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黄花と黒色の茎がクール!夏の花『ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)』の成長記録

 今回は夏に長く咲く花『ルドベキア』の成長記録です。ルドベキア(Rudbeckia)は、北アメリカ原産のキク科(Asteraceae)の植物で「コーンフラワー」とも呼ばれます。その中で,人気の品種『タカオ』やその改良品種の『ブラックジャックゴールド』は背の高い黒色の茎に,美しい黄色やオレンジ色の花を咲かせる多年草として知られています。

 今回我が家では,今回はルドベキアを小さなポット苗を少し早めの春から地植えして育ててみました。実際育成してみて,春先から大きく成長して,花の少ない真夏の8~9月にたくさんの花を咲かせてくれました。

 

基本情報

種類 草花ー多年草ー宿根草
学名 Rudbeckia triloba 'Blackjack Gold'
花色
開花時期 7-9月
最大草丈 70~100cm
耐暑性/耐寒性 強/普通

ルドベキアの種類と特徴

 ルドベキアはたくさんの品種があり,1年草の品種もありますが,最近は『タカオ』や今回の『ブラックジャックゴールド』のように毎年花を咲かせる多年草の品種が多く出回っています。

 ルドベキアの特徴は,やはり黒色のクールな茎の先端につく黄色の花弁と黒色の花芯が花で,かつ花の少ない真夏に長期間咲いてくれることです。また,宿根草なので冬には地上部は枯れますが,寂しい感じにならずに趣のあるドライフラワーとしても活用されます。さらに,多年草なので翌年の春には新芽が芽吹いて,毎夏に花を楽しむことができます。

おすすめの植え場所

 高さは最大1mくらいに成長し株や花の雰囲気は少し野性味があるので,自然風の庭や花壇に地植えするのがおすすめです。明るい開けた場所に自然な感じで植えるのが良いと思います。

日当たり

 日当たりを好みますが,半日陰でも育ちます(今回育てた場所も半日陰)。ただ日照が足りないと,徒長したり花数が減ることもあるようです。

水・肥料やり

 地植えの場合は降雨以外の水やりは不要です。ルドベキアは地植えが基本なので,水やりは不要と考えておけばよいと思います。また肥料をやらなくても十分良く成長し,たくさんの花が開花します。(今回の成長記録も肥料なしです。)

成長記録

2023年5月

 ルドベキア(ブラックジャックゴールド)の3号ポットを購入し,裏庭の一角の半日陰の場所に植えました。ルドベキアの開花期である夏頃は日当たりが良くなる場所です。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)の植え付け(2023年5月上旬)

 植え場所を少し遠目からみた写真ですが,結構な荒れ地です。。こんな環境ですが,たくましく育って開花してくれるか?今後に期待です。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年5月上旬)

2023年6月

 1月半ほど経過して,6月中旬になりました。5月の写真と比べるとかなり大きくなっていることが分かります。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年6月中旬)

 植え付け時には小さな丸い形の葉っぱでしたが,一枚一枚が大きく少し細長い形の葉になってきました。また,茎も立ち上がって高さ30cmくらいになっています。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年6月中旬)

6月末にはさらに成長しました。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年6月下旬)

 ブラックジャック ゴールドの名の通り,徐々に下の方の茎が特徴的な黒色に変色しているのが分かります。

2023年7月

 7月中旬になり,かなり暑いです。。この時期になると,もう茎全体が黒色に変化しています。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年7月中旬)

 病害虫対策を一切していないので,葉がところどころ虫に食われてしまっていて可哀そうですが,成長に大きな影響はありませんでした。

 

 7月下旬になると株の大型化という意味での成長は止まってきて(高さは1m近くあり,腰高くらいです),そろそろ開花の準備が始まりました。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年7月下旬)

 良く見ると蕾がたくさん出来始めています!

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年7月下旬)

2023年8月(開花)

 8月上旬になり,ついに一番花が開花しました!

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年8月上旬)

 数日以内に次々と開花が進みます。

ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)(2023年8月上旬)

 黄色の花弁に黒色の花芯の組み合わせはシンプルですが美しいです!

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年8月上旬)

 暑さに負けずに次々と開花していきます。株の高さが1m近くあるので見応えがあります!

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年8月中旬)

2023年9月

 9月になりました。8月が開花のピークと思っていたんですが,9月になってもむしろ花数を増やしながら休みなく長期間に亘って開花が継続します。

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年9月中旬)

花の形は少し崩れてきていますが,花数は9月中旬のこの時期にこれまでで最大の花量です。

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年9月中旬)

 このあと9月末から10月上旬くらいまで開花が続きました。花の少ない真夏に長期間花を咲かせてくれるのは,ガーデナーとしてとてもありがたいです。

2023年10月

 10月中旬頃です。この時期になる花弁が殆ど落ちて,黒色の花芯だけになっています。

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年10月中旬)

 ルドベキアは花後もこの黒い花芯がドライフラワーとして使われるようで,この後どんな感じでイイ感じに枯れていくのか楽しみです。

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年10月中旬)

2023年11月

11月中旬になりました。

花弁も葉もすっかり落ちて,冬の姿になっています。ドライフラワーとしても使われる冬のルドベキアは,確かに雰囲気があっておしゃれです。(周りの雑草が凄いことになってますが。。)

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年11月中旬)

 さらに11月の終盤になって,さらにドライフラワーっぽい趣がでてきた?感じがします。

ルドベキア・ブラックジャック ゴールド(2023年11月下旬)

 苗から開花,さらにドライフラワー化するところまで見てきたので,今回の成長記録は以上としますが,『ルドベキア(ブラックジャック ゴールド)』は多年草で来年の春に芽吹いて毎年夏に花を咲かせてくれるはずです。来年以降は成長が見られたら,また育成記録を更新したいと思います。

まとめ

 今回は夏の花,『ルドベキア』の成長記録を紹介しました。小さなポット苗を少し早めの春から地植えして育ててみましたが,大きく成長して,8~9月にたくさんの花を咲かせてくれました。花の少ない真夏に長期間に開花するのは貴重なので,ルドベキアに合う場所があるなら是非おすすめしたい植物です。