといっても花期がとても長く,真夏以外の10月~6月まで半年以上咲き続けてくれます。

 またウエストリンギアは,最近いろんな葉色,花色が出回っていて,シーンに合わせて好みの品種を選べるのも特徴です。この記事では,斑入りのバリエガータの成長記録をご紹介します。

 

基本情報

種類 常緑低木
学名 Westringia fruticosa
花色 薄紫/白
開花時期 10~6月(真夏も咲くときあり)
最大樹高/横張り 1.5m/1.5m(スモーキーホワイトは矮性のため60cmくらい)
耐暑性/耐寒性 強/強(耐寒温度-10℃)

 ウエストリンギアノーマルタイプの記述を再掲します。

ウエストリンギアの水やり

  庭植えでは,地植え直後に水をやって以降は,降雨のみで大丈夫です。

ウエストリンギアの病気・害虫

 虫は全く出ないです。ローズマリーより強い印象です。

ウエストリンギアの剪定

 成長旺盛なので,剪定は必要です。ウエストリンギアは四季咲きで,真夏の間だけ花が咲かないので,花が終わった6~7月の剪定がお勧めです。肥料は無くてもいいですが,マグァンプKを上げれば十分です。

ウエストリンギアの種類

 以下の3品種が園芸店でよく扱われている種類です。

①最も流通している葉が緑で花がピンク紫の「ノーマルタイプ」,②緑葉に黄色の斑入りで花がピンク紫の「バリエガータ」,③シルバーリーフ(緑葉に白色の斑入り)で花がホワイトの「スモーキーホワイト」。花は,いずれも四季咲きです。

 最近は,下の写真のように,④緑葉でホワイトの花を咲かせる品種(白花)も出てきているようです。

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最近園芸店で見かけるウエストリンギアの白花

 我が家では①ノーマルタイプ,②バリエガータ(本記事),③スモーキーホワイト,の3種類を育てています。『ノーマルタイプ』と『スモーキーホワイト』についての記事はそれぞれこちらです。

www.papa-niwa.com

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ウエストリンギアをたくさん見れる場所

 ちなみに,ウエストリンギアは,スモーキーホワイト含めて,川崎市宮前区にあるソルソファーム(SOLSO FARM)にかなりの数,品種が展示されています。おしゃれなおすすめスポットですので,ご訪問をお勧めします。

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ウエストリンギア バリエガータの成長記録

2018年4月(植え付け)

 日中日がよく当たる西側の花壇に,斑入りの『ウエストリンギア バリエガータ』を地植えしました。買った時のサイズは高さ40cm程度です。花期ですが,花は殆ど咲いていません。一方,左隣にある1まわり大きいノーマルタイプのウエストリンギアは良く咲いています。(こちらの初代のノーマルタイプで2019年秋に枯れてしまいました。詳細はこちらの記事に書いています。)

 ウエストリンギアはどうやら株が大きくなって充実してくると花付きがよくなるようで,この後に書きますがバリエガータも,2019年の秋頃から突然花付きが良くなりました。

 ちなみに,写真の中央上にある深緑の小さい木は,今では我が家で一番のお気に入りの庭木に成長した『セアノサス(パシフィックブルー)』です。

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ウエストリンギア バリエガータ(2018年4月)

2019年4月(2回目の春)

 植え付けてから約1年後です。隣のウエストリンギアノーマルタイプと比較すると少し小さいですが,かなり大きくなっているのが分かります。このときのバリエガータの高さは70cmでした。花付きは,2年目の春もいまいちです。

 ちなみにバリエガータの左隣にある大株のノーマルタイプは1代目(現在,2代目を育成中です)で,この後の夏に植え替えたところ,秋ごろに枯れてしまいました。。写真で見てもわかる通り,かなり横張りが大きくなり込み合ってきたので,蒸れ解消のために植え替えたのですが,時期が悪かったようです。大株で花付きが良くお気に入りだっただけにかなりショックでした。。植え替えの際は,時期に注意しましょう。

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ウエストリンギア バリエガータ(2019年4月)

2019年12月(秋の開花!)

 7月に一回剪定しましたが,この時点で高さ,横張とも1mくらいあります。ウエストリンギアの成長はとても早いです。

 花は10月頃から咲き始めて,この頃からとても花付きが良くなってきました。

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ウエストリンギア バリエガータ

2020年4~5月(ようやく満開,そして花後の剪定)

  3回目の春,満開期がやってきました。ようやく本領発揮で,バリエガータも満開となりました。1年前,2年前とは大違いです。サイズもかなり大きくなって,高さ1.2m,横幅1mです。

 左に写り込んでいる濃い青花の『セアノサスも満開で,紅葉のドドナエア(ホップブッシュ),手前の『スーパーアリッサム』とも合わさってとても美しいコントラストです。

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ウエストリンギア バリエガータ(2020年4月)


 
 この後,5月に入っても満開が長く続きました。相変わらず花が高密度に咲いてとてもキレイです。手前の『スーパーアリッサム』もほぼウエストリンギアと同時期に満開を迎えていて見事です。

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ウエストリンギア バリエガータ(2020年5月)

  6月に入って梅雨入りし,ようやく一旦花が終わりました。一旦ウエストリンギアの花が終わったので,この時期に1回剪定をしました。

2020年7~8月(真夏も開花!?)

 なかなか梅雨明けしない中,7月中旬になって再び花が咲いてきました!気温が夏らしく上がってこないためでしょうか。

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ウエストリンギア バリエガータ(2020年7月中旬)

 8月中旬の連日猛暑の中でも満開時ほどではないですが,花が咲き続けています。花はうれしいのですが,こんな暑い中,年中花を咲かせて株が消耗しないか心配ではあります。

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ウエストリンギア ノーマル 2代目(2020年8月下旬)

 今回の成長記録を見ても,ウエストリンギアは成長して株が充実するほど花付きが良くなるようです。その結果,最初は春にもイマイチな開花だったのが,直近では2019年10月~2020年8月まで,6月のお休みを挟んでずっと咲いています。驚異的な花付きの良さです。今後も,成長を記録していきたいと思います。

まとめ

 今回は,我が家で育てている3種のウエストリンギア(オーストラリアンローズマリー)の内,斑入りの品種「バリエガータ」について記事にしてみました。

 ウェストリンギアの特徴は,なんといっても花期がとても長く,一般的には真夏以外の10月~6月まで半年以上咲き続けてくれることです。我が家のバリエガータは,2020年以降,6月以外ずっと咲いています。その上,常緑・丈夫で成長も早くモダンな雰囲気と,初心者向きとしてとてもおすすめできる庭木です。

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