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【グランドカバーの定番】リシマキア3品種の育成と(我が家の)最強のリシマキアを決定!~2年間生き延びた品種は?

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 今回は,グランドカバーの定番,リシマキアについてです。園芸店に行くと,「草花系のグランドカバー」は数え切れないくらいありますが,実際育ててみると,最初は綺麗なのですが,真夏や真冬に枯れたり,枯れたように見た目が悪くなるものが結構多かったりします。リシマキアも例外でなく,冬に結構枯れこんだ感じになって,見た目が良くなくなってしまいます(人によって感じ方はいろいろだとは思うのですが。。)。ずっと植える植物ですから,春夏の姿だけでなく冬の姿も重視したいものですよね!

 そんなリシマキアですが,我が家では2年前からリシマキア3品種を育てています。その中で,我が家で1品種だけ2年間生存し,夏・冬ともにきれいな葉姿をキープできている品種があります

 今回はそんなリシマキアについて,我が家で育てている3種類のリシマキアの育成状況と,過酷な?我が家の育成環境で生き延びた最強のリシマキアについて記事にしてみました。グランドカバーやその中でもリシマキアの品種を選びかねている人の一つの参考にしてもらえば幸いです。

 ちなみに,冬にも夏にも耐える当ブログおすすめのグランドカバーは,こちらの記事にて紹介していますので良かったらご参考ください。我が家で最強だったリシマキアの1品種もエントリーしています(笑)。

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基本情報

種類/科名 草花/サクラソウ科リシマキア属
学名 Lysimachia
花色 黄色
開花時期 5~6月
草丈/横張り 10cm/無限(笑)
耐暑性/耐寒性 普通/普通

日当たり 

日当たりを好みますが,夏場の西日など直射日光による乾燥に弱いので,少し湿った環境で育てるのおススメです。

水やり

地植えの場合,水やりは不要です。ただ乾燥には強くないので,夏場に土が乾いていて日照りが続くような場合は適宜水やりします。

増やし方

株分けや挿し芽等で増やすことができます。

地植えした3種類の「リシマキア」

 我が家で育てたのは,『リシマキア・リッシー』,『リシマキア ヌンムラリア・オーレア』,『リシマキア・ミッドナイトサン』の3品種です。この順で,植えつけ時の様子をそれぞれ見ていきます。

①リシマキア・リッシー

  黄色の葉の緑の斑が入る明るい葉色のリシマキアです。グランドカバーなので草丈が低いので花壇の前方に植えるのが一般的ですが,明るい葉色なので花壇の後方に植えても映えると思います。

 我が家では,2018年春に3号ポットを3つほど買ってきて,西側花壇の一番北側の位置にオリーブの下草として植え付けました(写真左側)。この場所は,昼前から夕方前くらいまで直射日光が当たる場所です。

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リシマキア・リッシーの植え付け(2018年3月下旬)

 ちなみに,写真の右側にある紫色の花の植物は『ラミウム』です。ラミウムもよく見かけるグランドカバーで,この年の冬は綺麗なまま越したので,一時期我が家の『最強のグランドカバー』かと思っていたのですが,翌年成長して広がったところで蒸れてしまい,敢え無く全滅してしまいました。。我が家の環境と合わなかったのかなと思っています。。

 ラミウムに話が逸れましたが,リシマキアの話に戻します。(結局のこの場所に植えた『リシマキア・リッシー』は乾燥が原因のためか枯れてしまいましたが,湿った環境の裏庭に植え付けた『リシマキア・リッシー』はうまく育成できました。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓)

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②リシマキア ヌンムラリア・オーレア

 リッシー同様,明るい黄色の葉が特徴ですが,葉の形と質感がだいぶ異なります。オーレアは,丸い葉で表面に光沢があり,より明るい黄色です。初夏に黄色い花が咲きますが,葉色と被っているのでそれほど目立たないです。

 我が家では2018年春に3号ポットを2つ買ってきて植え付けました。花壇の中での植え付け場所は,次のミッドナイトサンの近くです。

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リシマキア・オーレア(2018年3月下旬)

③リシマキア・ミッドナイトサン

 シックな銅葉のリシマキアです。初夏に黄色い花が咲き,暗い色の葉とのコントラストが生えるリシマキアです。暗い色なので,花壇の前方に植えるのがお勧めです(後方だと目立たなくなってしまうと思います)。

 2018年春に3号ポットを買ってきて2株植え付けました。前方に黄色い葉っぱのアベリア(ホープレイズ)を4株ほど植え付けていますが,その隙間をカバーするイメージで地植えしてみました。左の2つが,『リシマキア・オーレア』,右が『リシマキア・ミッドナイトサン』です。オーレアは冬に紅葉するのですが,ちょっと冴えない色ですねぇ。。

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リシマキア・ミッドナイトサン(2018年3月)

