今回は,全くの初心者がはじめた「庭づくり」の総集編として,これまでの庭づくりの変遷をまとめてみました。5年前に家を建て替えてからの5年間・・・更地状態からどこまで変わったのか?我が家の3か所の庭造りエリア①南向きの庭,②西側の花壇,③裏庭,の庭づくりを振り返ってみたいと思います。3か所もあり,骨が折れますが,常緑低木,常緑多年草中心の植栽にしたおかげで,何とか隙間時間で対応できています。
↓「外構工事・ガーデンライト編」はこちらにまとめています。
はじまりの状態(庭づくり前の更地)
5年前に家を建て替える直前の敷地全体の状態です。
ご覧の通り更地状態で,あるのは(この後でてくる)南向きの庭に残った一部の庭木のみです。
左側が西側花壇(①)になる予定の場所で,奥に見える雑木林が裏庭(③)になる予定の場所です。。
それでは,①西側の花壇,②南向きの庭,③裏庭の3か所での庭づくりを振り返っていたいと思います。
それぞれ,①は「常緑低木中心の手間いらずの庭」,②は「子供と遊べる外構や機能メインの庭」,普段人目につかない③は「宿根草の中心のナチュラルガーデン」のコンセプト(のつもり笑)です。
①西側花壇
まず10mくらいある長い西側の花壇(奥行きは1~1.5mくらいです)からです。南向きの庭の外構工事と同時期に,長い玄関アプローチの脇に土面だけの花壇を作ってもらいました。
ここからが本番で植栽が自分でする訳ですが,「常緑低木中心の手間いらずの庭」を目指すものの,最初は植物の種類もほとんど何も知らなかったので,この長くて広い花壇に何を植えるのか途方にくれたものです。。
ガーデンアーチ付近
こちらが,ガーデンアーチを取り付けて,周りにホームセンターで買ってきたポット苗を植え付けた状態です(2018年3月)。
まぁ酷いですが(笑),アプローチに沿ってガーデンアーチの正面に「ツルニチニチソウ」,その右隣に「ロータスブリムストン」,「ラベンダーグロッソ」などが植えてます(2018年3月)。
ここからかなり手を加えて2年が経過,少しずつ自分のお気に入りの植物を集めた,常緑・手間いらずな花壇に近づいてきました(2020年4月)。
ガーデンアーチ前に植えた、「ツルニチニチソウ」は2年間で驚異的な成長を遂げています。この中では,「セアノサス」(青花),「スーパーアリッサム」(白花)が特にお気に入りです。
また,このブラックのガーデンアーチには,白花の「モッコウバラ」を誘引しました。
今ではこの黒いガーデンアーチは劣化してしまったので,白い重厚感のあるアーチに入れ替えています。
その後の花壇の変化と合わせて良かったらご覧ください。
玄関近く
こちらはガーデンアーチの北側の玄関近くの場所。
先ほどの「セアノサス」と「スーパーアリッサム」に加えて,右にある「ウエストリンギア」,犬の石像の左にあるカラーリーフの「ヒューケラ」が気に入っています。
ポイントは,「常緑低木中心の手間いらずの庭」の通り,ここまで紹介してきたのは全て常緑植物なので,真冬でも花が咲か無い以外は葉が残ります。宿根草ガーデンのように冬に寂しくならないのもうれしいところです。(常緑低木,常緑多年草,宿根草とは?)
