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吹き抜けの『音』『光熱費』対策と解決方法 ~ 内窓取り付けで解放感・採光を両立!

 今回は,吹き抜けのメリットとデメリットを両立する解決方法について紹介します。吹き抜けの最大のメリットである解放感はとても素晴らしく,新築時の憧れとして検討される方が多いようです。一方,生活音などの音がうるさい問題や,光熱費が上がる(上げないと寒い)といったデメリットが知られていて,家を建てた後の後悔ポイントとして定番だったりもします。特に,近年のテレワークの普及を背景とした在宅比率の増加により『防音』はより重要な問題になるのではないかと思います。 

 我が家も,大手ハウスメーカーで新築し,3年間吹き抜けのある生活をしてきましたが,実際のところ上で書いたメリット,デメリットの両方を実感しています。

 今回,吹き抜けに内窓取り付けることで,吹き抜けの最大のメリットである『解放感』をキープしながら,デメリットである『音』や『光熱費』の問題を解決することができました。既に吹き抜け有の住環境でお悩みの方や,吹き抜け導入を検討されている方の参考になれば幸いです。実際,奇をてらった家ではなくハウスメーカーで建てた普通の家なので(笑)参考になりやすいかと思います。

 

1.吹き抜けのメリット・デメリット

 3年間吹き抜けありの生活をしてきた実体験を踏まえて,まず吹き抜けのメリット・デメリットを改めて整理したいと思います。

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メリット

解放感がある

 何といっても解放感がありリビングが広く感じます。また,2Fの吹き抜けに面したエリアで得られる解放感や採光効果もあります。また,天井の上にオシャレなファンをつけたりすることで,リッチな気分も味わえるます。個人的には,吹き抜けのある生活で3年目になりますが,リビングで大きな窓を見上げてファンが回っているのを見ると,吹き抜けがあって良かったと今でも思います。

別階にいる家族に声がかけられる

 吹き抜け越しに家族に声をかけることができます。食事のときなど,リビング・ダイニングに呼ぶのに,呼ばれるのに便利です。

 また,家族が何をしているのか,雰囲気を音で感じられて安心感があります。子供が小さいときは,物音や泣いたりなど異変に気付きやすくて便利です。

 一方,これが防音という観点でデメリットにもなります。

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クリスマスシーズンの吹き抜け

デメリット

音がうるさい

 最近のキッチンは解放感が得られるということでオープンキッチンが多いです。するとキッチンからリビングだけでなく,さらに吹き抜けを介してリビングから2階にまで音が直接伝わります。このため,ドアを閉めて自室にいても音が響いてきます。

 普段リビングでくつろいでいる時は気にならないですが,テレワークや勉強など,集中しなければいけないときに聞こえる音は気になるものです。

 オンライン化が進む今後は,ますます自宅での仕事や学習環境として『防音』は重要な要素になると思われます。

光熱費がかかる(寒い)

 これは 天井が高くなることで,冷やしたり,温めたりする空気の容積が増えるので「光熱費」がかさみます。光熱費を上げないと,当然,冬の場合は「寒い」ということになります。我が家は,リビング用のエアコンと床暖を併用することで「寒さ」については問題ないのですが,光熱費は高いと感じています。

よくある対策とその問題

 吹き抜けの解放感という他では得難いメリットを享受しつつも,デメリットである光熱費や音の問題について悩みを抱えられている方は多くいるようです。

 よく壁に貼るタイプの防音シートなどが売られていますが,効果は限定的です。

 「音」や「光熱費」の悩みが我慢できないくらいデメリットが大きく感じられる場合,吹き抜けを塞いでしまう方もいるようです。しかし,その工事は,もともと吹き抜けに面していた場所にある腰壁やフェンスなりを撤去したり,足場を組んで床を塞いで,さらに壊れた部分の修復,さらに壁紙張り直しなど,かなり大がかりな工事となります。そのため,少なくとも100万をこえる費用が必要となるようです。

