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裏庭に植えた宿根草②~秋植えしたおすすめ宿根草11種!

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 今回は,以前の記事『裏庭に植えた宿根草①』に引き続き,最近我が家の裏庭のナチュラルガーデン化を目指して秋植えした『宿根草』について記事にしてみました。(宿根草って何?という方はこちらの記事で詳しく解説しています。)

  前回の記事では,『宿根草の秋植え』の前準備ということで、あまりにも蔓延り過ぎた雑草の撤去・処分について記事にしました。

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 ようやく準備が整ったということで,裏庭のナチュラルガーデン化を目指して『宿根草』の購入と秋の植え付けをはじめました。今回の記事では,苗が強く育ちやすくおすすめの秋植えについて,そして管理人が厳選したおすすめ宿根草11種類(以外も少しありますが)とその植え付けの様子についてご紹介します。

↓初夏に植えた宿根草の記事はこちら

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宿根草の購入

 今回は,「これまで気になっていた宿根草を秋植えできるこの機に!」ということで,11種類まとめて揃えることにしました。といっても,園芸店に行って少しずつ欲しい植物を探しては,次の園芸店へ・・・はとても大変で効率が良くない。またこの秋の時期に園芸店で宿根草を取り寄せしても,結構欲しいものの在庫が無かったり・・・ということで,今回は全てネット購入することにしました(⑪シュウメイギク以外)。

 今回は,ネット園芸店の中でも,今回欲しかった植物を多く取り扱っていて,特に宿根草に力を入れている「おぎはら植物園」さんでまとめて購入することにしました。

 こちらのお店は,何度か利用していますが,宿根草の本(しかもかなりの高評価)も出していて,苗の品質も良く,とても信頼できるお店ですので,本含めおすすめです。

秋植えがおすすめ理由

 宿根草を植えるシーズンは,前回記事にした春~初夏植えと,秋植えの2パターンあります。これまで両方を何度も経験した上で,苗の成長を考えると,秋植えをおすすめです。

 もちろん,春,初夏植えには園芸店で開花した苗を数多くの中から選べるメリットがあります。しかし初夏に植えた苗は,根付きや根張りが不十分な状態で,日本の過酷な夏を迎えるので,苗が元気が無くなったり一部は枯れてしまったりします。

 一方,秋植えの場合は,花を見た上で苗を購入できないデメリットはありますが,秋,冬(宿根草はたいてい寒さには強い),春の3シーズンを経験し,十分に根付いた上で夏を迎えることができます。そのため,真夏に耐えやすく,一度夏超しした株は年々丈夫になります。

 双方メリット,デメリットがありますが,苗の成長を考えると秋植えがおすすめということになります。

裏庭に植えた宿根草11種(2020年10月時点)

 前置きが長くなりましたが,それでは本題である今回裏庭に秋植えした『宿根草』について見て行きたいと思います。

①バーベナ ボナリエンシス (三尺バーベナ)

花色
開花時期

6-11月

草丈 1m
耐暑性/耐寒性 強/強
日照 日向

 

 『バーベナ ボナリエンシス』は,「ナチュラルガーデンづくり」と言えば必ずと言っていいほど紹介される,育てやすい定番の宿根草です。バーベナには,様々な種類があります。 宿根草でこちらもメジャーな『宿根バーベナ(ベーベナ テネラ)』は花姿は似ていますが,切れ込みのあるキクのような葉でせいぜい30cmくらいに留まります。

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宿根バーベナ(バーベナ テネラ)(2020年6月)

↓宿根バーベナ(テネラ)の育成記録の記事はこちら

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 一方,このボナリエンシスは,細めの真っすぐの花茎を伸ばして1~1.5mと特に背が高くなるタイプの宿根バーベナです。

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バーベナ・ボナリエンシス(2020年10月)

 背が高くなるので,植え込み場所の後方に植えることにしました。耐寒性があるので冬越は問題ないと思うので,来年の初夏の開花がとても楽しみです!

 
↓今回の植え付け後の成長記録と開花の様子はこちらの記事にあります。

②フウロ草(ゲラニウム) ‘ジョンソンズブルー’

花色  青
開花時期 4~6月
草丈 40~60cm
耐暑性/耐寒性 やや弱/強
日照 日向~半日陰

 『ゲラニウム ジョンソンズブルー』は,ナチュラルガーデンづくりに関するメディア,本などでも必ずと言っていいほど紹介される定番の宿根草です。透き通ったブルーの花を咲かせる貴重な宿根草です。

 個人的に青花を咲かせる植物が好きですので,この『ゲラニウム・ジョンソンズブルー』はずっと気になっていたのですが,なかなか手に入らず,今回ようやく購入することができました。 

