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『キバナコスモス』の成長記録~家族で育てた種まきから開花までの45日間~

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 今回は種から育てた『キバナコスモス(黄花コスモス)』について記事にしてみました。

 『キバナコスモス』はコスモスの一種ですが,一般的なピンク色のコスモスと違って,その名の通り黄花を咲かせ,また背丈があまり大きくならずコンパクトで(40cmから大きくなっても1mほど)扱いやすいのが特徴です。初夏に種植えして,夏から秋まで長期間花を楽しめます。

 これまで我が家では,趣味で苗を買ってきて,時間をかけて育てて(自分が)楽しむのが中心でしたが,以前記事にしたトマトの家庭菜園のように,育成から成長まで家族で一緒に楽しめる植物を探していました。子供と一緒に園芸店に行って探したところ,この『キバナコスモス』を見つけました。

 実際育ててみて,種撒きから開花まで一カ月半(45日)ととても成長が早く,飽きっぽい子供でも日々の変化が感じられて楽しんでくれてます。また,実際咲いた花もとてもキレイで育て甲斐があります。今回は,そんな『キバナコスモス』の45日間の成長を見てみたいと思います。

 

基本情報

種類 草花(一年草)
学名 Cosmos sulphureus
花色 黄一
開花時期 7~10月
草丈 40~100cm
耐暑性/耐寒性 強/弱

種の有効期限

 種には有効期限があり,大体1年くらいのものが多いです。有効期限を過ぎたからといって,全く発芽しなくなったりはないですが,発芽率が低下するようです。

植える場所

 日当たりを好みます。日陰だと間延びしたり,最悪花が咲かないこともあるようです。

肥料

 肥料は少なめが良いようです。むしろ肥料を与え過ぎると,葉ばかりが増えてしまい鑑賞価値が下がってしまうようです。肥料は少なめにすると,間延びせず草丈が抑えられて,花数も増えるようです。

 肥沃な土よりむしろ痩せた土の方が良いようです。肥沃な土だと大きくなりますが花より葉っぱが目立ってしまうようです。

水やり

 基本降雨のみで良いようですが,種まきから発芽までは土が乾かないように水遣りが必要です。

 

 

キバナコスモスの成長記録

6月8日(種まき)

 まずパッケージ開封して中から種を取り出します。パッケージの裏面には,基本情報,種の有効期限,育て方の説明等があるので便利です。

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 種は長さ1cmくらいの細長い形をしています。これが1カ月半で,葉を茂らせて黄色い花を咲かせるなんて信じられません。。

 

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キバナコスモスの種

 植えつける場所は,とても日当たりの良い,南向きの庭の花壇の一角にしました。エリアの広さは幅:60cm×奥行:50cmくらいです。

 画像の写り込んでいる植物ですが,左手に『フレンチタイム』,左上に『ローズマリー・モーツァルトブルー』,上に『ルリマツリ』,右手の紫花が『アンゲロニア』です。

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キバナコスモスの種まきの様子(6月8日)

もともとこの場所は子供が土遊びをする場所だったのですが,「一緒育てよう」と約束して快諾?してもらいました。

 

 種の植え付けといっても,種を土の上にバラまいたあと,土を全体的に1cm程パラパラかけるだけです。撒いた種の数は前後で50粒くらいだったでしょうか。かける土の高さもばらばらで均一に1cmの厚みとはならないですが,大体でOKそうです。ちなみに,上から振りかける土ですが,念のため園芸用の用土を使いました。肥料はあまりやらない方が草丈が低く,花数も増えるとのことなので,施肥しませんでした。

 この後,発芽まで土を乾かさないようにすることが重要なようです。毎日,少なくと1回はせっせと水遣りをします。

 種撒き後,間もなくして梅雨入りしたのは好都合でした。

6月14日(発芽)

 約一週間後,種がようやく発芽し,かわいらしい形の芽が出てきました!

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キバナコスモスの発芽(6月14日)

 種は50粒くらい撒きましたが,この時点での発芽率は50%くらいでしょうか。

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キバナコスモスの発芽(6月18日)

6月21日

 発芽から1週間ほど経過しました。発芽以降に生えてくる葉っぱには,成長したコスモスを同じように切れ込みが入っています。

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キバナコスモス(6月21日)

  発芽が遅れていた種も次々と芽を出して,パッケージに書いてあった通り,発芽率は70%強といったところでしょうか。発芽率が高く密に芽が生え過ぎて,大きくなった時に蒸れないか少し心配ではあります。

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キバナコスモス(6月21日)

6月27日

 葉っぱが全て切れ込みのある葉に入れ替わって,1つ1つの株が成長して大きくなっています。

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キバナコスモス(6月27日)

7月4日

 さらに一週間が経ちました。この辺の時期は苗の成長期です。どんどん株が成長しているのが分かります。花が咲くのが楽しみです。

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キバナコスモス(7月4日)

7月19日(蕾)

 株の成長が進み,だいぶ大きくなってきました。

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キバナコスモス(7月19日)

 そしてついに,蕾(つぼみ)ができました!

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キバナコスモス(7月19日)

7月24日

 蕾の色が花色の黄色を帯びてきました!

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キバナコスモス(7月24日)

7月26日(開花)

 ついに一番花が開花しました!

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キバナコスモス(7月26日)

 アップで見るとなぜか黒い斑点があります。通常はありませんので,病気か個体差のようなものだと思います。。

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黄花コスモスの開花(7月26日)

7月31日

 さらに5日が経過し,花数も増えてきました。

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キバナコスモス(7月31日)

 こちらがアップです。鮮やかなはっきりとした黄色の花が2輪咲きました!ちなみに,一緒に写り込んでいる葉っぱは全て背後に植わっている『ルリマツリ』のものです。。『ルリマツリ』の青に『キバナコスモス』の鮮やかな黄色が映えます。

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7月31日

 形の良い鮮やかな黄色い花が素敵です。

8月6日

 さらに一週間ほどが経ちました。種の入っていたパッケージの通り,黄色だけでなくオレンジや赤っぽい色の花も咲き始めました!

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黄色だけでなくオレンジ色の花も開花!(8月6日)

 満開はまだ先だと思いますが,種撒きからある程度花が咲いてくれたので,この時点で記事をアップしてみました。

 今後いつまで咲いてくれるのかなど,まだ気になるところは沢山ありますので,また記事に追記してアップデートしていきたいと思います。

まとめ

  今回は,黄花が美しく,コンパクトで早咲きのコスモス『キバナコスモス』の種まきから開花までの成長について見てみました。

 種から育てると,普段のガーデニングではない「種まき」や,種からの「発芽」などの成長過程が新鮮です。また『キバナコスモス』は成長が早いので,毎日の成長を家族で会話したり,家族といっしょに育てるのも楽しいです。いわゆる大人の趣味のガーデニングとは違った,家庭菜園に近いような楽しみがあります。値段も200円ととても安いので,是非トライしてみてはいかがでしょうか。