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人気のシルバーリーフ『オレアリア・リトルスモーキー』の成長記録~難しい育成に2回チャンレジした結果…

 今回は人気のシルバーリーフ『オレアリア・リトルスモーキー』についてです。シルバーリーフといえば「シロタエギク」のメジャーですが,『オレアリア・リトルスモーキー』は,葉が小さく繊細な雰囲気で,葉色も一際白く明るいことから,最近人気のオーストラリア原産「キク科の常緑低木」です。園芸店だけでなく,ホームセンターでも良く見かけます。(しかも少しお値段高め…)

 我が家では,実はガーデニングを始めた当初(2018年)も一度育てていたことがあったのですが,夏越しできず1年持たず枯れてしまいました。懲りたつもりその美しいシルバーリーフに再び魅了されて,リベンジで同じ地植えですが,より安全に秋植えして育ててみました。今回の記事では,『オレアリア・リトルスモーキー』の2回分の成長記録を紹介します。

↓ シルバーリーフの植物の記事はこちらにまとめています。良かったらご覧ください。

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基本情報

種類 常緑低木
学名 Olearia Little Smokie
花色 黄色
開花時期 春,秋
最大樹高/横張り 1m/1m
耐暑性/耐寒性 弱~普通/強

育て方 

 夏の高温多湿を嫌うと言われます。しかし実際育ててみて,湿度がそれほど高くなくてもジリジリと照り付けるような直射日光を苦手としているようです。耐寒性は比較的あるので,真夏の長時間の直射日光は避けられる場所に植えた方が良いと思います。

水やり

もともと乾燥地帯に育つ植物なので,地植えの場合は水やり不要です。

花が咲くことは珍しい

 オレアリア・リトルスモーキーは,シロタエギクなどと同じキク科で黄色の花を咲かせます。目立たない小さな花で,シルバーリーフと比べると鑑賞価値は低いですが,そもそも花が咲くこと自体が珍しいようです。実際2回育成し,開花期を迎えましたが花は一度も確認できませんでした。

成長記録

今回は2018年春に植え付けた1回目の育成と,2021年秋に植え付けた2回目の育成の2回分を紹介します。

2018年5月(育成1回目:春植え)

1回目は2018年春に育成しました。植えたのは,家の西側の花壇で,当時は殆ど何も植わってなったこともあり,日光を遮るものがなくてとても日当たりの良い場所です。

オレアリア・リトルスモーキー:育成1回目(2018年5月)

真っ白な樹姿が気に入ってもう1株、隣に植え付けました。

初代のオレアリア・リトルスモーキー:育成1回目(2018年5月)

ちなみに左隣に植わっている黒っぽい色の植物が,こちらもオージープランツの『コロキア・コトネアスター』です。

オレアリアの「白」とコロキアの「黒」のコントラストを狙って植えたのですが,コロキアはこの後とても大きく成長しました。

 

一方,オレアリアはというと・・・この後写真は残ってなくて,この年の夏に枯れてしまいました。廻りの植物が成長して風通しが悪くなり,夏の暑さ+過湿が原因だと思います。という訳で『オレアリア・リトルスモーキー』の1回目の育成は失敗に終わりました。。

 

↓夏の過湿に弱いなど,育てた感覚は,同じオージープランツのシルバーリーフの『エレモフィラ・ニベア』にも性質が似ていると思いました。良かったら育成の参考にご覧ください。

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2021年10月(育成2回目:秋植え)

1度目の枯れから3年後,気を取り直して性懲りもなく「オレアリア」の繊細なシルバーの株姿に魅了されて,園芸店で苗を(衝動的に)購入。

今回は,「オレアリア」の地根付かせてから翌年の春夏を撃替えようと,秋植え(10月)にして2回目の育成をスタートしました。

オレアリア・リトルスモーキー(2021年10月下旬)

株の大きさは,高さ・横張り10cmくらいです。

オレアリア・リトルスモーキー(2021年10月下旬)

写真で「オレアリア」の上の斑入り葉の植物が常緑低木の『マートル(ギンバイカ)』です。そして,左にあるのがこちらも植え付けたばかりで同じオージープランツの『ギョリュウバイ』,下の緑葉が『アルペンブルー』です。

2022年4~5月

 春を迎えました。秋植えしたことで,実は直後に来る寒い冬を越せるのか心配だったのですが,無事冬越しできました!耐寒性は高いようですね。

オレアリア・リトルスモーキー(2022年4月上旬)

株も少し大きくなってきて,高さ20cm,横幅25cm位はあります。

もう「リトル」スモーキーではありませんね(笑)

オレアリア・リトルスモーキー(2022年5月上旬)

それにしても,枝先に生える真っ白の細かい葉が本当に素敵です。。

2022年7月

 7月になりました。だいぶ暑くなってきましたが元気なように見えます。

オレアリア・リトルスモーキー(2022年7月上旬)

 しかしこの後,『オレアリア』の様子が少しずつおかしくなってきました。

7月下旬には枝の一部(この写真では株の左側あたり)が枯れ始めまてきました。右下に植わる『アルペンブルー』は開花ピークを過ぎても開花し続けて元気なんですが。。

オレアリア・リトルスモーキー(2022年7月下旬)

 この年は梅雨明けが早く,7月上旬から昼以降にジリジリと照り付けるような直射日光が当たったためでしょうか。湿度はそれほどではないのに,暑さだけでやられた印象です。

2022年9月

 そして何とか真夏の暑さが通り過ぎた9月になりましたが・・・やはり枯れの進行が止まらず,ついには枯れてしまいました。(葉が全部落ちて,枝だけの状態です・・・)

オレアリア・リトルスモーキー(2022年9月下旬)

という訳で,結局は1回目の育成時と同じパターンで,2回育てて,同じパターン枯れてしまいました。真夏の高温過湿(とくに暑さ)は本当に鬼門なんだと思います。

 

秋植えにしてもダメということ育成の難しさを再認識しました。が,2回目は少なくとも1年弱は育ててられたので,他には得難い美しいシルバーリーフということもあり,1年草と割り切って楽しむのはアリではないかと思います。

まとめ

 今回は過去2回の『オレアリア・リトルスモーキー』の育成記録について紹介しました。しかし残念ながら,2回とも1年以来に枯れてしまうという結果になりました。育成のポイントとして,耐寒性は高いこと,耐暑性は予想以上に弱いことが分かりました。1年弱は繊細で美しいシルバーリーフを楽しむことはできたので,1年草だと割り切って育てたり,難しい育成へのチャンレジ自体を楽しむのも面白いと思います。