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ゲラニウム(2020年10月)

 冬には葉が真っ赤になり紅葉も楽しめるみたいなので,そちらも楽しみながら春に花が咲くのを待ちたいと思います。

③アルケミラ モリス(レディースマントル)

花色  黄色
開花時期 5~7月
草丈 20~40cm
耐暑性/耐寒性 普通/強
日照 半日陰

  『アルケミラ・モリス』は元々目をつけていたわけではないのですが,おぎはら植物園さんの「半日陰でも育つナチュラルガーデン定番の宿根草」というようなことだったので購入してみることにしました。初夏に咲く黄色い花も魅力的です。

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アルケミラ・モリス(2020年10月)

 我が家の裏庭の中でも,特に日の当たらないエリアに植え付けてみました。少し『ヒューケラ』っぽい雰囲気もありますが,葉の質感はだいぶ違っていて,とても撥水性のいい葉っぱが特徴的です。左上には,黄色葉のグランドカバー『リシマキア オーレア』がありますね。うまく場所に馴染んで育ってくれればと思っています。 

リンク

④オルラヤ ホワイトレース

花色
開花時期 5~6月
草丈 30-60cm
耐暑性/耐寒性 やや弱/強
日照 日向

   こちらは「おぎはら植物園」さんで何度も売上げNo.1,楽天ランキング1位を獲得している人気の宿根草のようです。この評価と,白い花の繊細さに惹かれて購入することにしました。

 この宿根草の特徴は,この白い花や鑑賞価値ある葉もそうですが,なんといってもこぼれ種でどんどん増える繁殖力にあります。時間をかけて,こぼれ種で群生させることもできるようです。雑草がはびこりやすい裏庭でうってつけの性質です。

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アラルヤ・ホワイトレース(2020年10月)

 という訳で,我が家の裏庭の中でも,特に雑草の勢いが旺盛な場所に植えることにしました。なかなか期待通りには上手くいかないかもしれないですが,白花の群生が見られることを期待しています。

 

 

↓「オルラヤ・ホワイトレース」の詳しい成長記録はこちらです。

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⑤黄金シモツケ ‘ライムマウンド’

花色

赤,ピンク

開花時期 5~6月
草丈 60cm
耐暑性/耐寒性 強/強
日照 日向

  その名の通り,まわりを明るくする黄金葉が美しい『黄金ツモツケ』です。こちらは正確には,『宿根草(関連記事)』ではなく『落葉低木(関連記事)』なのですが,同時に購入したので掲載してみました。

  植えた場所は,この『黄金ツモツケ』だけは裏庭ではなくて,我が家のメインの『南庭』の花壇にしました。特に日当たりが良い場所です。この場所に黄色いカラーリーフを植えたかったのですが,宿根草で耐暑性が高いものがなかなかなかったので,『落葉低木』の黄金シモツケにしました。

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黄金シモツケ(2020年10月)

 ここまで明るい黄金葉の植物はあまり無く,周りの植物との色のコントラストが素敵です。特に,隙間を埋めるグランドカバー『ディコンドラ・シルバーフォールズ』との相性が良くてお気に入りです。

 

↓黄金シモツケの成長記録はこちらです。

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⑥松虫草(スカビオサ)‘パーフェクタ’

花色  紫
開花時期 4~6月,9~11月(四季咲き)
草丈 50cm
耐暑性/耐寒性 やや弱/強
日照 日向

  『マツムシソウ(スカビオサ)』は四季咲きの代表的な宿根草です。こちらの写真は,2020年の8月に山梨の「萌木の村」というところで見かけた『マツムシソウ』です。一緒に写り込んでいる黄色花の『オミナエシ』とのコントラストが美しく,このとき含めてずっと欲しかった宿根草でした。

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マツムシソウ紫(2020年10月)

 『マツムシソウ』の育成は,冷涼な環境が適していて,直射日光には弱いそうですので,なるべく昼以降の暑い時間帯に日が当たらない場所を選んで植え付けてみました。

 植えつけた苗の状態はこんな状態です。

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マツムシソウ紫(2020年10月)

 我が家の裏庭の,風通しがイマイチで蒸し暑い過酷な環境で上手く育ってくれるか?かなり不安ですが頑張って育てていきたいと思います。 

⑦松虫草(スカビオサ)‘ホワイトクイーン’(アルバ)

花色  白
開花時期 4~6月,9~11月(四季咲き)
草丈  50cm
耐暑性/耐寒性 やや弱/強
日照 日向

  こちらは『マツムシソウ』の白花です。実物は見たことが無いのですが,紫花が気に入ったので併せて購入することにしました。

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マツムシソウ白(2020年10月)

