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ピンク花が長く咲く!コンパクトな四季咲き『グレビレア・ピンクミゼット』の成長記録と開花!

 今回は代表的なオージープランツの常緑低木『グレビレア(グレヴィレア)』についてです。グレビレアと一言でいってもその種類はたくさんあり(250種類とも・・),しかも大きさや性質も種類によりマチマチだったりします。今回育成したのは,その中でも背が低くコンパクトに育つ『グレビレア・ピンクミゼット』です。ピンクミゼットはその名の通り,特徴的な南国風のピンク花を長い期間咲かせます。

 我が家では,ピンクミゼットを地植えしてグランドカバー的に育てていますが,春から晩秋までピンク花がずっと咲き,驚くほど長期間花が咲きます。さらに葉は常緑で成長もゆっくりでコンパクトと,とても育てやすい植物だと思いました。今回は,その成長記録を見ていきます。

 

基本情報

種類 常緑低木
学名 Grevillea ‘Pink Midget’
花色 ピンク
開花時期 4-11月
最大樹高/横張り 40cm/50cm
耐暑性/耐寒性 強/強

グレビレアの種類

グレビレアの種類:一般的な1~2mサイズの品種(左),ピンクミゼット(右)

グレビレアというと園芸店にあるのは,左のような花姿で最大樹高が1~2m程度のものが一般的です。そのサイズ感と常緑であることから,最近では庭木として,生け垣やシンボルツリーにも使われるようです。

今回は,そんなグレビレアの中でも少し珍しい,コンパクト(最大で50cm以下くらい)でグランドカバーとしても使える『グレビレア・ピンクミゼット』を育ててみました。

日当たり 

 日当たりを好み耐暑性,耐寒性ともに高いです。真夏の直射日光に当たると少し元気がなくなるので,可能なら避けたほうがいいです。

水やり

 地植えの場合は,降雨のみで大丈夫です。真夏で直射日光が当たる場所にある場合は,地面の乾燥具合を見て水やりします。

成長記録

植えた場所

南向きの庭の花壇の縁の日当たりが良い場所に植えました。西日が日没まで当たり続ける場所で,耐暑性がないと夏越しが厳しいエリアです。グレビレアの耐暑性の高さに期待です!

2021年5月(植え付け)

こちらが地植え直後の様子です。5ポット苗にぴったり収まっていたので大きさは横15cm,縦10cmといったところです。

葉は『芝』に似た形状で(芝よりは大きいです),少し固めで触ってみるとややチクチクします。

グレビレア・ピンクミゼット(2021年5月上旬)

右後ろには,同じオージープランツの常緑低木『メラレウカ・レボリューションゴールド』があります。右隣はシルバーリーフの常緑低木『コンボルブルス・クネオルム』です。

2021年6月

6月になりました。植え付け時から咲いていた花も,少し増えてきました。

グレビレア・ピンクミゼット(2021年6月下旬)

2021年8月

真夏になっていてもずっと花が咲いています。

グレビレア・ピンクミゼット(2021年8月下旬)

カールした花弁がエキゾチックで独特の雰囲気です。

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グレビレア・ピンクミゼット(2021年8月中旬)

2021年10月

 秋になりました。真夏の酷暑も切り抜けて,無事夏越しできました。

花の勢いの強弱はありますが,植え付け時(5月)からずっと咲いています。。

この頃から,『グレビレア・ピンクミゼット』は花期がとても長いことに気付き始めます。

グレビレア・ピンクミゼット(2021年10月下旬)

 

ところで右隣の『コンボルブルス・クネオルム』は元気がないです。夏の酷暑が原因で弱ってしまったのだと思います。結局この後,冬を待たず枯れてしまいました。

2021年12月

12月下旬の年末の頃です。この時期になると,かなり気温は下がっているので,さすがに開花は止まっています。結局,気温が日中20℃近くある11月くらいまではずっと咲いていました。

グレビレア・ピンクミゼット(2021年12月下旬)

 

2022年2月

真冬になりました。気温はときどき氷点下近くになりますが,『グレビレア』は耐寒性が高く冬も常緑です。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年2月中旬)

右隣の『コンボルブルス・クネオルム』はこの通り,夏の酷暑で弱って,その後枯れてしまいました。。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年2月中旬)

2022年4月

無事冬を乗り越えて迎えて春。ふと見てみると,もうピンク花の蕾が!しかも開花直前の状態に見えます!

グレビレア・ピンクミゼット(2022年4月上旬)

 

4月中旬には一斉に開花しはじめました!

グレビレア・ピンクミゼット(2022年4月中旬)

4月下旬には,かなり高密度に花が咲いています。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年4月下旬)

2022年6~7月

 6月になり,植え付けてからちょうど1年経過です。昨年同様に,この時期も休まずずっと花が咲いています。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年6月下旬)

花にばかり注目してきまいたが,葉も新芽がでてきてキレイなグリーンにリフレッシュされれています。株のサイズも大きくなり,今では横幅35cm,高さ20cmと,植え付け時の倍くらいはあります。

 

7月になると,より鮮やかな緑色になって,葉の密度もさらに増えてきました。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年7月下旬)

 相変わらず花はずっと咲いています。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年7月下旬)

2022年8~9月

真夏の時期になっても,昨年同様に花はずっと咲き続けています。。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年8月上旬)

もちろん花の勢いに強弱はあるのですが,一番暑いこの時期にあって,再び開花の勢いが増してきました。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年8月下旬)

ずっと花が咲いてくれて嬉しい限りですが,花の少ない真夏に花咲いてくれるのは希少でありがたいですね!

グレビレア・ピンクミゼット(2022年8月下旬)

 

9月になり,サイズは横幅40cm,高さ30cm(最初は,横幅15cm,高さ10cm)と,15カ月ほどの地植えでの育成でほぼ倍くらいになりました。

 花壇の縁から垂れるような感じで,おしゃれになってきました。

グレビレア・ピンクミゼット(2022年9月上旬)

少し大きくはなりましたが,かなり成長はゆっくりなので,大きくしたい人は放任で,小さくした場合は少し刈り込んでいけば簡単に元のサイズに戻せます。

ということで今回の成長記録は終わりです。

 

↓ 少しマイナーな「グレビレア」ですが,こちらで購入できます。

まとめ

 今回は少し珍しいオージープランツ『グレビレア・ピンクミゼット』の成長記録を紹介しました。花期が長く,常緑,丈夫で育てやすく,少しエキゾチックな独特な花姿が気に入れば,とてもおすすめできる常緑低木だと思います。