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【モッコウバラ】伐採に近い根本からの強剪定後の復活!見事な開花!

 今回は,我が家の「モッコウバラ」をバッサリと伐採に近い強剪定をした後の復活と成長の記録についての記事です。

 「モッコウバラ」は一季咲きのツルバラで,バラの中では珍しく常緑でとても育てやすいことで有名です。我が家では,「モッコウバラ」をガーデンアーチに絡ませて,約3年間地植えで育ててきました。

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 しかし残念なことに昨年,支えのガーデンアーチが壊れてしまい,やむなく株元付近からバッサリと伐採に近い強剪定をしました。伐採後の「モッコウバラ」の復活は正直あきらめていたのですが,驚異的な復活と成長を見せて,春には前年以上の満開となりました。今回の記事では,昨年6月の伐採後の様子から,今年の5月の満開の様子まで約1年間の経過を見ていきます。

 

ガーデンアーチを新調し仕方なくモッコウバラを伐採

 まずガーデンアーチを交換する前の「モッコウバラ」の状態についてです。

ガーデンアーチの左右に植えてあるのですが,最初は,ひざ下ほどしかない小さな株でした(写真左側)。

モッコウバラ(ガーデンアーチの右側の株)(2019年4月下旬)

それが,2年間の成長でアーチ全体を覆うほどに成長しました。

 

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 こちらが3年目の様子です。左右から伸びた「モッコウバラ」の枝葉で,ワサワサになっています。

モッコウバラを絡ませた古いガーデンアーチ.倒壊寸前で傾いています(2021年3月下旬)

 せっかく大きく育った「モッコウバラ」ですが,絡ませていたガーデンアーチが錆でボロボロとなってしまい倒壊寸前に。。(むしろ,モッコウバラのおかげで自立できてる状態という)

 そこで,新しいガーデンアーチの導入・設置し,古いアーチの交換の際に「モッコウバラ」のかなりの部分を撤去しなければならなくなりました。

 

↓新旧ガーデンアーチ交換の様子はこちらにまとめています。

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結果,アーチの左側の株は伐根して完全撤去,右の株は根元に近いところで伐採しました。

それでは次に,根本だけ残したアーチ右側の「モッコウバラ」のその後の復活の様子を見ていきます。

 

強剪定後の成長

2021年6月

 こちらが新しいガーデンアーチ設置した後,「モッコウバラ」を伐採した直後の様子です。

モッコウバラ(2021年6月中旬)

見ずらいですが,こんな感じで地際30cmくらいで伐採しました。

モッコウバラ(2021年6月中旬)

 ちなみに,ここで一般的なモッコウバラの剪定の際の注意点です。モッコウバラの花芽は夏前にできるので,来年を花を咲かせたい場合は7月以降の強剪定は避けることが重要です。

 今回は6月上旬に剪定したので,(ネタばれですが)花をたくさん咲かせることができました。

モッコウバラ剪定の注意点

モッコウバラの花芽は夏前にできるので,7月以降の強剪定は控える

 

上にも書きましたが,古いアーチの左側に植わっていたもう1つの株は,新しいアーチの設置位置の都合で残すことができなく,止む無く伐根し完全撤去しました。

その代わりと言ってはなんですが,新しいアーチの左側には,ピンク花のつるばら「レオナルド・ダ・ビンチ」を植えました。

新しいアーチの左側に植え付けた「レオナルド・ダ・ビンチ」(2021年6月上旬)

2021年8月

8月中旬になりました。

 株元からシュートがひょろひょろと伸びて,2.3mあるガーデンアーチの一番高いところくらいまで届いてきています。

モッコウバラ(2021年8月中旬)

このまま3月上旬くらいまで,これに近い状態が続きました。

2022年3月

3月になりました。気温が上がってきた3月中旬頃から急に伸びたシュートから枝葉たくさん出てきました。

モッコウバラ(2022年3月下旬)

アーチに右半分だけ,かなり密度が増してきています。

 

ちなみにアーチの左側のツルバラ「レオナルド・ダ・ビンチ」も,新しいアーチ設置のタイミングで地植えしましたが,アーチの高いところまで伸びてきています。

2022年4月

開花期の4月になりました。

ここからさらに成長が加速します。次は4月中旬の様子ですが,アーチに絡みつく枝葉のボリュームがさらに増しています。そして一部の蕾が開花してきています!

モッコウバラ(2022年4月中旬)

ちなみに,左に見える薄紫の花は「ウエストリンギア」,右側に見える青花は「セアノサス(カリフォルニア・ライラック)」です。これら庭木とのコラボも素敵です!

 

4月下旬になり,いよいよ満開になってきました。

モッコウバラの開花(2022年4月下旬)

一般的に白花のモッコウバラは,黄花と比べると花付きは少ない方ですが,結構な密度です。

モッコウバラ(2022年4月下旬)

昨年の満開時との比較です。昨年と比べても,むしろ花密度は同じかむしろ高まっています。

モッコウバラの開花,左:昨年(2021年4月下旬),右:今年(2022年4月下旬)

 

さきほどの写真と同じ角度ですが,晴れの日だと青空にモッコウバラの白花が映えます!

モッコウバラ(2022年4月下旬)

最後に約1年前の,強剪定直後の状態と比較してみます。

地面から40cmほどまで伐採し,ガーデンアーチには一切枝葉が絡んでいなかったのですが,急成長して2.3mのガーデンアーチの天辺をワサワサにしてくれました。

左:モッコウバラ剪定直後(2021年6月),右:モッコウバラ剪定1年後(2022年4月下旬)

という訳で,伐採後の1年間で驚異的な生命力で成長,そして開花を見せてくれました。以上,モッコウバラの強剪定後の成長の記録でした。

まとめ

 今回,ガーデンアーチの交換にともなって,バッサリ根本近くから伐採した「モッコウバラ」について記事にしました。殆ど諦めていたのですが,見事に成長して,新しいガーデンアーチを枝葉の緑で彩って,昨年以上の開花を見せてくれました。モッコウバラは非常に生命力が強いのですが,逆の見方をすると成長が旺盛過ぎて管理は大変なので,逆にあまり大きくしたくない人は,少々手間ですが根元近くから強剪定するのも選択肢の1つとして良いのではと思います(ただし夏前に実施!)。参考になれば幸いです。

実際育てたオススメ度

★★★★