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グランドカバーの定番:アジュガ(ajuga)5品種が庭の至るところで開花!

 アジュガは冬場もキレイな葉色をキープできる,常緑グランドカバーとして有名です。4月中旬になり,我が家でもいろんな場所に植えているアジュガが開花してきました。

 アジュガは花色,葉色,葉の形と,大変多くのバリエーションがありますが,我が家のアジュガも数えてみたら5種類もありました。今回は,それぞれの開花の様子と育て方のポイントを記事にしてみました。

 

アジュガの基本情報

種類/科名 草花/シソ科
学名 Ajuga reptans
花色 紫/青/ピンク/白
開花時期 3~6月
草丈/横張り 10cm/20cm
耐暑性/耐寒性 普通/強

アジュガの育てる場所

 アジュガは耐陰性があるので,明るい日陰で良く育ちます。逆に真夏の直射日光が長時間当たる場所ですと,葉焼けして最悪枯れてしまいます。

アジュガの増やし方

 アジュガは,常緑のカラーリーフ的な扱いのため,年中園芸店で販売されていて購入が可能です。

 アジュガの増やし方ですが,花後にランナーと呼ばれる細い茎を周囲に伸ばします。ランナーが地に根を張ることで,そこから新しい株が生まれて,次々と増殖していきます。グランドカバーとして使うときは,このランナーを折り曲げるなりして方向をコントロールすることができます。

ランナー

出典:やさしい園芸

アジュガ5品種の成長 

植えた場所

  当方,神奈川県南部の鎌倉在住です。アジュガは高温,多湿が苦手,かつ耐陰性がある,ということで,高木,低木の下草として,あるいは日陰のスペースに植えています。植えたのは,次の3つのエリアです。以前,直射日光が長時間当たる場所に植えていたことがありましたが,夏の間に枯れてしまいました。短時間なら大丈夫ですが,直射日光には気を付けましょう。

  • 南庭の低木の下
  • 西側花壇の低木の下
  • 北向きの裏庭

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①アジュガ レプタンス(植えた場所:南庭・西側花壇)

 葉が銅色の,最もよく見る一般的なアジュガです。他のアジュガは全て,このレプタンスを園芸用に品種改良したもののようです。冬の間をはじめ,葉姿は地味ですが,なんだかんだで一番,丈夫で開花時に鮮やかな気がします。繁殖能力も一番高いと思います。

 我が家では,本当にいたるところに植えてますが,写真を撮るタイミングで一番元気だった株の写真を載せてみました。下の写真は,3株くらい密集して開花していました。葉っぱ部分が小さいですが,立派に開花してくれています。

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アジュガ レプタンス(2020/4)

  次の写真は,一株だけ孤立していた株です。この子が一番,元気でしたね。色鮮やかで本当にきれい(語彙力。。)です。

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アジュガ レプタンス(2020/4)

② アジュガ バニラチップ(植えた場所:西側花壇)

 アジュガの緑葉で斑入りの品種です。白い斑入りの葉っぱに青色の花が鮮やかで,写真映えしたので,レプタンスの次に載せてみました。他のアジュガは,花色は青というより紫に近いのですが,こちらのアジュガは,一番ピュアな青に近い花色に感じます。増えるスピードは他の品種よりゆっくりな印象です。

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アジュガ バニラチップ(2020/4)

  1年半前(2018年12月)は下の写真のような状態でした。少し大きくなって,株の境界は分かりにくくなりましたが,あまり大きくなっていないようです。最も一般的な銅色葉のアジュガ レプタンスが次々とランナーを伸ばして増殖するのとは対照的です。

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アジュガ斑入り(バニラチップ)(2018/12)

③アジュガ チョコレートチップ(植えた場所:北向き裏庭)

 レプタタンスと花色も葉色も近いですが,葉の形が短冊状で細かいのが特徴です。この品種も花付きはかなりいいです。

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アジュガ チョコレートチップ(2020/4)

 すでに結構花が咲いてきれいですが,また満開の1歩手前というところでしょうか。

 1点だけチョコレートチップで残念なのは,他の品種と比べて,花後に花だけでなく葉も茶色く萎れた感じになって,汚く見えてしまうことです。そのため,花が終わったら早めに枯れ葉を取り除きましょう。

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アジュガ チョコレートチップ(2020/4)

 

④アジュガ ゴールドライム(植えた場所:北向き裏庭)

 アジュガのピンク花です。ピンク幅の品種ですと,他にピンクシェルとかピンクライトニングがありますが,この品種は葉がライム色(黄色の強い黄緑)なのが特徴です。

 ランナーが伸びて元気よく成長しています。この品種は,葉っぱが一瞬雑草っぽく見えるので,花期以外で間違えて抜いてしまわないように注意する必要があります。自分も,葉を握って軽く引くところで気づいて,事なきを得た経験があります(笑)。。青紫が中心のアジュガの中で貴重な存在です。

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アジュガ ゴールドライム(2020/4)

⑤アジュガ バーガンディグロー(植えた場所:北向き裏庭)

 白,紫,ピンクの斑入りの品種です。夏はシルバー,秋はピンクに変化します。花は青紫色です。だいぶ花茎が立ち上がって来ていますが,まだ咲いていません(笑)品種の特性なのか,たまたまなのか分かりませんが,この品種だけ開花が遅れています。

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アジュガ バーガンディグロー(2020/4)

 他のアジュガから10日ほど遅れて,4月下旬にバーガンディグローが開花しました!ピンクの斑と青い花のコントラストが素敵です!!バーガンディグローの特徴として,開花が進むにつれて,葉の紫色が薄くなり,白い斑が強くなっていきます。花だけでなく,葉色の変化も楽しめる贅沢なアジュガですね!

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アジュガ バガンディグロー(2020/4/25)

 まとめ

  アジュガは花期以外の葉姿が結構地味ですが,春の花期は花茎が立ち上がって鮮やかな色で花を咲かせてくれます。2つが好対照なので,花期が本当に待ち遠しい植物の一つです。直射日光に長時間当たらない場所に植え付ければ,毎年,花が咲き,増やすことも可能です。とはいっても優秀なグランドカバーはいろんなところに植えたいもの。最初は何事も経験なので,いろんなところに植えて,成長を楽しんで見てもいいのではないかと思います?お家固有の環境での,アジュガが育つ境界条件が分かってくると思います。

 今回の記事は以上になります。最後まで読んで頂きまして,ありがとうございました!