今回は,庭づくりの基本!『土留め』作業について記事にしました。「土留め」というとなんか地味ですが,ガーデニングでは,レイズドベッド作りや,花壇の縁取り,斜面の土崩れ対策など,園芸で幅広く必要です。
我が家でいうと,家の北側に裏庭があるのですが,斜面になっています。階段で降りられるのですが,階段の左右の斜面から土砂や落ち葉やらが溜まり,非常に使いにくい状態になっていました。今回,土留めアイテムを購入し,DIYで階段に積もった土の撤去と,土留め作業を進めました。その結果,かなり満足のいく仕上がりとなったので,紹介します。似た悩みを抱えている方には参考になるのではないかと思います。
今回土留め作業した場所
場所は,このブログでも何回か紹介している「北向きの裏庭」です。今回の作業は,こちらの裏庭の階段です。
春になると宿根草が芽吹いて多少は華やかになるのですが,冬なのでより殺風景な雰囲気でかなり残念なことになっています。。階段の左右から土や落ち葉が落ちてきて階段に積もってしまい,見るからに歩きにくそうなのが分かると思います。下の方は,階段の踏板の部分がほとんど見えていません。

用意すべきアイテム
そこで今回用意したのは,こちらの土留め対策用アイテムです。
・土留めシート
・ゴムハンマー
・スコップ(土の撤去用)
1つ目の土留めシートですが,今回はAmazonで調べて一番シンプルで安価で良さそうだったこちらの「樹脂製の土留めシート」を使いました。(DAIM 花壇 レイズドベッド 土と芝の根 どめどめシートLL )
シートの長さと深さは様々ありますが,今回はそこそこ急な斜面に対応できる一番深い27cmのものを選びました。またシートはとりあえず購入し良さそうだったら追加購入するつもりで長さ3mのものを選びました。

2つ目の必須アイテムは,ゴムハンマーです。土留めシートが樹脂製なので,金槌だと壊れてしまうので,ゴムハンマーが便利です。
ゴムハンマーはDIYのいろんなところに使うことができるので,一家に一台持っていて損はないアイテムです。
3つ目のスコップは何でも良いです。土留め作業にはいる前に,今回のように土を撤去したりとか,最後土を必要な場所に移動するのに必要です。
土留め作業の様子
それではメインの土留め作業の様子に入っていきます。流れは,まず階段に溜まった土などの撤去をしてから,土留めシートを適当な長さに切って設置,ゴムハンマーで打ち込んでいく流れになります。また今回は作業量が多いのもあり,階段の上半分を作業してから,下半分の作業をするという流れで進めました。前者は1月,後者は5月とかなり分散して実施しましたが,今回もその流れで作業を紹介していきます。
溜まった土の撤去
まずは階段に溜まった土の撤去です。

このように階段の左右から土が落ちて溜まることで,踏板の半分くらいに土が被さってしまっています。(ちなみに,左手前のギザギザの葉っぱの植物は「クリスマスローズ」です。)

これをスコップなどで撤去していきます。


土を撤去した状態であらためて階段の左右にできる土壁の高さを計ってみると,やはり20cmと結構ありました。この設置する土留めシートは土に埋め込む部分があるので深さ27cmと長めのサイズにして良かったです。

土留めシートの打ち込み
次に土留めシートを階段の左右に設置していきます。
土留めシート(長さ3m×深さ27cm)はこのように巻かれた状態で届きます。

土留めシートの1シート単位当たりの幅,シートの間隔(ピッチ)は5cmです。土に刺す側は,少し鋭利で当たると痛いので注意します。

これを設置場所の寸法を考えて適当な長さに切っていきます。切るときは,カッターなどで切れ目をつけると簡単に切れます。ハサミは大型の切れ味のよいものを使うと作業がはかどります。
この部分5cm×8=40cmに切って,階段の側面に設置しています。

ここでもう一つの重要アイテム「ゴムハンマー」です。

これを使って土留めシートを土に打ち込んでいきます。

できるだけ真っすぐになるように調整しながら打ち込んでいきます。

階段の中腹辺りで作業が進みました。それなりに体力を使いますので,涼しい時期にやるのがおすすめです笑

階段の下部に入ったところで土留めシート3mを使い切りました。

階段側に残った土を,土留めシートの外側にできた隙間に戻したり,下に落としたりして一旦作業は終了です。
仕上がりは最後のBefore&Afterで比較するとして,思っていた通りの作業ができたので,残りは適当なタイミングで土留めシートを追加購入して進めることにしました。
土留め作業:完成まで
同じ土留めシート(長さ:3m,深さ:27cm)を追加購入して残りの作業を進めることにしました(5月)。

勝手は分かっているのでスムーズに進みますが,階段の下の方が積もった土が多く,撤去に戸惑うことに。。

苦労しながらも,なんとか一番下の段まで作業が完了しました。

一番下の散らかりは見なかったことに。。
土留め作業:Before & After
それでは作業が終了して数日経ったあとの様子を確認していきます。
いかがでしょうか?一番最初と比べて初夏になったのでだいぶ雑草が増えてますが,階段がキレイに見えるようになったので,だいぶ整然としたのではないかと思います。
(階段の右側に植えているグランドカバー「リシマキアリッシー」も満開!)

こちらは下の方の階段です。踏板の部分にあった土は数日の間に雨に流され,そのかわり土留めのお陰で上から階段に土が流れ込むこともなく,本来の白い踏板面が表面に出てとてもきれいになりました。

こちらが最初の写真と並べたものです。
1月時点では階段の半分くらいが土に隠れていましたが,作業後の5月には踏板がすべて見えるようになり,階段の上り下りが格段にしやすくなりました。(ちなみにですが,4カ月間での「ツワブキ」の繁殖と成長がもの凄いです。。)

今後も土留めによって斜面から階段へ土砂が流れ込みにくくなるはずなので,このきれいな状態をある程度維持できそうです。作業はそれなりに大変でしたが,見た目も使いやすさも大きく改善でき,やってよかったと思えるDIYになりました。
まとめ
今回は,裏庭の階段まわりの「土留め」作業について紹介しました。
土留めというと少し地味な作業に感じますが,実際にやってみると効果はかなり大きかったです。これまで階段の左右の斜面から土や落ち葉が流れ込んできて,踏板が見えないほど使いにくい状態になっていましたが,土を撤去して土留めシートを設置することで,階段本来の形がしっかり見えるようになりました。
今回使った樹脂製の土留めシートは,好きな長さに切って使えるので,階段のように細かく区切られた場所でも扱いやすかったです。深さ27cmのタイプを選んだことで,20cmほどある土壁にも対応でき,結果的にはこのサイズにして正解でした。作業自体は,土を撤去して,シートを切って,ゴムハンマーで打ち込むだけなので,特別な技術は不要です。ただし,土の撤去や打ち込みはそれなりに体力を使うので,真夏ではなく,冬から春,または秋頃に作業するのがおすすめです。
また,作業後に雨が降ることで,階段上に残っていた細かい土が自然に流れ,さらにすっきりした見た目になりました。一方で,土留めシートのおかげで斜面側から新たに土が流れ込むことはかなり抑えられており,見た目だけでなく実用面でも満足のいく仕上がりになりました。
レイズドベッド作りや花壇の縁取りだけでなく,今回のような斜面や階段まわりの土崩れ対策にも,土留めシートはかなり使えるアイテムだと思います。裏庭や通路まわりで「いつも土が流れてきて困る」という場所がある方は,DIYでの土留め作業を検討してみてもよいのではないでしょうか。