今回はガーデニングに欠かせないアイテム『脚立』について記事にしてみました。我が家で苗木から育てたシンボルツリー『シマトネリコ』『オリーブ』も,いつの間にか3メートルを超えて大きくなってきました。これまでは、平地で剪定すれば十分でしたが,さすがに剪定ハサミも届かなくなってきました。
という訳で今回,我が家の庭木の剪定に適したものを見つけるべく,『脚立』についていろいろ調べてみました。今回の記事では,『脚立』の種類など基本情報と,調べてみて分かった選び方のポイントを備忘録としてまとめてみました。また,我が家で実際購入した脚立の使用感(買ってよかった!)についてまとめてみました。
脚立の種類
まず種類についてですが,形状や機能に応じて「はしご」「脚立」「踏み台」に分類されます。次に簡単に,これらの特徴についてまとめます。
①はしご
基本的には,壁の表面などに立てかけて使うものです。自立しないので,使用時の安全性を確保するためには「固定」が必要です。少ない重量で高さがでることから,高い木の剪定や高所作業に使われることが多いです。
②脚立
一般的には,2つに折りたたんで,使用時には広げて使います。はしごと違い,自立しますので設置場所さえ気を付ければ(*1),安全に使用することができます。折りたたみ式であるため,同じ高さのはしごと比べれると,重くなります(*2)。
*1:足を伸縮させ平地でなくても使えるタイプもあります。
*2:脚立を完全に広げて,はしご兼用で使えるタイプもあります(下記に記載あります)。
③踏み台
機能的には脚立と似ていますが,ものによりますが,足をのせる場所がより幅広く,使用時により安定感がある場合が多いです。サイズはコンパクトなものが多く、室内でも良く使われます。屋外用もありますが,足を載せる部分がプラスチック製のものもおり,耐久性にケアは必要です。
剪定に向くのはどれ?
それでは,以上の中でどのタイプが庭木の剪定に向くでしょうか?木の高さや,高所の剪定作業の熟練度にもよりますが, 自分はそれぞれの特徴を見極めた結果,『脚立』一択だと思いました。
理由の1つ目は,「はしご」の場合,そもそも庭木の近くに「はしご」を立てかけられる場所が無いときがあるということがあります。また,自分は剪定作業の素人なので,安全性を見た時に「はしご」は立てかけるという安定性が少し心もとない,というのがあります。
理由の2つ目は,庭木が現時点で3m程度あり,今後の成長を考えても「踏み台」では高さが足りないとうことがありました。
という訳で,剪定作業には「脚立」が向いているということが分かります。
はしご,脚立,踏み台とありますが,高さと安定性のバランスがあり,初心者が剪定をはじめとした高所の庭作業をするには『脚立』がオススメです。
脚立のラインナップ(メーカー・大きさ)
次に,どのメーカーのどの種類の脚立を選ぶかということになります。
メーカー
結論から言ってしまいますと,メーカーは「長谷川工業」,「アルインコ」のどちらかで間違いないと思います。その他にもありますが,具体例は出しませんが,なんでも作っているメーカーによる格安のものが多いです。
「長谷川工業」,「アルインコ」の比較ですが,参考に普及帯の同クラスで比較的小型の120cmのタイプの脚立を比較しています。これもそうですが,他のサイズでも「アルインコ」の方が僅かに安価な傾向がありました。あとは,デザインとか好みでどちらかを決めれば良いのではないかと思います。
メーカー | 製品(高さ120cmのタイプ) |
価格 ('20年12月時点) |
---|---|---|
長谷川工業 |
リンク
|
5,498円 |
アルインコ |
リンク
|
5,060円 |
高さ・重量
最後に,どのサイズのものを選ぶかということになります。専門メーカである,アルインコ,長谷川工業ともに,30cmきざみでラインナップがあります。
*表は「長さ」で記載しているので,使用時に足を開く際,高さは低くなります。
