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【裏庭の庭づくり①】伸び切った雑木・庭木・竹をDIYで伐採~ガーデン用品と除草剤の活用!

 今回は,昨年2019年から始めた北向きの裏庭の庭づくりについてです。北側の裏庭は,10m×6mくらいあって結構広いのですが,2016年末に家を建て替える前の約20年間はほぼ放置の密林状態でした。その後,自分で伐採したり,業者も入ったり,下の写真の状態にまでなりましたが,まだ雑木林と言った状態です。

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北向きの裏庭の斜面(2018年11月)

 今回は,裏庭が密林となる原因の雑木の伐採と除草剤処理,そして夏に除草剤処理した枯れた竹の撤去についてご紹介します。

 

北側の庭の問題

 現状一番の問題は虫です。6~10月は,裏庭にでて数秒で蚊の群れに襲われて刺されまくります。ですので,夏に半そで,ましてや短パンで裏庭に行くのは厳禁となっています。また,風通しが悪かったり,湿気が多かったりと,ムカデや毛虫の発生源となって,非常に害虫フレンドリーな環境となっています。さらには,家の建て替え工事のときはヘビ(アオダイショウ)まで出た事もあります。

 もう一つの問題は,あとで詳細に書きますが竹です。東側の隣家から竹林が敷地内に侵入してきています。

英国で竹ブーム、驚異の繁殖力で近所トラブルも

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190811-00010000-clc_teleg-int

 

 我が家の酷い竹害についてはこちらの記事に詳しく書いています。

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  裏庭を上から見ると上の写真のように,栗の木が邪魔して良く見えません。

 この栗の木が無くなれば本来は眺めもいいので,将来的には斜面にウッドデッキでも作って高台っぽくしたいと考えています。(*下の写真はイメージです

 

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ワールドフォレストHP

  ただ,まだ10年以上先かなと思ってまして,少しでも風通しを良くしようということで,植物には申し訳ないのですが,昨年(2019年)くらいから庭木や竹の伐採をしています。

 

 ちなみ先ほどの栗の大木,2020年にプロの業者に伐採して貰いました。その様子はこちらの記事をご覧ください。

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DIYで伐採・除草剤処理

 今回のメインは,雑木の伐採と除草剤処理,そして夏に除草剤処理した枯れた竹の撤去です。伐採は枝切ハサミでカットできる幹の太さ5cm以下のものに限り,業者に頼らずコスト削減のため自分でやることにしました。ちなみに右の太さ5cm以上でも15cm以下なら,切れ味の良いノコギリを用意することでDIYで伐採可能です。その様子はこちらに記事に書きましたのでご覧ください。

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伐採

 樹の幹は,直径25cmくらいあり,そこか2~5cmくらいの枝が10本くらいも生えて,高さ,幅とも2mくらいになっています。実は,2年くらい前に一度伐採した木らしいのですが,伐採後の処理が悪く,復活して太い枝が何本も生えてきてしましました。やはり,株元まで伐採してただけでは,葉を使った光合成は一時的にできなくなるものの,枯らすには不十分なようです。

 木には申し訳ないのですが,通行に不便なのと,風通しを悪くなるので伐採することにしました。

伐採前の写真を撮り忘れたので,下の写真は伐採したあとの写真になります。枝切ばさみでひたすら切りまくりました。

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穴あけ

  伐採後は,ドリルを使って除草剤の注入用の穴を掘ります。使ったドリルは,IKEAで買った2000円くらいの一番安いモデルで,これにホームセンターでかったドリルの先端を組み合わせています。充電式で便利なのですが,固い木だと少々パワー不足でしょうか。

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除草剤注入

 空けた穴に,除草剤を注入します。除草剤には,ラウンドアップなどのグリホサート系の除草剤が効果的です。一般的には薄めて散布して使うものですが,伐採した木を枯らす用途には,原液を注入して使います。

 注入方法は,スポイトで入れるとか,化学実験のようにロートを使って流し込むとかありますが,スポイトだと実際やってみて結構液が垂れてやりづらかったのと,ロートだともっとやりづらいと思ったので,下の写真のような容器をホームセンターで買って,移し替えて使いました。容器を押すと,先のノズルから液が出ます。ちなみに,写真だと素手で触っていますが,グリホサート系の除草剤は発がん性があると言う話もあるので,念のため,手袋しましょう(汗)私は,何度か触ってしまってますが,すぐに手洗いしてるので問題ないと考えてます。本当にそんなに危険だったら,そこまで長年のロングセラーに昔も今も使われていることなんてないとはずなので。でも繰り返しですが,念のため,手袋しましょう!

