今回は少し前に記事にした「梅酒づくり」に続いて,自宅の梅の木から収穫した青梅を使用した手づくりの「梅シロップづくり」について紹介します。梅の木になった青梅を5月末頃に収穫し,2kgほど穫れたので,半分の1kgずつ使って梅シロップと梅酒をつくってみることにしました。今回は,収穫した半分(1kg)を使った梅シロップ作りと熟成の様子についてです。
↓こちらは青梅の収穫の記事です
梅シロップづくり
まずは梅シロップづくりの準備です。
梅シロップと梅酒を同時につくったのでたくさん写ってますが,梅シロップ用に使ったのは下記です。
① 梅 1kg(ボール1つ分)
② 氷砂糖 1kg(1袋)
道具・・・ ガラス瓶(3リットル)+レードル(あると便利)

まず青梅の下ごしらえとして,ヘタを取ります。これは爪楊枝など先の細いものながらなんでも良く,ヘタをつつくと簡単とることができます。


青梅のヘタととったらよく洗って乾かします。ここで汚れや水分が多く残っていると熟成時にカビが生えたりするので,キレイなタオルなどで水をふき取った後,少なくとも1時間くらいは乾燥します。
青梅が乾燥したら,ガラス瓶に梅(1kg)と氷砂糖(1kg)を入れていきます。
今回は「梅シロップ」用に3リットルのガラス容器を用意しました。ちなみに,同量の青梅(1kg)と氷砂糖(1kg)を使って作った「梅酒づくり」向けにはホワイトリカー1.5リットルが入ることも考慮して4リットルのガラス容器を用意をしました。結果,両者ピッタリでした。
青梅と氷砂糖の入れ方ですが,お互いによく接触するように,先に氷砂糖を入れて,青梅,氷砂糖と何回か繰り返して最後の氷砂糖が上にくるようにします。こうすることで,青梅と氷砂糖がしっかり接触して熟成が進みやすくなります。

氷砂糖が小さいので下に落ちて青梅が顔を出してしまっていますが,それほど神経質にならなくて大丈夫です。

後は冷暗所に保管して熟成を待ちます。

梅シロップの熟成記録
■1日目
1日しか経ってないので殆ど変化はないですが,氷砂糖が少し溶け始めています。熟成初期は熟成を促進するため,溶けた氷砂糖と青梅が均一に混ざるよう「蓋を閉めたまま」攪拌ようにします。熟成初期は溶けた砂糖が少ないので,逆さにすると短時間に攪拌できます。

■2日目
青梅が黄色く変色してきました。溶けた氷砂糖が均一になるように気が付いたときは混ぜるようにします。

■4日目
氷砂糖の溶解が急に進行して,容器の底にシロップのもとになる液だまりができています。青梅の表面も全体的が黄色く変色しています。ここでも,熟成が均一に進むように容器を傾かせて液を青梅全体に行き渡らせて熟成が均一に進むようにします。

■7日目
氷砂糖の溶解がさらに進んで,溶けた氷砂糖の液面が高くなっています。シロップのもとになる溶けた氷砂糖に触れている青梅は梅エキスを出して熟成が進んで表面の皺が増えてきています。

■10日目
氷砂糖の溶解がさらに進んで,青梅全部がシロップに沈むくらい液面が高くなってきました。

■13日目
青梅が熟成が進行して,表面がゴツゴツ,しわしわになってきています。梅の実の変化を面白く,時々蓋を開けたくなりますが,カビなどの原因になるので蓋を開けて中を触ったり止めましょう(笑)

■17日目
溶けた氷砂糖の液面がこれくらい高くなれば,混ぜなくても青梅はシロップにつかった状態になります。ただし,容器のそこに氷砂糖は残っているのと,梅のエキスはシロップに溶け出し続けているので,毎日の容器の攪拌は続けて均一化します。

■24日目
青梅の表面がゴツゴツ,しわしわになり熟成が進行することで梅エキスが収縮し,シロップの色が濃くなってきています。容器の底に残った固体の氷砂糖も残り僅かです。溶解を促進するために蓋をしたまま攪拌は続けます。

■28日目
残った固形の氷砂糖が完全に溶けました。梅の実の収縮がさらに進んでいます。

■35日目
熟成の目安の1ヶ月以上が経過しました。青梅の見た目の変化が小さくなり,シロップ色も十分についてきたので試飲してみたいと思います。

梅の実の取り出し作業
その前に,十分に熟成して梅エキスを出した梅の実を取り出しました。梅シロップは梅酒のように防腐作用のあるアルコールがないので,常温での保存の場合は熟成の目安となる1ヶ月が経過したら梅の実は取り出した方が良いようです。

取り出しは小型の穴あきオマタがあると楽だと思います。我が家には大きめのオタマしかなく,シロップが持ってかれそうだったので,こちらの道具を使いました。使っている最中は分からなかったのですが,ポテトマッシャー(マッシュポテトを使う道具)だったようです。。

思いのほか使いやすく,シロップを絡めとらないようにスイスイと梅を取り出せました。

梅の取り出し作業完了です。こうやって見ると,梅シロップに色がしっかりついていて梅エキスが十分に抽出できていることが分かります。

取り出した梅の実を少しかじってみました。

正直特別美味しいものではないですが,梅干しのような酸っぱさは全くなくて,適宜に酸味があり氷砂糖の甘みもしみ込んでいてそこそこ美味しいです。つまみとかには良いのではないでしょうか。

ちなみにいつか食べるかもと,冷蔵庫で2か月ほど保存してました特に食べる機会もなかったのでもったいないですが捨ててしまいました。あくまで梅シロップが主役なのでそこは好みで判断すればよいと思います。

手づくり梅シロップを水割りして飲んでみた
早速,グラスに「梅シロップ」の原液を入れます。同時に行った「梅酒づくり」用に購入したガラス容器(4リットル)にはレードルがついているので中身をグラスに移し替えるのがとても楽でした。
レードル1すくいをグラスに入れて,水を足して作った「梅シロップの水割り」です。

梅の適度な酸味が爽やかで,昔おばあちゃんに作ってもらった懐かしい味がします。氷砂糖のバランスも良く甘みも丁度良かったです。うちの娘にも好評でした!
やっぱり梅シロップはアルコールがないので,ジュースとして家族みんなで楽しめるのが良いですね。
ちなみに,こちらが梅を取り出してから2か月後(梅シロップづくり開始から3カ月)の梅シロップです。ゆっくり楽しんでいるのでまだ残っていますが,特に腐ることもなく,常温保存できています。3カ月程度であれば,長期の保存も問題ないようです。

まとめ
今回は自宅の梅の木から収穫した青梅を使った「梅シロップづくり」を紹介しました。はじめての梅シロップでしたが,昔懐かしい美味しい梅シロップをつくることができました。上手くいったので「初心者の梅シロップづくり」の参考になるのではないかと思います。「梅酒づくり」も同時に行ったので,そちらの記事もよかったらご覧ください。
↓梅酒づくりの記事はこちらです。