 また工事によって,光熱費と音の問題は解消されますが,一方,最大のメリットであった解放感が無くなってしまいます。

2.メリット・デメリットを両立する解決方法

 吹き抜けのメリットである解放感をキープしながら,防音と光熱費節約を実現する方法について,調査したり,ハウスメーカの工務店の知り合いと相談してきました。

 そこで,最終的にベストな方法となったのが,『吹き抜けと2階の間に内窓を設ける方法』です。

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デコ窓 出典:LIXILページ

 我が家では,この方法で工事を実施して,吹き抜けの解放感をキープしつつ,防音および光熱費の削減を実現できました。

 次に,我が家のケースを例に,工事の様子と仕上がり,そして防音,光熱費削減効果を確認していきたいと思います。

 

3.我が家の吹き抜けへの内窓取り付け工事

我が家のケース

 我が家での3年間吹き抜けのある暮らしをしてきましたが,工事に踏み切った理由は以下の3つです。

 まず1つ目は,冒頭でも書きましたが,テレワーク率がかなり増えて家族の家の滞在率が上がったことで,より仕事に集中できる環境を作りたい,と思ったこときっかけでした。また,今はメリットである「家族の雰囲気を音で感じられる」についても,将来的には子供が大きくなった時に,お互いの生活音が気にならないか,思春期の子供が自室で勉強する際に気が散らないか,という心配があったからです。

 

 もう一つの理由が光熱費です。冬は,エアコン+床暖で寒くはないのですが,不在の2階まで温めてしまったり,夏は夏が冷気が2階に逃げてエネルギー効率が悪くなります。これらの無駄の削減による節電効果を考えました。

 

 また,工事費用の見積もりが,思いのほか高くないということもありました。せっかくなので費用の目安をいいますと,床を塞ぐ工事が100万以上であるのに対し,内窓設置は材料費+工事費含めた総額で10万台前半です。もちろん,窓を設置する面積や取り付けの難しさにも依りますので,あくまでもご参考としてお考え下さい。

工事の依頼先

 工事の依頼先の候補としては,①ハウスメーカー,②リフォーム業者,③窓工事の専門業者があるかと思います。

①まずハウスメーカーについては,設計前に工事を実施できるメリットがあり,家が建った後に後付けするより自然なかたちで付けられると思います。一方,中間マージンをかなり取られ,割高となります。

 

②次にリフォーム業者ですが,こちらも工事は結局③の窓工事の下請け業者に依頼するので,中間マージンが発生して高くなってしまいます。

 

③最後に窓工事の専門業者ですが,今回のように内窓を取り付ける工事のみの場合はこちらがおすすめになります。理由はやはり中間マージンが発生しないことです。我が家の場合も,リフォーム業者と窓工事専門業者と見積もりを比較しましたが,後者は前者の半額以下で工事できました。広告とか出してない場合が多いので見つけづらいですが,『〇〇ガラス建材』などの名前で探せば地域のお店が見つかると思います。

内窓取り付け工事前

 こちらが取り付け前の2Fから見た様子です。吹き抜けの大窓からの採光がとても良く気に入っています。

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工事前

 リビングを繋ぐ,縦(腰壁上から天井まで):約140cm,横:約270cmの比較的大きなスペースに内窓を取り付けていきます。工事の前に現地で寸法を測ってもらい,窓は特注になります。

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リビングから見た吹き抜け①

 工事自体は,窓枠を取り付けてあとは窓をはめ込むだけなので,1時間程度で終了します。

 ちなみに,吹き抜けについているこのライトですが,アップ,ダウン,アップ・ダウンと照明の向きを変えられる優れものでして、我が家で一番お気に入りの照明となっています。この照明については下記に記事に書いていますので,良かったら読んでください。

www.papa-niwa.com

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リビングからみた吹き抜け②

内窓取り付け工事後

 後付け感があまりなくキレイに仕上がっている思いますがいかがでしょうか?ガラス張りの感じがかえってオシャレでとても満足しています。採光も工事前と変わりません。

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 4枚窓なので,真ん中の2枚を左右に寄せて完全に開くことができます。後付け感がでないように,窓枠をリビング側,2F側のどちらに寄せて建付けるか,結構神経を使ったつもりです。

