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簡単!便利!散水タイマーで『自動水やりシステム』を設置してみた~植物や庭の給水に大活躍!

 たくさんの植物を育てていると,長期連休中の旅行など自宅不在時の水やりに困ることがあります。地植えの低木類なら問題ない場合も多いですが,鉢植えの草花だと夏場は水やりを1日しないだけで枯れてしまう場合があります。

 今回我が家では旅行のために真夏の8月下旬に5日ほど外出することになり,どうしても枯らしたくない育成中の「スイカ」と,子供が育てている「アサガオ」のために,簡易的な自動給水システムを構築してみました。実際に設置してみて,期待通りの定刻・定量の自動給水ができて,無事に自宅不在中に枯れずに済みました。とても便利なので,その後もずっと自動で水やりしてます(笑)とても簡単・安価(1万以下!)に設置できたので,自動給水システムに必要なアイテムと,設置の様子について紹介します。

 

自動給水したい植物たち

 今回,自動給水したいのは,プランターとプラ鉢植えの「スイカ×2」と,青いプラ鉢植えの「あさがお」です。

自動給水したいスイカ×2(左)とアサガオ(右)(2023年8月27日)

 「スイカ」は受粉から1週間ほど経過して実が大きくなり始めたタイミングで,ここまで来たら絶対に枯らしたくないし,「アサガオ」も毎日水やりしても夕方には水切れで萎れ気味になるほど水やりが欠かせない状態。。

そんな8月下旬の酷暑の中,旅行で5日ほど不在になったというのが自動で水やりが必要になったキッカケです。

1日でも水を挙げないとマズそうなのに,降雨に期待するのは無理と判断して,簡単な自動給水システムの設置を検討しました。簡易的なので,不要時の撤収も容易です!

↓このときの旅行に関する記事はこちら!

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必要なアイテム

 まず自動給水の心臓部分となるのが「散水タイマー」です。

これを立水栓の蛇口に接続することで,指定した時刻に必要な時間だけ給水することができます。例えば,『毎日,朝7時に1分間だけ給水する』といったことが可能になります。

 水と言えば有名な日本製の「TAKAGO(タカギ)」のものや,怪しげな海外ブランドのものなどいろいろありますが,調べた結果,信頼のおける日本製で口コミも良く,値段と品質のバランスが良いと感じた"セフティー3"社製の「散水タイマー」を購入しました。

 

 一方,今回給水したのはスイカ×2とアサガオの「計3つ」もあるということで,少なくとも3つに分岐が必要です。こちらも様々調査した結果,3分岐以上で安価かつ品質が良さげで口コミも良かったので購入したのが,こちらの4分岐タイプの「分岐コネクター」です。

 

 

この後もでてきますが,分岐部分にある「青色のツマミ」で水量バランスを調整できるのが非常に便利です。

 

 最後に,分岐した後に3つの鉢にそれぞれ給水するための「ホース(20m)」と,分岐コネクターに接続するための「ホースコネクター」です。

*ホースコネクタは検索すると色んな種類が出て来て分かりにくいですが,こちらの形状を買えば間違いないです。

 

 

 

 ホースは安物だと紫外線で短期間で劣化してベトベトになるので,なるべく高耐久のものが良いと思います。

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 この後で紹介しますが,ホースを必要な長さに切って先端に「ホースコネクター」を取り付けることで,「分岐コネクター」にワンタッチで接続できるようにします。

以上が今回の『自動給水システム』の構築のために用意したアイテム全てです。

 

実際の設置の様子

 では集めたアイテムを使って,自動給水システムの設置を進めていきます。

立水栓への散水タイマー取り付け

 まず散水タイマーの立水栓の蛇口への取付けからです。

自動給水機

 こちらの写真のように,本体上部の穴に立水栓の蛇口を差し込んでねじ止めします。(赤く汚れているのは,蛇口の汚れ移ったものなので気にしないください。。)

自動給水機の蛇口差込口

 こちらが取り付け後です。

 蛇口の微妙な径の違いによると思いますが,結構力が要りました。またはめ込んだ後にネジ止めしますが,中途半端に取り付けると水漏れしますので,蛇口へのコネクタ接続のネジ止めは強めに固定することをおすすめします。

自動給水機の立水栓への取り付け

分岐コネクタを接続

 次に,分岐コネクタを散水タイマーの下部に接続します。

この後出てきますが,オンオフだけでなくツマミで微妙な水量調整できるのが非常に便利です。

4分岐ワンタッチコネクター

 散水タイマーの下部と分岐コネクタの上部は,そのままワンタッチで接続できます。

散水タイマーと4分岐ワンタッチコネクターの接続

ワンタッチコネクタ付きホース×3の作成

 最後に4分岐ワンタッチコネクタに接続する,コネクタ(雌)付きのホースを,スイカ×2とアサガオ×1用に,計3本作ります。

ホース

 ホースを測長するために,給水対象のスイカ×2(スイカ1,スイカ2),アサガオを立水栓に近づいて仮置きました。この状態で,それぞれの給水に必要なホースの長さを予め測長しました。

スイカ×2とアサガオの鉢を給水場所に近づける

 ”コネクタ”はバラで売られているこちらの形状のものを使いました。

ワンタッチコネクタ×3

 ホースの片側にコネクタを接続して,ワンタッチコネクタ付きホース×3ができました。

ワンタッチコネクタ付きのホース×3を作成!

 こちらが全て接続した後の様子です。特にやり直しなどなく,短時間にスムーズに作業が終わり,イメージ通りに仕上がりました。

自動給水

 

自動給水システムを使ってみた!(動画つき)

 それでは早速,時間をセットして自動で水やりをしてみます。

まず一番最初に操作パネルを使って現在時刻を設定します。その後,タイマーで水やり時間を設定ます。

操作パネルを使って給水開始時間と給水時間を設定

 操作は非常に直感的で簡単です。操作パネルを使って「給水開始時間」と「給水時間」を設定します。ここではそれぞれ開始を「朝の7時」,給水「1分間」としました。

 この写真では,時刻は6時59分となっているので,あと1分で給水開始です!

 

 こちらが実際の給水の様子です(動画)。

www.youtube.com

 

 無事イメージしていた通り3つの植物に(スイカ×2,アサガオ×1)に給水できました。

 ここでポイントですが,設置したときのホースの先端の高低差やホースの曲がり方によって,給水のバランスが悪くなるときがあります。1つのホースからは鉢から水が溢れるくらい出るのに,別のホースからはチョロチョロとしか水が出ないことがあります。

トータルの水量は蛇口の方で調整しますが,バランス調整は分岐コネクタのツマミ回すことで均一に給水できるようになります。

 

最後に,給水した植物のその後です。

スイカとアサガオのその後(2023年10月上旬)

 無事,5日間の不在中も毎日水やりできていて全く問題なく無事,その後もとても便利なので毎日自動で水やりし続けました。

 10月上旬にスイカの実は無事収穫,アサガオも定期的な水やりが良いのか10月上旬なのに元気に咲き続けています。

まとめ

 今回は,夏場の不在時に便利な『自動給水システム』について紹介してみました。

今回紹介した方法で,安価で簡単に自動給水ができるようになりました。不在時以外でも,とにかく一度慣れると止められなくなるくらいとても便利なので,自動で水やりしたいニーズがあるときは参考にして貰えればと思います。