脚立は,大は小は兼ねるで,高いほど高所作業のバリエーションが広がります。一方,重量は,脚立が高くなるほど当然重くなります。例えば,表にありますように,210cmのものは120cmの2倍以上の重量があります。保管場所も考えてサイズを上限を見極めるのが良いかと思います。
長さ[cm] | 60 | 90 | 120 | 150 | 180 | 210 |
---|---|---|---|---|---|---|
段数[-] | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
重量[kg] | 2.5 | 3.4 | 4.2 | 5.5 | 7.1 | 8.8 |
少し主観が入りますが,今回調べた経験から言いますと,1m以下のタイプはお勧めしません。なぜかというと,90cmの脚立を例にすると,脚立は仕様上,安全上「一番上の部分(三角形の頂点)」には立てませんので,一番上の段に立った時の高さは60cmです。これは,家にある踏み台やイスなどで事足りてしまう高さです。せっかく脚立を買うのだから,今後のことを見据えて,脚立がなければできない高所作業を想定して,高めの脚立を買うことをお勧めします。
踏み台と差別化できる,高さ1m以上の脚立がオススメです。
購入した脚立と使って見ての感想
以上を踏まえて,今回購入したのがアルインコ製の長さ150cmの脚立『アルミ製はしご兼用脚立 MR150W』です。ネットで6,000円ほど(送料無料)で安価に購入できました。
(これまでの流れから,この脚立に誘導しているみたいですが,実際調べて選んだ過程を記載したのでそうなってしまってますので,ご了承ください(笑)。)
チョイスのポイントですが,せっかく買うのだからということで,考えられ得る高所作業を想定してラインナップの内,高めのものとしました。ただ,庭木は3mくらいで管理する予定なので,そこまで背の高いものも不要でした。という訳で,今回は150cmのサイズを購入したという訳です。
*ちなみにこちらの脚立ですが,上にも少し書きましたが,足を完全に開くことで,はしごとしても使えるものです。(我が家では,用途的にも安全を考えても「はしご」としては使わないと思いますが。。)
次に使用感にご紹介します。今回はネットで購入しましたが,段ボール入りではなく,中身の見える厚手の透明のビニール袋に包装されて届きました。
まず開封して思ったのは,とても軽いということです。このサイズくらいまでにして良かったと思いました。
我が家のシンボルツリーの「シマトネリコ」の前に設置してみました。実際使って見て,3mに育った「シマトネリコ」を剪定するにもちょうどいいサイズでした。
我が家の第2シンボルツリーの「オリーブ」のところにも設置してみました。
今回は,「脚立」を庭木の剪定用アイテムとしてご紹介しましたが,その他の高所作業にいろいろ使えて便利です。こちらは,以前記事にした我が家のウッドデッキ上の『テラス屋根』です。
テラス屋根は, 屋根部分が透明な「ポリカーボネート」なので,数年すると汚れが目立ってきます。
ちなみに,ウッドデッキ上の『バーベキューコンロ』『ガーデンソファ』,テラス屋根の上の『フラワーボックス』については以前記事にしていますので,良かったらリンク先をご覧ください。
ガーデンチェアなんかを置いても一応は簡単な高所作業できるのですが,少し不安定だったり何より高さが足りません。今回の脚立(150cm)を使うことで,テラス屋根の上でも楽々作業できました。
実際に購入したはしごを使ったテラス屋根の掃除の様子の詳細はこちらの記事をご覧ください。
【参考記事】
また背の高い果実の収穫にも必須のアイテムです。
【参考記事】
以上が今回購入した脚立を使って見ての感想です。実際脚立を使って見て,多目的に使えてとても便利なアイテムです。一家に一台,常備しておきたいアイテムです。
まとめ
今回は,我が家の成長した庭木(シンボルツリー)の剪定用に購入した脚立について記事にしてみました。いろいろ調べた甲斐あって,とても使い易く,ちょうどいいサイズのものを安価に購入できたと満足しています。同じように脚立を探している方に,今回の記事が参考になれば幸いです。