 次がリビングから見た景色です。家の構造上,ほとんどこの角度から見上げてみることのない角度ですが,こちらもキレイに収まっていると思います。

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 2Fと繋がりたいときは窓を開ければいいだけです。『密閉』・『解放』と選択肢があるのは本当に良いです。 

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 見た目はきれいに仕上がったので,次は気になる機能面の効果です。

4.内窓の設置効果

 実際に吹き抜けに内窓を設置してみて感じた,『効果』について見ていきたいと思います。『解放感』,『採光』など,吹き抜けのメリットで損なわれた点はありません。吹き抜けを介した家族との会話も,用途の使い分けの問題で,窓を開ければできます。

防音

 これは期待以上でした。まず,キッチンやリビングで発生した音は,ほぼ完全に遮断できるようになりした。テレワークにも,より集中できるようになりました。集中タイム以外でエアコンつけてないときは解放しています。

光熱費

 これまではリビングのエアコンで,吹き抜けを介して2階の空気も冷やしたり,温めたりしていました。今回の対策で,1Fと2Fが遮断されたので,光熱費が減るのは確実です。

 具体的な数値での検証効果については,いずれ記事に追記していきたいと思います。

 

5.内窓の種類

 最後に,内窓の種類について紹介します。今回取り付けたもの,また途中で候補に挙がったものについて見ていきたいと思います。

①インプラス(ウッド)

LIXIL

 業界トップのLIXILの商材『インプラス』です。内窓としては最も一般的なもので,我が家ではこちらを取り付けました。窓の形は,2~4枚建てまで幅広く選べます。

 よりおしゃれ感が欲しい場合は,窓枠に木目の入った『インプラスウッド』もあります。我が家ではホワイトが選べなかったので見送ったのですが,黒系にする場合はおすすめです。

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インプラス 出典:LIXILページ

②プラマードU

  YKKはLIXILに次ぐ業界シェア第2位のメーカーです。『プラマードU』はLIXILの『インプラス』の同等品です。細かい違いですが,プラマードUは引き戸の持ち手がないようです。我が家でも,ここの違いでインプラスを選んだという経緯があります。ただ,好みの問題だと思いますので,気に入った方を選べば良いと思います。

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プラマードU 出典:YKKページ

③デコ窓

LIXIL

 こちらはLIXILの『デコ窓』という商品です。遮熱,遮音性という機能面ではインプラスに劣りますが,デザイン性に拘った商品です。値段は3~5倍に跳ね上がります。

 我が家では,機能面を重視したため見送りとなりましたが,黒枠のおしゃれなデザインが気になる商品ではあります。

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デコ窓 出典:LIXILページ

 以上おすすめな内窓を紹介しましたが,デザイン,予算,機能性など,優先度を決めて総合的に判断することで満足の行く商品が選べると思います。

6.まとめ

 今回は我が家の吹き抜けに,『内窓』工事について紹介しました。実際工事してみて,『解放感』が一切損なわれることなく,『防音』,『光熱費節約』効果がしっかり得られ,工事して本当に良かったと思っています。また,費用もそれほど高くなかったのも,うれしい驚きでした。吹き抜けを検討されている方,既に吹き抜け有の住環境でお悩みの方の参考になれば幸いです。ハウスメーカーで建てた普通の家なので(笑)多くの方の参考になれば,と思います。

  今回は室内窓の記事でしたが,窓の外に取り付けておしゃれにするアイテムについては次の記事に書いています。良かったら読んでみてください。

www.papa-niwa.com