我が家では,2016年末に家を建て替えたことをきっかけに,2017年くらいからガーデニングを始めています。これまで『南側の庭』の外構工事,『西側の花壇』の工事と植栽を中心に庭づくりを進めてきました。今回は,荒地から自力で庭づくりを進めている『北向きの裏庭』についてです。
この裏庭は,初夏には一日1m近く成長する竹が無数に生えてくる,夏場には立ち入った瞬間に蚊数十匹に襲われ刺されまくる,アオダイショウ(蛇)まで出る,という恐ろしい場所でした。これまで,『竹や雑木』の伐採をしたり、
『枝切りばさみで切りなかった太い雑木』はノコギリを新調して伐採したり、
素人には作業できない『樹高5m以上,幹の太さの外周1m以上の大木』はネットで業者に依頼して伐採・処分したりしてきました。
だいぶ雑木や竹を片づけ,人が入れる環境になってきたということで,少し庭づくりらしきことを始めてみました。今回は,現時点の状態と数年前を比べたBefore&Afterと,雑木の整理と一部平行して進めてきた植栽の進み具合について記事にしてみました。同じく荒地と格闘してDIYで庭づくりを検討されている方の参考になれば幸いです。
北向き裏庭の庭づくりBefore&After
まず,これまでの庭づくりの成果として,現時点(2020年春)で3年前とどれくらい変わっているか見てみます。
下の図が我が家のざっくりとした庭の配置(縮尺は適当)です。我が家は,南と西側の庭がメインの庭となっていまして,自宅の北側が裏庭で斜面になっています。自宅の裏側(北側)の通路から階段で斜面を降りれるようになっています。
北側裏庭①-裏庭入り口付近-
Before(2016年9月)
こちらが2016年9月時点の「裏庭の入り口付近」の写真で,手前が「南」で奥が「北」です。家を建てる直前の地鎮祭のときの写真で,完全な更地です,,裏庭以外は。。木が茂り過ぎて,奥の北側が何も見えません。。この『森』?は斜面になっていて,それなりの広さ(50m2くらい)があります。
因みに,この地鎮祭の日に裏庭で蛇(アオダイショウ)が見つかってちょっとした騒ぎになりました。
黄色の点線で囲ったところにツツジが植わっていて,これを目印にして次のAfterを見てもらえればと思います。
After(2020年4月)
「裏庭の入り口付近」のツツジ周りの3年後の様子です。ツツジを左から見た構図です。結構変わったと思いますが,いかがでしょか?花と光の加減でごまかしている感じもありますが。。
左側から見ていきますと,手前側には,以前の記事で紹介した斑入りの常緑低木「ナワシログミ・マリリン」とその右に「ヒューケラ・キャラメル」を植えています。
また,ツツジの奥には「アンティーク調の物置」(最近ではストッカーと言うのかな?)を置いてみました。デザインも悪くないと思いますし,3年間使ってまだ全然大丈夫なのでモノは悪くないのだと思います。とにかく,園芸道具を収納するだけではなく,家の中に置きたくない,汚れ物(土類),危険物(除草剤・殺虫剤)を保管するのにとても重宝してます!
物置業界では『カンナ物置き』というのが最近大ブレイクしているみたいですね。良くオシャレなエクステリアの展示場なので置いてあります。さすがにお値段がアレなので手は出なかったですが,耐候性のある樹脂製で物持ちがいいようです。
北側裏庭②-斜面-
ここからが,これまでの『北向きの裏庭』関係の記事で伐採の主戦場だった『裏庭の斜面』についてです。
Before(2018年11月)
『裏庭の斜面』は,雑木が多すぎて地面にある雑草すら見えないという状態でした。これまでの記事に書きましたが,細めの雑木は枝切ばさみかノコギリで伐採・処分,大木は2020年5月のネット業者に依頼して伐採・処分しました。
次のステップとして,すっきりとした伐採後の斜面への植物を植え付けを始めました。しかし,何十年もの歳月をかけて雑木の根が回った結果,地面が固すぎて先の尖った大きめのスコップでも全く土が掘れません。文字通り,全く歯が立ちません。
そこで大活躍したのが,『バチツル』(『バチヅル」とも言うらしい)と呼ばれる,鍬(クワ)とつるはしが一体となった道具です。これを使うことで,幹の太さ10cm程度の低木であれば,伐根すらDIYで可能です。当初は必要アイテムとおもっていませんでしたが,作業効率が上がりますし,伐根などそもそも作業できなかったことができるようになったりで,今では庭づくりの必須アイテムです。
このバチツルを使って伐採木の伐根をしたり地面を耕した後に,植物を少しずつ植え始めたというのが次です。
After(2020年4月)
まだだいぶ汚いですが(笑)。。雑木の伐採,伐根をした結果,だいぶすっきりしました,と思います。
昨年(2019年春)から先行して植え付けた,クリーピングタイムも成長し,直径40cmくらいには横に広がっています。花も4月には満開になりました。
2020年春はさらに徹底的に雑草を抜き,追加でクリーピングタイムとタイムロンギカウリスを計15株!!植え付けました。それなりの広さの斜面なので,来年春には斜面全体がピンクの絨毯になってくれることを期待したいと思います!
その他の植栽
その他,今年(2020年)の春に斜面に植え付けた,あるいは植え付け中の植物について紹介したいと思います。
セイヨウニンジンボク(2020年4月~)
斜面の下の方にはセイヨウニンジンボクを植えてみました。真夏に青紫の花を咲かせる落葉性の中低木です。
これまで,落ち葉の管理が面倒なので落葉性の植物は植えてなかったですが,裏庭ならいくら落ち葉がでても安心です。
夏場に青紫の花を咲かせてくれるのを楽しみに待ちたいと思います。斜面の上の方には,この後出てくる『アジュガ』が見えます。
ローズマリー(2019年4月~)
裏庭は,ジメジメしているからかドクダミなどがはびこって臭いので,匂い消しになるようなハーブを植えようと思いました。そういう意味では,葉がコショウのような匂いのするセイヨウニンジンボクも同じ役割でしょうか。
ローズマリーは,這性のプロストラータスを植えました。這性なので,上には伸びないで横に広がるタイプです。ローズマリーは,真夏以外ほど花が咲いてくれるのが嬉しいところです。3号ポットから,約1年間で40cmくらいには広がりました。また,斜面の階段沿いに4株ほど植えています。
アジュガ(2019年4月~)
斜面の日が当たらないところにはアジュガを植えました。こちらは,斑入りの『アジュガ バーガンディグロー』です。他に,『バニラチップ』や『チョコレートチップ』,普通の『レプタンス』も斜面に植えています。
ランナーも伸びてきていて株数も増えそうなので,来年の春に一面が青で埋めつくされると嬉しいです。アジュガはこちらの記事で詳しく扱っています。
ロータスブリムストン(2020年5月~)
こちらはどこに植えようか思案中です。。実は2年前に育てていたのですが,枯らしてしまったのでリベンジです!3号ポットなので,この時期に水やりを忘れと危険なので,花壇の空きスペースに仮植えしておきました。いずれ成長記録として紹介していきたいと思います。
今後も真夏まで何を植えるか計画だててから,せっかくなので色々植えていきたいと思っています。
まとめ
今回は,荒地だった北向きの裏庭が3年前からのBefore&Afterと,最近進めている植栽についてご紹介しました。まだまだ庭づくりの最初なので,これからいろいろ植えたり,飾ったりして試行錯誤しながらも楽しんで行こうと思っています!