ウェーバー(WEBER)は,アメリカでシェア60%以上の超メジャーで人気なバーベキューコンロ(グリル)です。日本でも知名度が上がってきているWEBERのバーベキューコンロですが,買った後にコンロ以外に何を買ったらいいか迷ってしまう場合も多いと思います。自分もそうでした。
そこで今回は,お庭でバーベキューをする上で本当に必要なアイテムを厳選して紹介したいと思います。新型コロナで外出できない/しにくい今だからこそ,自宅でアウトドア気分になるのはいかがでしょうか?
BBQコンロ
まずはともあれ,BBQコンロです。WEBER(ウェーバー)のコンロについては,以前の記事で詳しく(種類,機能,設置・保管場所等々)書いています。
ここでは,簡単に補足ですが,コンロのサイズは,37, 47, 57cmがあります。大きいサイズ,例えば57cm(6~10人用:自分の体感です)にすると容積が大きく炭の消費量が増えます。47cmコンロ(3~4人用)と同じ炭の量だと,火力が同じでコンロの表面からの熱の逃げが多いので冷えやすいためです。後で出てくる炭の量に関わってくるので,重要です。
↓もっと簡単に自宅で焼肉するときに便利な「カセットコンロ」についての記事です。良かったら合わせて読んで比較してみてください。
火起こしアイテム
①火起こし器
BBQ初心者にとって,火起こしは鬼門です。まず,火が怖い,熱が怖い,そんな恐怖心もあって時間がかかる,その結果食事も遅くなる,ということになりがちです。
BBQ初心者は迷うことなく,火起こし器を使いましょう。使い方は,記事の下の方で詳しく書いています。
ブランドですが,火起こし器については,その機能性を考えると特にWEBERのものでなくてもいいかなと思います。
ですが,WEBERオリジナルの火起こし器もとても評判がいいので一応載せておきます。おしゃれ度でいえば,やはりオリジナルに軍配が上がります。
②炭
BBQに慣れないと火起こし器を使っても上手く火を起こせない方もいます(自分がそうでした。。)。初心者には,火が付きやすく,煙がそれほどでなく,持続性もある,WEBERの専用炭がおすすめです。
③着火剤
これもWEBERの着火剤を買いましょう,対して高くないですしね。逆に,これ無しでどうやったら火がつくのか教えて欲しいです(-_-;)
④軍手
炭を素手で触ると真っ黒になります。しかも落ちにくいです。何度も洗えば落ちていくと思いますが,手が汚れた状態で不用意にキレイなもの,白いものを触ると最悪です。ですので,なるべく軍手で作業しましょう。
耐熱手袋という選択肢もありますが,WEBERコンロは扱いやすいので,特に危険なシーンはなく,軍手で十分と感じています。余計な出費は抑えましょう。
⑤トング(炭用)
BBQ後に使用済みの炭を移すときに必須です。また,いくら汚れないからと言って,軍手を装着した手で作業をすると,どんどん汚れていくら軍手があっても足りなくなってきます。トングを購入して,作業性が落ちない作業には,トングを使いましょう。
トングは30cm以上,できれば35cm以上の長めのものをおすすめします。
⑥チャッカマン
着火材の点火に必要です。100均のものでもいので揃えましょう。
調理関係
⑦網
ウェーバーにデフォルトの網は間隔が2cmと広めです。地裁肉を焼くと落ちてしまいます。そこで,100円ショップで使い捨ての網をかいましょう。WEBER自体が円形なので,網がおすすめです。2cm以上の食材のみを扱う場合は不要です。
⑧トング(調理用)
トングは上でも紹介しまいたが,炭を掴んだ道具で食品は扱いたくないですよね。トングは調理用にもう一つ買っておきましょう。さらに,肉,野菜用に別けてもいいと思います。
後始末関係
⑨ブラシ
BBQでつく油汚れはなかなか落ちにくく,汎用ブラシではパワー不足です。専用ブラシは長持ちすると評判ですし,我が家でも2シーズン使ってまったくヘタレてないです。専用ブラシを買いましょう。
⑩炭入れ
