今回は少し前になりますが年末の大掃除で実施した,「テラス屋根の掃除」について記事にしました。テラス屋根やカーポートの屋根材に使われる「ポリカーボネート」は,耐久性が高く割れる心配もなく,ガラスのように透明度が高いのが特徴です。しかし,数年屋外にさられると,汚れが目立ってきます。
我が家も,庭にテラス屋根を3年前に設置したのですが,雨風に晒されてずいぶんと汚くなってしまいました。高所での作業が必要で,高さと面積も大きくて手が届かなかったりと,なかなか掃除ができてなかったのですが,年末の機会にやってみることにしました。いろいろ試して,最終的に洗車用の「スポンジモップ」を使ったのですが,これが当たりで簡単・短時間にキレイになりましたので紹介してみたいと思います。
3年間で汚くなったテラス屋根
こちらは3年前に取り付けたテラス屋根です。今回掃除したのは,この屋根の透明の「ポリカーボネイト」の部分なのですが,やはり3年も経過するとかなり汚くなってしまいます。
遠目から見ると一見キレイに見えるのですが,近くで見るとめっちゃ汚いんです。。
右の写真だと,右に方に透けて見える我が家が,汚れのせいで霞んで見えてしまっています。。
ケルヒャーで洗浄×
試しに以前記事にし,庭のタイル・外壁掃除で絶大な威力を発揮した「ケルヒャー」でやってみたのですが,全然キレイになりませんでした。
窓ガラスの場合,高圧水を噴射すればあらかたの汚れは取れたのですが,ポリカーボネイトは勝手が違うようでした。
ポリカーポネートの屋根は数mmの薄い板で,衝撃に対して柔軟性があります。このためガラスなどと違って強い衝撃があっても割れず済む訳ですが,今回のケースでは逆に水の(運動)エネルギーが吸収されて(「バイ~~ン」というイメージ),うまく汚れが落ちません。
「雑巾」で掃除×
まぁ兎も角ケルヒャーではだめだったということで・・・直接拭いて掃除するしかない,ということで窓ガラスの要領で雑巾で拭いてみたものの,汚れが多い上にとれにくくて埒(らち)が明かない。なにより,全然手が届かない,手が汚れる,雑巾が頻繁に汚れて作業が進まない,ということで少しやってすぐに止めました。。
そして最終的に試したのは,原点回帰というか普通過ぎますが,『柄の長いスポンジポップ』です。
テラス屋根掃除 Before&After
掃除アイテムの選定
「長い柄」の先に,傷をつけずに洗える「スポンジ」がついたアイテムはないか?
ということでいろいろ探しました。すると洗車用のブラシでいくつか気になるものがありました。1つがこちらです。
探してみると,それほど種類がある訳ではなく,上を含めて3~4候補の中から最終的に選んだのがこちらの「アイオン(AION)」というメーカの「洗車用のスポンジモップ」です。
選んだ理由はいくつかあって,柄の長さが最大1.5mまで伸びて手の長さと合わせて,今回のテラス屋根(幅4m*:両側から掃除すれば2m×2で届きます)の掃除には十分な長さだったということがあります。
また,スポンジの材質の評判が良かった上にスポンジ単体で交換可能だったのも選択の理由です。あと,類似品の中ではデザインが一番よく感じました。
評判のスポンジですが実際触ってみても,良くあるフワフワのすぐ劣化しそうなスポンジとは違っていて,低反発材のような弾力があり,かなりしっかりした素材です。
屋根掃除①:
それでは早速掃除を始めていきます。
まず高所作業になるので,脚立あるいは「はしご」は必須となります。
今回は以前こちらの記事で購入した,高さ150cmのはしごを使いました。
はしごに上って,まずは屋根の上に十分水をかけてから,購入した「スポンジモップ」を使ってこすって洗っていきます。
スポンジモップの柄の長さは伸縮可能で,最大1.5mまで伸びるので,2mくらい離れた幅4m屋根の中央部分にも楽々届きます。
屋根上は,水だけでは落ちにくい油汚れもついているので,適宜洗剤を使います。今回は,窓ガラス用のガラスマイペットを使いました(写真右側の泡)。
少し固めのスポンジですが,硬すぎてポリカーボネイトの屋根を傷つけることなく,しっかり汚れも落としていきます。普段掃除できてないところが手を汚さずにキレイになるので,掃除なのに楽しいです。
スポンジモップでの作業が終わったら,再び水をかけて汚れた水を洗い流します。
屋根掃除②:ブロワーで水飛ばしと乾燥
汚れた水を洗い流した後は,ウォーターマークがつかないように水滴を飛ばしながら乾燥させていきます。放置しても乾きますが,どうしても水滴に後が残ってしまいます。
その時便利なのが「ブロワー」です。
主に園芸用の枯れ葉飛ばしに使われる道具ですが,洗車や窓掃除後の乾燥にも便利です。
次の写真がブロワーで少し作業した後です。効率よく水滴を吹き飛ばせて短時間に乾燥できました。また,「スポンジモップ」で汚れをキレイに落とせていたことが分かります。
テラス屋根の掃除後
こちらが作業後の全体の様子です。
やはり遠目からだと分かりにくいですが,これまで溜まった3年分の汚れを落とせてかなりキレイになりました。
まとめ
今回の記事では,伸縮可能な『スポンジモップ』を使って我が家のテラス屋根の掃除に使ってみました。手を汚すことなく,これまで溜まった3年間の汚れをまとめて落とせて,とても簡単に掃除できました。他のタイプのテラス屋根やガーデンルーム,カーポートにも応用できるので,参考になるのではないかと思います。