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 容器の先端部分をドリルで開けた穴に押し当てて,液を注入します。下の写真は,除草剤を注入したあとの切り株です。やはりドリルがしょぼくて,あまり深くて大きな穴が開かず液が入りづらかったので,念入りに液を注入したり,切った表面に塗ったりしました。

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 一応,この状態でしばらく放置です。一般的には液が漏れないようにテープで穴を塞ぐことを勧めている場合が多いですが,あと数日は晴れの天気予報なこと,液もかなり穴に浸み込んでいること,あと面倒なこと,貼ってもすぐに剥がれそうなことから,このまま放置で,しばらく様子をみながら春を迎えたいと思います。

 ちなみに,『ラウンドアップ』では値段が高いという方,成分は同じで安価なサンフーロンがお勧めです。自分はこちらを使いました。

 

竹の撤去

 今回は,木の伐採の他,同じ北側庭の竹の撤去もしました。今回の作業ではおまけ的な扱いですが,実は竹ほど恐ろしいものはありません。うちの場合は,毎年6月の梅雨前くらいに,突然,予想もしないあらぬところから竹が生えてきて,しかも1日に最大1mくらい伸びるので,あっという間に5mくらいに達します。しかも,毎年,新しい竹が10本以上生えてくるので,対処が大変なのです。さらに,年々地下茎が数mも伸びるため,基礎の浅い古い家だと,床から竹が生えてきたという話もあるくらいです。

 これまでは,うちでは庭師が毎年当たらに生えてきた竹を伐採していたようですが,コスト削減のため,諸悪の根源である地下茎を叩こうと,昨年2019年より除草剤を使った伐採に踏み切ることにしました。

 竹の伐採の方法ですが,竹は地下茎が強健なので,根を枯らすため先に穴開けして,グリホサート系除草剤を注入して枯らしてから,最後に撤去するのがおすすめです。また,作業の時期としては,竹がある程度伸びた6~8月に実施するのが,効果的に枯らすことができて良いようです。実際の処理の様子は翌年(2020年)6月にレポートしましたので,こちらをご覧ください。

 

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 6月くらいに竹にドリルで穴開けをして,除草剤を注入しました(次の写真は枯れたあとです)。穴あけは,節の少し上くらいが,一番除草剤の液を内部に閉じ込めやすいのでおすすめです。1カ月くらいで変色して枯れてきたのが分かりましたが,夏真っ盛りで速攻で蚊に襲われるので,伐採の機会をまっておりました。

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 先に除草剤で枯らして,根が腐りはじめているため,スポッと簡単に地面から抜けます。下の写真では,抜いたあとに竹を半分に切って並べてますが,半分で背丈ほどあるので,もともとは4m近くあったということですね。

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今日の成果

今日は45リットルのゴミ袋2袋詰めたところつかれたので中断しました。切った分全部いれると3~4袋にはなりそうです。

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おわりに

 作業が終わって,ぼおっと足元を見ながら歩いていると,虫が寄り付かないように,2019年の春ごろにステップ脇に植えていたローズマリー(ダンシングウォーター)の花が咲いてました。北側なので日当たりが悪く,その影響か,秋位までずっとヒョロヒョロだったのですが,葉付きもよくなっていて,きれいな薄紫の花が咲いていました。同時期にローズマリーのモーツァルトブルーとダンシングウォーターの3号苗をいろんなところに地植えしたのですが,一番陽当りが悪い北側で最初に花が咲くとはなんとも不思議なものです。作業に疲れましたが,ちょっと嬉しくて,感動した瞬間でした!

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その後庭の変化

 その後の庭作業とその様子はこちらをどうぞ!

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