余った炭はこちらに入れましょう。炭の消費量は,BBQの所要時間や天候によっても変わりますが,結構余る場合があります。次回以降に使えますし,ゴミを減らす意味でも,炭入れ(火消し)を入手して,なるべく保管しておきましょう。BBQ後すぐに使うことで,短時間で消火および炭の無駄な燃焼を防ぎ,炭を効率的に再利用できます。
火起こし器と一体になっているものもあります。個人的には,炭の移し替えをする場合などを考えると,別になっている方が便利だと感じています。
また,使用後の炭をいれると,炭入れ本体がかなり熱くなります。取っ手つき,それも,熱が伝わりにくい材質,構造になっているものを選びましょう。
炭の移動は,トングを使いましょう(なので炭専用トングは必須です)。
火起こし方法
初心者が苦戦する火起こしについて,手順1~6のステップバイステップでご紹介します。
1.着火材を入れる
WEBERコンロを,炭用の網(コンロに付属)だけをつけた状態にします。火起こし器を,炭用の網の上に乗せます。火起こし器に,着火材を下の写真の分量くらいいれます。
2.炭を入れる
火起こし器に配置した着火剤の上に,炭を適量入れていきます。47cmコンロの場合は,火起こし器の上の面より少し下まで炭をいれるのが適量です。(コンロのサイズや調理内容によって適量は変わります。ご了承ください。)
3.火をつける
火起こし器の底の穴を介してチャッカマンで着火材に火をつけます。早く火を起こせるように,火起こし器の底から見える着火材の全てに火をつけます。
火をつけると写真のように白い煙がモクモクと出てきます。
4.しばらく待つ
しばらく待ちます。炭をコンロに移すタイミングが早すぎても,遅すぎても,後の火力に影響がでます。重要な工程です。
白い煙が出る状態からしばらく待つと(着火から15~20分後),下の写真のように大きな炎が上がってきます。この状態で炭を移すを危ないですし,まだ早すぎるので待ちましょう。
さらに待つと(着火から25~30分後),上の方の炭まで白く変色し,炎がかなり収まってきます。
5.コンロに炭を移す
軍手などを装着してから,火起こし器を傾けて,コンロの炭用の網に,真っ赤になった炭を移します。
調理用の網を設定します。
6.蓋をして温度が上がるのを待つ
蓋をして,調理に適した温度になるのを待ちます。この際,WEBER特有の蒸し焼きを楽しみたい場合は,温度計があると便利です。オリジナルケトルとプレミアムは,もともと蓋に温度計が取り付けられていますので,便利です。
焼き肉の場合は,肉を置いてちょうどいい火力で調理をはじめればいいと思います。
その他あると便利なインフラ
立水栓
BBQ後の後片付けに必要です。BBQコンロや道具は,特に使用後の汚れた状態では家の中に入れたくないですよね。掃除する場所として立水栓は必須かなとおもいます。また,万が一何かに引火した場合など,安全面を考えても欲しいところです。
耐火性・耐熱性のある床素材
汚れても良く,耐(防)火性あるいは耐熱性のある場所で作業を行いたいところです。強風の日ですと,ときどき小さい炭がコンロの底から灰受に入らず,地面に落ちる時があります。芝生などの植物や,樹脂製のウッドデッキですと,それぞれ焼け焦げたり,熱で溶けたりしてしまいます。ですので,石やコンクリートなど,ある程度の耐熱性ある床面で作業をしましょう。
そのような場所がない場合は,専用の防火マットのような面白い商品もあるので,使って見てもいいと思います。
まとめ
今回は,ウェーバーバーベキューコンロで,本当に必要な道具を厳選して紹介しました。また,初心者にとって少し敷居の高い,火起こし方法について詳しく説明しました。
- 火起こし器
- 炭
- 点火材
- 軍手
- トング(炭用)
- チャッカマン
- 網
- トング(調理用)
- ブラシ
- 炭入れ
実際数えてみると,意外とバーベキューに必要なモノって多いと感じたのではないでしょうか。今回は,お庭でBBQを楽しくやるために必要最低限のアイテムのみをリストアップしましたが,他にも,調理内容によっては必要になるものもありますので,それはおいおいご紹介していきたいと思います。
今回は,記事作成がてら,家族とWEBERのおいしい炭火焼き肉を楽しみました。ごちそうさまでした!