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【2年育ててついに開花!】ウエストリンギア(オーストラリアンローズマリー) スモーキーホワイトの成長

 今回は,2018年春から育てている常緑低木の『ウエストリンギア スモーキーホワイト』についてです。

 ウエストリンギアはオーストラリアンローズマリーとも呼ばれ,見た目も似てますが,ローズマリー特有の爽快な香りはありません(無香です)。ウエストリンギア スモーキーホワイトは,白い斑入りの葉のシルバーリーフで,最近人気が出てきている品種です。矮性のため,地植えだけでなく,鉢植にも向きます。スモーキーホワイトは,ウエストリンギアの中でもなかなか開花しないと有名ですが,2年かけて我が家でもついに開花しました。

 紫花を咲かせるウエストリンギアの『ノーマルタイプ』と『バリエガータ』の成長記録は下の記事で紹介しています。

www.papa-niwa.com

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基本情報

種類 常緑低木
学名 Westringia fruticosa
花色
開花時期 10~6月
最大樹高/横張り 60cm/1m(ノーマルタイプは1.5mくらいになります)
耐暑性/耐寒性 強/強(耐寒温度-10℃)

 紫花を咲かせるウエストリンギアのノーマルタイプとバリエガータは,成長すると最大1.5mくらいにはなります。一方,スモーキーホワイトは,葉っぱだけでなく,花も白色です。また,矮性のため,成長後も高さは60cmくらいにしかならないようです。横にはある程度(1m程度)広がります。

 ちなみに,ウエストリンギアは,スモーキーホワイト含めて,川崎市宮前区にあるソルソファーム(SOLSO FARM)にかなりの数,品種が展示されています。スモーキーホワイトの開花株もここでしか見たことがありませんでした。

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ウエストリンギア スモーキーホワイトの成長

植えた場所

  ネットの園芸店で3.5号ポットを2つ買って,南向きの庭の一番南のフェンス際に植えました。

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2018年5月

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 植え付け後の様子です。高さは10cmくらい,横張は20cmくらいです。

 ちなみに,スモーキーホワイトの左側には,今では残念ながら枯れてしまった満開のエレモフィラ ニベアが見えます。また,手前側に見えているのはビオラです。

 もう一株も,すぐ近くのフェンス際に植えました。

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2019年5月

 この時期にウエストリンギアが植わっていた南側の庭のフェンス際にフェンスから垂れるような別の植物(ルリマツリです、後日記事にします)を植えたくなったため,ウエストリンギアを2株とも掘り起こして退避させました。

 といっても植え付けるスペースもなく,仕方なく鉢植えにしました。

2019年10月

 鉢植えの状態で半年くらい放置していたのですが,かなり元気がなくなって,葉もかなり落ちて変色してきてしまったので,急遽西側の庭の花壇に地植えしなおしました。自分の都合で鉢植えにして,粘土質の土を庭からかき集めて,水遣りも全くしなかったことで弱らせてしまい,かわいそうなことをしてしまったと反省してます(-_-;)

2019年12月

 西側の花壇に植えなおして,2カ月後。地植えにしたらだいぶ元気を取り戻してきました。成長が鈍化した鉢植えの時期も含めて,1年半が経ちましたが,だいぶ大きくなりました。高さは30cm,横張は60cmはあります。ただ,この一年半,全く花が咲きません。ウエストリンギアのノーマルタイプとバリエガータは,数カ月で花が咲き乱れていたのですが。やっぱり咲きにくいというのは本当なんですね。早く,華憐な白花を見せて欲しいです。

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2020年4月

f:id:enoshima07:20200407085526p:plain 春が到来し,ついに咲きました。育てて2年,ようやく白の可憐な花を見せてくれました。木全体を見るとまだスカスカで,鉢植え時代のダメージがありありですが,よく咲いてくれました!背後には,ベロニカオックスフォードブルーが見えます。

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 こちらのスモーキーホワイトは,西側花壇の一番南側に第二シンボルツリーとして植えたオリーブ(ロシオーラ)の下にグランドカバー的に植えています。

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 このシンボルツリー下の株は,鉢植え時のダメージがより大きかったのですが,先に咲いてくれました。上の写真でも,枝の下側の葉が変色して,だいぶ弱っているのが分かります。今は新芽が出てますが,少し前は,全部変色していて瀕死の状態でした。まだスカスカですが,良く復活してくれました。

 

 もう一つの株は(下の写真),とても元気で鬱蒼としています。高さ50cm, 横張70cmもあり,こちらの方が大きいのですが,未だに1輪も咲きません。ローズマリーもそうですが,株にある程度ダメージが入った方が花が咲きやすい?というのはあるのかもしれません。

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 ちなみに,上の写真ですが,スモーキーホワイトの左は,スーパーアリッサム,左上にオタフクナンテンとゴールデンモップ,右がラベンダーグロッソです。  

 もう一度スモーキーホワイトの白花を見てみます。白の花弁に,おしべが少し赤くてとてもキレイです。 

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 同じウエストリンギアでも,紫花のノーマルタイプ,バリエガータとは,花の雰囲気も,株の大きさも全然違いますので,比較してみると面白いです。

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2020年6~7月

 花が咲いたほうのスカスカだった方の株ですが,6月には新芽が出てかなりスカスカ感がなくなってきました。無事回復しているようでよかったです。

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ウエストリンギア スモーキーホワイト(2020年6月)

 7月下旬になり,さらに密になったように見えます。

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スモーキーホワイト(2020年7月下旬)

 春に花が咲かなかった方ですが,こちらは相変わらず茂っています。しかし,それにしてもこちらは元気な割に花が咲いてくれないようです。。

 今後も,成長を見守っていきたいと思います。

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ウエストリンギア スモーキーホワイト(2020年7月下旬)

2024年4月

 早いものでさらに4年の歳月経ちました。数年前からかなり花が咲くようになっていて,株全体で満開になることも珍しくなくなってきました。

 やはり株の大きさが1m以上に充実してくること,地植えした場所になじむことが満開の白花を楽しむうえで重要な条件のようです。

ウエストリンギア スモーキーホワイト(2024年4月上旬)

まとめ

  ウエストリンギアは丈夫で育てやすく,常緑で一年中葉色がキレイ。おまけに,花期かなり長い(12月~5月,真夏以外はいつも咲いている)と,良いことずくめの常緑低木です。最近多用されているのもうなずける,超おすすめの常緑低木です。

 今回ご紹介したスモーキーホワイトは,矮性でグランドカバーにも使え,ウエストリンギアの中では珍しく可憐な白花を咲かせる個性的な品種です。また,白い斑入りのシルバーリーフも魅力的です。今回はじめて花が咲きましたので,今後は花期の長さを調べつつ(ノーマルタイプと同じくらい長いか),満開になったら追記していきます。