パパの手間いらず庭づくり+

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洋庭の一角にある和風エリア⇒見た目変ですがいろいろあって残すことに

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我が家の南向きの庭

 我が家の南向きの庭は,2017年に家の建て替えとほぼ同時に外構工事したものです。上の写真の東西南北で言うと,上が「東」,下が「西」,右が「南」,左が「北」です。この南庭の外構工事の様子は,次の記事でまとめています。

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 現在,我が家のメインの庭として使っていまして,子供と遊んだり,お茶したり,庭でバーベキューしたり,はたまた単に植物や庭木を眺めてボーとしたり,と活用してます。南向きなので,とても日当たりが良く,洗濯にも欠かせません。今では,我が家になくてはならない場所です。

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庭の中にある不思議な一角 

 でもよく見るといろいろ変です。特に,後ろに見える東側の花壇。大きめの木がたくさんありますが,いずれの庭木もなぜか花壇の中あります。また,和風な庭石があります。

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 また,写真の上の方には,和の雰囲気も醸し出している「シャクナゲ」です。

 そして,その左隣にある青々とした低木。

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 これは,松です(笑)。

 あと写真にはみえてないですが,隠れるようにつくばい(蹲)があったりします(笑)

和風エリアがある理由

 もちろん和洋折衷を狙ってこうなっているのではありません(笑)なぜ,このようになってしまっているのかと言いますと,古い家にはもともと和風の庭がありました。和風の木が何本も植わっていて,家の建て替えと同時半分以上撤去せざると得なかったのですが,もともとこの土地に住んでいた親の強い希望もあり,一部の木だけ残したのでした。その残った木が,松や「シャクナゲ」たちです。

 もともと,花壇のようにはなっていなくて,庭に高低差があったので,大部分を平らにした代わりに,それ以外に木が植わっているエリアだけ高いまま残り,そこを花壇っぽく仕立てたというわけです。

撤去したい思い・・・

 お客さんや外構業者さんが来ると,庭のこの部分をみて,苦笑いしながら,特に松を撤去することを進められます。どう考えても,洋風の庭に松があるのが変だからです。

 外構工事をした当初は,「古い木を全部撤去しても,木が一本もなくなって庭が寂しくなる」と考えて残していました。ですが,ガーデニングを始めてから,だんだん他の部分,特に最初更地同然だった西側花壇が充実してきました。

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 そうなって来ると,俄然,この和風エリアが気になり始めます。。園芸あるあるで,一箇所直すと,これまでOKとしていた場所が気になり始まるというやつです。一時は,松など全部撤去して,洋風の木を植え替えてしまおうか,と思ってました。

 このブログでも,極力このエリアの存在について言及を避けてきましたし,このエリアが写り込まないようにしてきました(笑)。

 もし,これらの庭木が無くなれば・・・。今では,いろいろアイデアが湧いてきます。青花が好きなので,西洋ニンジンボク,セアノサス(カリフォルニアライラック),ジャカランダ・・・,他にはオージープランツのメラレウカ,はたまた安定のサルスベリなどなど。

 しかし,最近では,心境の変化もあり,この木たちと共存していこうかなという思いに変わってきています。

 

心境の変化

 心境の変化のきっかけは,最近,両親が倒れたことが関係しています。結局全く命に別状はなかったのですが,これまで全く健康に問題のなかった両親も歳をとったのだなと実感しました。

 もともと両親とは,若干確執っぽいこともありまして,長い間わだかまりのようなものがありました。そんなこともあり,今の庭に合わない和風の庭木を大切にする親が,鬱陶しくもありました。しかし,結婚し,子供が生まれ,自分の子供を大切にする両親を姿をみると心境に変化もあり,昨年(2019年)末に,なんと20年ぶりに帰省して,自分の子供を含めた3世代の交流をしてきました。両親とは,外では会っていたのですが,実家にはどうにも戻る気がおきなかったのです。

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  このような経緯の中で先日両親が倒れまして,これまで全く健康に問題のなかった両親も歳をとったのだな,寿命というのは誰にでも訪れるのだな,と実感しました。 そんな思いと重なって,今はこの土地に自分が住んでいるにせよ,これまで両親が大切にしてきた,そして今も大切にしている庭木を伐採しなくてもいいのではないか,と思うようになりました。

 それと同時に,自分自身としても,庭の見た目のみを追求して,オシャレでかっこよくしたい,という気持ちだけ優先するのではなく,それ以上に大事なものがあるのではないか,と思うようになりました。新型コロナなど,大変な世の中だからこそ,人々が支え合っていなければならない今だからこそ,今あるものを大切にしたい気持ちが出てきました。

 松の横に植わるつつじも開花してきました。洋風の庭との相性を考えると,少しシュールではありますが,和風の植物もなかなかいいものです。

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また,見方を変えると,和風エリアがあると,和風テイストの植物も植えられて便利だったりもします。例えば,このサイトでも紹介してきた,トキワマンサクオタフクナンテンゴールデンモップなどです。

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 最近,4月中旬になり咲いたマツバギクも和風な雰囲気にマッチしています。

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 今は,この和風エリアとしばらくは付き合っていく予定です。

今回はとりとめもない内容でしたが,最後まで読んで頂きましてありがとうございました。