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スカイブルーの花が驚きの変化!?『オキシペタラム(ブルースター)』の2年間の成長と開花!

今回は青い花を咲かせる個性的な多年草『オキシペタラム(ブルースター)』の成長記録です。特徴は,その名にもある通り薄い青色の星形の花ですが,花が終わると7~8cmの紡錘形の大きな鞘(サヤ)ができます。中の種が熟すと鞘が割れて白いフワフワの長い毛のついたたくさんの種がバラまかれます。これが花の雰囲気からは想像できないインパクトのある画ずらで,育てると分かるオキシペタラムの魅力と思います。

 我が家では,個人的にも大好きな青花ということもあり,日当たりの良い花壇に地植えしました。オキシペタラムは耐暑性,耐寒性がともに強い多年草でもあるので,無事夏越し,冬越しもして,翌年の2年目も元気に花を咲かせてくれました。

 

基本情報

種類 多年草
学名 Oxypetalum
花色 水色 スカイブルー
開花時期 5-7月
最大草丈 60m
耐暑性/耐寒性 強/強

Tips

・多年草で春になると新芽が出ますが,冬は地上部が枯れます(今回の成長記録のように,茎が残ることはあります)。耐寒性自体は高いです。

・あまり横に広がらず縦に伸びるので,花壇の中段あたりのちょっとした隙間に植えたり,耐暑性が高いので日当たりが良すぎて植えるものがない場合のワンポイントとして使うのもおススメです。

日当たり

 南米原産で,耐暑性が高いので,日当たりの強さを心配する必要ありません。日当たりが悪いと枝が間延びしたり,花付きが悪かったりします。

水やり

 地植えの場合は水やりは不要です。鉢植えの場合は,水切れには注意して適宜水やりします。

剪定

 縦に伸びてそれほど茂らないので,剪定は不要です。冬に地上部はほぼ枯れるので,株は毎年更新されます。

成長記録

2022年5月

 開花済の3号ポットを南向きの花壇の一角に植えました。日当たりが非常に良くて,これまで耐暑性のある言われる植物も枯れたことのある場所です。オキシペタラムの耐暑性の高さに期待です!

オキシペタラム(2022年5月中旬)

2022年6月

 植付けから1ヶ月程経ち,ヒョロヒョロと草丈50cmほどに縦に伸びて成長してきました。少し花数が減ってきましたが開花は続いていて,スカイブルーの花が背後の黄色の葉(プリペット・レモンライム)に生えます!

オキシペタラム(2022年6月中旬)

よく見ると,咲き終わった花の部分から紡錘形の鞘(サヤ)が2つほどでき始めています!小さくて繊細な感じの青花からすると,かなり意外性のある見た目で最初はビックリします。。

鞘に目を奪われがちですが,オキシペタラムは花色の変化も楽しめ,鞘ができ始める咲き終わりには花色はピンクに変化します。

オキシペタラム(2022年6月下旬)

2022年7月

7月下旬になりました。7月中旬くらいまで咲いた花もそろそろ終わりです。

オキシペタラム(2022年7月下旬)

この後は主に実の成長を見守りたいと思います。。

ちなみに一緒に映っている紫と白のパラソル状の柄の花はこちらも多年草の「スーパーベナ」です。また,ピンクの小さい花は1年草の「アンゲロニア」です。

2022年8月

 8月になると鞘がだいぶ熟して茶色くなってきました。

オキシペタラム(2022年8月上旬)

8月中旬のお盆頃には,サヤを包む殻が割れて,中の種が見えてきました!種と白い綿毛のようなものがギッシリ詰まっています。

オキシペタラム(2022年8月中旬)

8月下旬には綿毛のついた種がこぼれ出てきました!

オキシペタラム(2022年8月下旬)

もう1つのサヤの中にはまだ種が残っていますが,完全に熟していてそろそろ零れ落ちそうな雰囲気です!

オキシペタラム(2022年8月下旬)

廻りが茂って余り風通しが良くないのでそのまま株元に落ちてますが,本来はタンポポのように綿毛が風に流されて遠くに運ばれて繁殖して行くのだと思われます。

2022年9月

9月中旬頃には,種も包んでいた鞘の殻も自然に落ちてなくなりました。

この後は,どうやってこれから冬越しできるのか?に注目です。

オキシペタラム(2022年9月中旬)

2022年11月

オキシペタラムの廻りがだいぶ繁ってしまっていて見えずらいですが,11月中旬時点での存在は確認しました。まだ葉は枯れずに,青々としているようです。

オキシペタラム(2022年11月中旬)

2023年2月

真冬になりました。まだ葉は残っていますが,茶色く変色していずれ落葉しそうです。やはりオキシペタラムは多年草ですが常緑ではなく宿根するようですね。

オキシペタラム(2023年2月上旬)

2023年4月

春になりました。結局冬越しして唯一残った地上部は20cmほどの茎だけでしたが,その茎の途中から新芽がでてきました!

オキシペタラム(2023年4月上旬)

ちなみに前にご紹介した「スーパーベナ」は4月にはもう咲いています。。ここから10月いっぱいまで半年以上咲きます(しかも毎年大きく成長し,ほぼ常緑)。

2023年5-6月

 そして2年目の開花期がやってきました。オキシペタラムは2~3年で株が衰えてくると言われていますが,今のところ元気です。

オキシペタラム(2023年6月上旬)

植付けから1年強が経過し,スカイブルーの花,意外性のある鞘,夏/冬越しと一通り経験することができました。あと数年は,この個性的な青花を楽しめそうです!・・・ということで今回の成長記録は終了です。

まとめ

 今回は,「オキシペタラム」の成長を記事にしました。水色の花に魅了されて地植えで育ててみたのですが,想像もしなかった一風変わったそら豆のような鞘とその変化と,見どころの多い植物です。耐暑性や耐寒性の強さも魅力で,おすすめの青花の多年草です。