また常緑低木を中心に選んでいるので,落ち葉や枯れ葉の手入れが不要なだけでなくて,大きくなら過ぎないので剪定の手間も少ないのもポイントです。
他のエリア
こちらは南北に長い西側花壇の北側に群生させた「ローダンセマム・アフリカンアイズ」です。開花終わりのポット苗が格安で売られていたのをまとめ買いして,植え付けてみました。毎年3月下旬~5月上旬にかけて長く咲いてくれて,とてもありがたい「常緑多年草」です。
こちらの「シルバープリペット」も常緑低木なので,年中緑の葉が見られます。
5~6月の開花期には甘い匂いの白花を株一面に咲かせて見事です。
今後の植栽についてですが,常緑低木,常緑多年草(常緑低木,常緑多年草,宿根草とは?)が中心で手間が掛からずエコナなのですが,丈夫過ぎてなかなか新しい植物に入れ替える機会がありません(笑)
タイミングを見て,ちょくちょく新しい植物も導入していきたいです。
②南向きの庭
こちらは2017年に,先に書いた西側花壇の工事を同時に外構工事をした後に,「子供と遊べる外構や機能メインの庭」を目指して,ガーデニングやガーデン用品を充実させていきました。
まずは2017年(約5年前)に実施した外構工事の様子をダイジェストで見てみます。
外構工事ダイジェスト(植栽前)
こちらが家が建った直後の状態です。
こちらもまぁ酷い状態ですが(笑),この後に自分で大体の設計も考えて,業者に依頼をして工事をしてもらいました。
工事は,西側花壇の工事も同時だったこともあり,何だかんだで2か月くらいかかりました。
次の写真は1ヶ月が経ったくらいの時期です(2017年6月)。もともと植栽エリアのあった段差を無理やり花壇にしています(笑)。
次が,夜の写真で見ずらいですが,外構工事が完成した時の写真です(2017年7月)。
ようやく外構の骨格はできて,夜なのでそこそこいい雰囲気にみえますが,周囲に植わっているのは,洋庭に合わない和風の雑木ばかりでイケてません。
そこで,写真にみえる高さ50cm,奥行き60cmくらいの花壇への植栽をはじめました。
(外構も,テラス屋根を付けたりかなり進化したのですが,こちらは別途記事にしていきたいと思います。)
花壇の植栽
こちらが植え付けて数年後の花壇の様子です。このエリアは既存の雑木を全て撤去して新しく庭木や草花を植え付けました。
シルバーリーフが素敵な常緑低木「レウコフィルム」(ピンク)と「ルリマツリ」(青)のコラボが素敵です。
花壇の手間のスペースには,青系の色の花が好きなので,常緑多年草の「アルペンブルー」(2020年9月),2年連続で開花期の長い1年草「スーパートレニア」を植えました(2021年春)。そして,2021年初夏には,期待通りに開花してくれました。
今後は,計算通りもっと隙間を埋めるように株が大きく成長するのを待ちたいと思います。
ハーブエリアづくり
先ほどの花壇スペースのすぐ左手には,ハーブエリアを作ってみました。
こちらは常緑低木のタイムです。少し分かりにくいですが,左がレモンの香りの「レモンタイム」,開花しているのが肉料理などに使える「フレンチタイム(コモンタイム)」です。
こちらもハーブの定番の「ローズマリー」(モーツァルトブルー)です。ハーブとして楽しめる丈でなく,最も濃いと言われる濃い青系の花がとても美しいです。
これらは,料理の香りづけに使う他,BBQにも大活躍のハーブです。
その他,カモミールなども植え付けて,育成と花と収穫を楽しんでいます。
③裏庭
最後に裏庭です。
雑木林状態だった裏庭
この場所は2016年末の写真にあるように,最初は雑木林状態で,立ち入ることすら困難な場所でした。
そこで,ほぼ自力で不要な雑木や竹の伐採,伐根からはじめました。
こちらの裏庭(≒雑木林)の中です。2年間少しずつ伐採をすすめましたが,まだこの状態です。。
この後,数年かけて雑木や竹の撤去に目途がついてきてので,ようやく2020年くらいから植栽をはじめました。この辺の様子はこちらの記事にあります。
目指した庭のコンセプトですが,裏庭は普段から目につかないところなので,前2つの庭とは違って,宿根草中心のナチュラルガーデンっぽくしようと決めました。
それではその進捗状況を見ていきたいと思います。
裏庭の植栽:グランドカバー(タイム)
まず手を付けたのが,広い裏庭を宿根草の植栽だけでカバーするのは難しいだろうということで,裏庭の斜面にグランドカバーを植えました。
こちらの写真は植え付けて数カ月後の2020年4月頃の様子です。1つ前の写真と同じ場所ですが,少しずつ雰囲気が変わってきました。
植えたのは前庭にも植えているタイムの這性品種「クリーピングタイム」です。
春になると,このようにピンクの花を一面に咲かせてくれます。
裏庭の植栽:宿根草
2020年に宿根草の植栽を開始し,翌年の2021年には,その多くが無事開花しました。
こちらは「キキョウ」(白花)と「エキナセア」(手前の薄黄の花)です。
こちらは斜面に植えた宿根草の「オキシペタラム」です。独特の水色の花が緑(雑草)の背景に映える気がします。
こちらは「サルビア・ネモローサ」(紫花)です。また株元には,常緑低木で這性の「ローズマリー・プロストラータス」が見えます。
我ながらあの雑木林からよくここまで持ってきたと感心してしまいますが,一方で夏場の雑草の勢いの前に難航もしています。
今後,時間をかけてでも,なんとか裏庭の「宿根草中心のナチュラルガーデン」に仕上げていきたいと思っています。
まとめ
今回はこれまでの庭づくりのまとめ(ガーデニング編)ということで,過去数年の庭づくりの様子を振り返ってみました。
①西側の花壇,②南向きの庭,③裏庭の3か所の植栽ということで,骨が折れるのも事実ではありますが,常緑低木,常緑多年草中心の植栽にしたおかげで,何とか隙間時間で対応できています。
今後も,適当なタイミングで,いつもの植物の成長記録より長いスパンで庭全体の変遷を振り返っていきたいと思います。