今回は,これまで開拓できていなかった神奈川北部で評判の大型園芸店「相模原市 緑化センター」を訪問してみました。実際訪問した感想ですが,敷地が想像以上に広く,定番から珍しいものまで,草花や低木類が多数陳列されていました。特に,広大な畑で育成中の庭木に値札をつけて販売していて,そのスケールは圧巻でした。ただお店の広さと陳列スタイル故に,探索がとても楽しいのですが,植物についてよく知らないと探すのが大変そう,という意味で中・上級者向けの園芸店とも思いました。今回は,この辺のポイントを中心に『相模原市 緑化センター』を紹介していきたいと思います。
↓神奈川のおすすめの大型園芸店は,こちらの記事にまとめています。
アクセス
特に最寄り駅がありませんので,車でのアクセスがおすすめです。圏央道の相模原愛川ICから5分くらいの場所にあります。
住所:〒252-0244 神奈川県相模原市中央区田名10507
TEL:042-778-3288
駐車場:無料
駐車場
店舗エリアの正面に,無料で50台ほどは止められるスペースがあります。
野菜・果物苗コーナー
では早速,訪問レビューをはじめていきます。
まず,駐車場から入口に入ると,最初にあるのが「野菜・果物苗コーナー」です。
今回,メインはガーデニングなので,ここはササっと見てから次に行きます(笑)
ご覧のように,このコーナーだけでもそれなりに広いです。(最初このエリアが全てだと思ってしまい,奥にいっても野菜しかないので「なんで?」と思ってしまったくらい。)
新鮮草な苗がたくさん並んでいます。
種類も品数も多くて,かなり賑わっていました。家庭菜園好きでも満足できる充実度だと思います。
という訳で,さっそくメインの園芸コーナーに向かいます。
苗売り場
家庭菜園エリアを抜けて駐車場を右手に見ながら,園芸コーナーに続く道を移動します。
すると左手に見える広大過ぎる庭木コーナー(後で詳しく紹介)が気になりならも,正面に園芸コーナー(苗物)が見えてきます。
大きな園芸店だと,コーナー(1年草,季節の花,低木,宿根草,山野草,ハーブなどなど)に分かれて陳列されますが,ここはそういったものがなく,本当に多種多用な植物が雑多に置かれている印象です。
こちらは我が家でも育てている『フォスタ』ですね。
広いスペースに色んな種類の草花が奥行きを持って高密度に陳列されていて,全部見ていくだけでも大変です。。
ここは『ブルーデージー』や『ゼラニウム』がたくさん置いてありました。
一部,低木類もたくさん販売されていました。『アベリア』などの定番の低木は一通り種類が揃っているようでした。
こちらは左手の「クレマチス」が目立っていました。
以上,いろんな種類の草花,低木がたくさん置かれている苗物コーナーでした。
個人的には宝探し的な面が楽しかったのですが(実際最後に書きますが,ずっと欲しかった苗も見つかりました),もしかしたら,あまり詳しくない人がいくと,何がどこになるのか分からなかったり,欲しいものにたどり着くのに時間がかかったりするのではないかと思いました。
庭木コーナー
苗物,鉢物の販売スペースの横には,広大なスペースの庭木コーナーがあります。
一番面白く,驚いたのは,この庭木コーナーかもしれません。
広大な畑に庭木がたくさん!
苗物コーナーから一歩脇道を逸れると,庭木の畑といった風情の養生兼販売スペースがあります。庭木が整然と何本も立ち並ぶ姿は壮観です。
こちらはマサキやツゲなどの2~3m級の低木が並ぶエリアです。
こちらはツツジなどの小低木の花木が植わっているエリアです。
これらの養生中の庭木は販売もされているので,畑の中からお気に入りを選んで購入することができます。
例えば我が家でもシンボルツリーとして植わっている,こちらの『シマトネリコ』。
基本すべての樹木に値札が付いています。
こちらはオリーブのエリアです。全体的に,一般的な大型園芸店よりは安価だと思います。
こちらの赤花の『チクシベニ(筑紫紅)』が目立っていました。
すかさず値段をチェックすると「7,000円」。。そこそこするけど,このサイズ(2m級)なら適正価格かなと納得。
シーズンオフの庭木も購入可能!
ここならではのメリットと思ったのが,シーズンオフの庭木も手に入るということです。
園芸店では一般的に,開花後の一番良い状態で仕入れて販売します。
しかし園芸が好きな中級者以上?は,気になる植物はシーズンオフでも手に入れて,自分で育てたくなります。しかし,ニッチな要望のためか,ネット販売含めてなかなか手に入らないのが現状なのです。
しかしここでは,一年中いつでも欲しいとき苗を購入できます(仕入れ品もあるので全部ではないです)。
例えば,こちらの「ムクゲ」。夏の花で,園芸店では6月以降にならないと手に入らないですが,ここでは大量に苗が陳列されていました。
気に入った植物があるけどシーズン外れで園芸店で見つからず,ネットで高い値段で購入という人もいると思いますが,そんな場合にここはとても嬉しい場所です。
鉢物もたくさんある
もちろん鉢に植わっている庭木もあります。
この辺は季節の花木が入れ替わりで入ってきているようでした。
温室(多肉・観葉植物)
ここからはおまけ的ですが,メインのスポット以外のところを見ていきます。
敷地の一番奥の方には温室(ビニールハウス)があり,ここでは室内で育てる用の観葉植物などが置いてありました。
こちらは多肉売り場です。多肉については品ぞろえは普通です。
この辺りは花鉢や洋ランなども販売されていました。
ガーデン雑貨類
レジの近くら辺にはプレハブがあり,ガーデン雑貨やプラ鉢なども販売されていました。
この一角には,置物とかトレリスなどがありました。
スタンダードなデザインのプラ鉢,ちょっとおしゃれな焼き物や樹脂製の鉢などもあります。品数は普通でしょうか。
こちらには用土や肥料,殺虫剤,園芸用品などおいてあり,必要なものはひと通り揃っているようでした。
鉢売り場
少し離れたところに鉢類(化粧・焼き物・駄鉢)の販売スペースもありました。
ご覧のように,全体的に和だったり,スタンダードなデザインのものが多い印象でした。
用土売り場
最後になりまりますが,屋外テントでは,用土も売られていました。
後半は駆け足になりましたが,最初に紹介した苗,庭木の品数が豊富なのはもちろんとして,それ以外もそれなりに揃っている印象でした。
今回購入したもの
最後に今回の訪問で購入したものを紹介します。
堀だしものもありました。ずっと欲しかったシルバーリーフ『セントーレア・ギムノカルパ』を初めて見つけて,速攻で購入しました(笑)
(こちらの「シルバーリーフのまとめ記事」にも書きましたが,「シロタエギク」とか,黄色い花を咲かせるものが多いのですが,こちらは大好きな紫花なので,ずっと欲しかったのです。。)
家に帰って,早速裏庭に植え付けたのがこちらの写真です。シルバーリーフがとてもキレイです。正直これだけでも訪問する価値がありました。
まとめ
今回は,『相模原市 緑化センター』に訪問してみました。実際訪れてみて,想像以上に広い敷地に,豊富な種類の草花,庭木が陳列されてきて,宝探し的な感覚がとても楽しかったです。また,シーズンオフの苗木も購入することができるのも便利だと思いました。広い敷地をくまなく歩けば半日以上は軽く過ごせそうな,とても魅力的な園芸店でした。