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【洋にも和にも合う】ナワシログミ ギルドエッジの成長記録と開花~斑入り葉が美しく耐陰性もありとても丈夫で育てやすい庭木

 グミの園芸品種である斑入り葉のナワシログミ「ギルドエッジ」。黄・緑の斑が美しく,ともかく丈夫で,かなりの暑さ,寒さ,そして日陰に耐えます。おまけに病害虫につきにくいです。そのため,個人用の庭木として園芸店で売られているだけなく,おしゃれな公園や庭園の生け垣としても良く見かけます。また,花の少ない冬の入り頃の10~11月に,香りの良い白い小さな花も咲かせます。

 我が家でも実際育ててみて,とても育てやすい初心者向きの庭木と感じています。ともかく一度も葉色が悪くなったり,調子が悪くなったことが無いです。今回の記事は,グミの斑入り品種である「ギルドエッジ」の成長と,番外編でナワシログミの最新品種「マリリン」について少し成長の様子をご紹介します。

 基本情報

種類 常緑低木
学名 Elaeaguns Gilt Edge
花色 白 (あまり目立たない)
開花時期 10~11月
最大樹高/横張り 2m/1.5m
耐暑性/耐寒性 強/強

 

グミの種類

 最初に書きましたが,原種のナワシログミ(下の写真)に斑は入っていません。斑入りの品種では,ギルドエッジ,マリリンの2種類があります(2020年現在)。葉の模様は マリリンとギルドエッジで良く似ていますが、ギルドエッジが外斑なのに比べて,マリリンは中斑で,黄・緑の内・外の模様が逆です。 

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近所の公園にあったナワシログミ(2019/12)

グミの水やり

 庭植えでは,地植え直後に水をやって以降は,降雨のみで大丈夫です。

グミの病気・害虫

 殆ど出ませんが,稀にハキリムシ系が出ることもあるようです。

グミの肥料

 成長が早めなので,基本的には肥料はなくてもいいと思います。以下の成長記録では,成長を早めたかったこともあり,少量のマグァンプKを施肥しました。

グミギルドエッジの成長記録

*半年に一回のマグァンプ適量と降雨のみで育成

植えた場所

 家では,西側花壇に植えました。下のリンクで「ガーデンアーチ」と書いた場所の下(北寄り)あたりです。日当たりは,12~16時くらいの場所です。西日は西側の隣家の陰になるので,あまり当たりません。

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2018年5月

 植え付け直後です。樹高は60cm弱といったところ。フェンスの高さは110cmですが,まだその真ん中くらいです。

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地植えしたばかりのグミギルドエッジ(2018/5)下に見えるのはゴールデンモップ

2019年12月

 だいぶ写真をさぼって2夏越えてしまいましたが,1年半経ってフェンス(110cm)をはるかに超えて1.2mと倍くらいに成長しました。左側の徒長した枝は1.6mくらいです。横張りも1mくらいあります。植えている西側花壇の土は粘土質ですが,土質に依らずどんどん成長しているので,かなり強健といえるのではないでしょうか。

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西側花壇のグミギルドエッジ(2019/12)

  もう一つ特徴としてあるのは,常緑といっても庭木によっては冬に葉を落としますが,『グミ ギルドエッジ』は冬入りしても葉を殆ど落としません。見た目が全く寂しくならず,1年中斑入り葉を楽しめる鑑賞価値の高さもこの庭木の魅力です。 

2020年4月

 春になって,かなり新しい葉が出てきました。

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西側花壇のグミギルドエッジ(2020/4)

 写真にある通り,新葉は銀色(シルバー)にキラキラと輝いていて斑が入っていません。半月ほど経つと,成葉である濃い緑と黄色の模様に変化していきます。新葉と成葉で色合いが全く異なるところも,ギルドエッジの面白いところです。

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グミギルドエッジの新葉(2020/4)

2020年10月下旬

 また1夏が過ぎてさらに大きくなり,樹高は高い枝では2m近くになっています。ただ,徒長枝っぽいので剪定すれば容易に高さをコントロールできます。刈込みに強いので,強めの剪定も可能です。

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グミギルドエッジ(2020年10月中旬)

 よく見ると小さな花が咲いていました。かなりアップしないと分からないくらい1cm以下の小さな目立たない花です。1年前も開花したのですが,目立たな過ぎて写真を取り忘れたのですが,今年は取れて良かったです(笑)。

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グミギルドエッジの開花(2020年10月中旬)

 今後も,丈夫で斑入り葉が美しい『ナワシログミ ギルドエッジ』の成長を記録していきたいと思います。

番外編:ナワシログミ・『マリリン』の成長記録

 最初のほうに書きましたが,ギルドエッジは外斑ですが,マリリンは中斑で,黄・緑の内・外の模様が逆です。ギルドエッジの斑入り葉と丈夫なところが気にいっていたところに,園芸店でこのナワシログミ・マリリンを見つけて,衝動的に買ってしまいました(2019年3月)。ガーデニングあるあるで,買ってから植える場所を考える,という状態になってしまいました(笑)

 メインの庭や花壇には植える場所がなく,仕方なく北向きの整備中の裏庭の一角に植えてみました。 

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北側の庭に植えたナワシログミ マリリン(2019/11)

 ほとんど直射日光が当たらない場所ですが,1年以上元気に全く問題なく育っています。かなりの耐陰性があるようです。今後もこの場所の『ナワシログミ マリリン』の成長を記録していきたいと思います。

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北側の庭に植えたグミギルドエッジ(2020/4)

まとめ

 今回は,グミの斑入り種であるギルドエッジとマリリンについてご紹介しました。

 実際育ててみて,多少地味ではありますが,斑入り葉が綺麗,冬に殆ど葉を落とさず常緑,成長が早く暑さ・寒さ・日陰,さらに病害虫にも強い,といい点を挙げるとき切りがありません。公園や庭園などで最近多用されているにも頷けます。木の雰囲気や葉の模様が好みに合えば,かなりおすすめできる庭木と言えます。

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