 

2年後に生き残ったリシマキア

 まず植え付けから2年後の2020年3月時点で生き残ったリシマキアは,『リシマキア・オーレア』と『リシマキア・ミッドナイトサン』の2つです。『リシマキアリッシー』は,2018年冬にかなり枯れ込んだようになって(実際に枯れてはないですが),鑑賞に堪えなくなってきたので,かわいそうですが撤去しました。

 

 まず生き残った1つ目の『リシマキア・オーレア』です。こちら,植えたからちょうど2年が経ちましたが,株が手を繋ぐくらい横に広がったのですが,なにぶん冬に枯れたようになってしまうので(実際枯れてはいないのですが),まわりの青々としたアベリアなど常緑低木との見劣りが大きく,枯れた部分を撤去・処分せざると得ませんでした。夏場の直射日光のダメージもあったのだと思います。

 こちらは2020年4月上旬の様子です。オーレアは,冬場に一旦このような茶色っぽい葉色になってしまいます。また,2年目でだいぶ株が弱っているからでしょうか,1年前はそれなりに成長して広がったのですが,今年はあまり新芽もでてません。が,枯れはしないので,植物としての生命力は強そうです。

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リシマキア・オーレア(2020年4月)

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リシマキア・オーレア(2020年4月)

 続いてリシマキア・ミッドナイトサンです。3月の写真ですが,我が家では真冬の間も比較的きれいな状態をキープしてくれました。

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リシマキア・ミッドナイトサン(2020年4月)

  さらに5月下旬の写真です。新芽がでてくるとともにカバーエリアが広がってきました。隣に,最も白いと(個人的に)認定しているイチオシのシルバーリーフ,『ヘリクリサム・コルマ』を植えていますが,ミドナイトサンの暗い色と,コルマの白が対比が美しいです!ちなみに赤花は,『チェリーセージ』です。

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リシマキア・オーレア(2020年5月)

 リシマキアはどの品種も花色は黄色なのですが,『ミッドナイトサン』の暗い葉色だと花も映えます!

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リシマキア・ミッドナイトサン(2020年5月)

 という訳で,我が家の最強のリシマキアは『リシマキア・ミッドナイトサン』となりました!理由をまとめると以下です。 

  1. 2018年春から2020年春までの2年間,枯れずに生き延びた!
  2. 冬の間もキレイな葉色をキープできる!(ずっと植えるものですから,春夏の姿だけでなく冬の姿も重視したいですね!)
  3. ダークな葉色と明るい黄色花のコントラストがベストマッチ!(ここは好みですが)

 あくまで「我が家の環境で」ということですので,リッシーやオーレアのファンの方が気を悪くされたらすみません。。

 

おまけ①:忘れていたリシマキア

 記事を書いていて,およそ1年前に裏庭の雑草に対抗しようと,『リシマキア・オーレア』を裏庭の一角に植えたのを思い出しました。しかし,やはり雑草の勢いに押され,さらに冬になり地上部がほぼ消滅していました。しかし,本日「もしかしたら」と見に行ってみたら,なんと復活していました。

 奥側の赤丸で囲ったのが,オーレアです。手前は『アジュガ ゴールドライム』です。アジュガについてはこちらの記事に詳しく書いています。葉色がライムグリーンとほぼ同じで面白い対比だったので載せてみました。

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裏庭に植えていたリシマキア・オーレア(2020年5月下旬)

 オーレアはリシマキアの中でもじめじめした多湿の環境を好むようなので(水の中でも育つそうです),北向きの裏庭の環境が合ったのかもしれません。あと,植え付けてまだ1年というのもあるかもしれません。冬に枯れたようになってしまうのが残念ですが,裏庭は毎日通る場所でもないので,こういうところに植えるのは向くのかもしれないと思いました。

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裏庭に植えていたリシマキア・オーレア(2020年5月下旬)

おまけ②:気になるリシマキア

 個人的に気になっているリシマキアは「リシマキア・シューティングスター」。我が家で最強だったミッドナイトサンをベースとした銅葉でありながら,ピンク葉が混じる品種です。ちょっと「ハツユキカズラ」にも似た雰囲気もあります。最近,庭づくりに力を入れて新たな植え付けスペースができた裏庭かどこかにもでも植えて育てて見たいと思っています。

まとめ

 今回は,グランドカバーの定番である,『リシマキア』について記事にしました。我が家で育てている3品種の紹介と,2年を生き抜いて,かつ元気な状態をキープできた,我が家の環境での最強のリシマキア(ミッドナイトサン)を選んでみました。これまで数え切れないくらい,草花系のグランドカバーを試してきましたが,試した3品種中2品種が生き延びたリスマキアはかなり優秀な方です。環境に合う合わないもあると思いますので,是非試して見られてはいかがでしょうか。

実際育てたオススメ度

★★★★