 こちらは地植えした直後の状態です。見た目は紫花と殆ど見分けがつかないですね(笑)こちらも,育成には冷涼な環境が適しているので,なるべく直射日光が当たらないところに植えました。来春は,紫花とのコラボが見られるのか、今から楽しみです。

⑧ブルーキャットミント ‘ウォーカーズロウ’

花色  青紫
開花時期 4~10月(四季咲き)
草丈 60cm
耐暑性/耐寒性 強/強
日照 日向

  キャットミントは,青紫の花が穂状に咲き,『ラベンダー』に似た雰囲気の植物です。葉の形はご覧のようにだいぶ違います。とても丈夫で,開花期も4~10月と四季咲きで長く楽しめます。

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キャットミント(2020年10月)

 こちらのキャットミントも,2020年8月に訪問した山梨の「萌木の村」の宿根草花壇で見事に咲いていて,欲しいと思っていて今回購入した苗です。

 こちらが「萌木の村」で撮影したキャットミントです。

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「萌木の村」で撮影したキャットミント(2020年10月)

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「萌木の村」で撮影したキャットミント(2020年10月)

 ご覧のようにとても旺盛に成長して,非常に丈夫で開花期間が長いです。我が家の裏庭の雑草にも打ち勝ってくれないかと,雑草との戦闘要員としても期待しています(笑)

 

↓今回の植え付け後の成長記録と開花の様子はこちらの記事にあります。

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⑨エゴポディウム ‘バリエガータ’

花色  白
開花時期 5~6月
草丈 30~80cm
耐暑性/耐寒性 やや弱/強
日照 半日陰

  こちらは当初購入予定はなかったのですが,おぎわら植物園さんの紹介ページで「日陰のグランドカバーの決定版!」と絶賛されていたので,思わず購入した宿根草です(笑)。実際のところ,ご覧のように,数ある斑入り葉の植物の中でも,発色や模様とも美しく,さらに春に素敵な白花を咲かせてくれるなど,かなりハイレベルな宿根草との印象です。

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エゴポディウム(2020年10月)

  こちらから,裏庭の寄せ植えスペースに植えた様子です。強い日差しでは葉焼けするが,日陰にかなり強いとのことなので,我が家の裏庭で最も日陰の場所に植えてみました(笑)

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エゴポディウム(2020年10月)

 冬には一旦落葉しますが,来春の芽吹きと白花が今から楽しみな宿根草です。   

⑩ツルハナシノブ ‘シアウッドパープル’

花色  青紫
開花時期 4~6月
草丈 10~20cm
耐暑性/耐寒性 普通/強
日照 日向~半日陰

 こちらも「おぎわら植物園」イチオシのグランドカバーで,正確な分類上は『宿根草』ではなく『常緑多年草』ということになります。青花で常緑のグランドカバーは思いつくところだと『アルペンブルー』くらいしかないですが,こちらはそれに加えて繁殖力も高いということで,おすすめのようです。

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ツルハナシノブ(2020年10月)

 紙札にありますように,這性のフロックス(Phlox)の仲間で日向から半日陰まで良く育ち,ランナーを出して成長し広がるようです。青花好きなので,大きく広がったら庭の他の場所にも株分けして植えたいと思っています。

↓こちらは植え付け後の詳しい成長記録です,良かったらご覧ください。

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⑪シュウメイギク

花色  白,紫,ピンク
開花時期 9~11月
草丈 30(矮性のもの)~1m
耐暑性/耐寒性 普通/強
日照 日向~半日陰

  こちらは秋を代表する宿根草の『シュウメイギク』です。ピンク花が一般的ですが,今回は比較的珍しいこちらを白花を購入しました。こちらは,ネットではなく,神奈川で複数店舗展開している『花市場ベルフラワー(BellFlower)』にて格安で購入したものです。

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シュウメイギク(2020年10月)

  さすが秋の宿根草なだけあって,今回ご紹介する中では唯一まともに開花している植物です(笑)

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シュウメイギク(2020年10月)

 シュウメイギクは,耐寒性はありますが,高温や乾燥には弱いらしいので,裏庭の中でも直射日光が当たらなそうな場所に植えてみました。

 だいぶ長くなりましたが,今回の秋植えした宿根草紹介は以上になります。苗を植えるのも,書くのも大変でした(笑) 

まとめ

  今回は,裏庭に秋植えた『宿根草』11種類についてご紹介しました。まだ育成前の時点でなんですが(笑),いずれも長年調べてきた欲しかった,そして宿根草専門店でおすすめでユーザーからの評価の高い,おすすめの宿根草ばかりです。今後は紹介した『宿根草』の成長記録もアップできればと思います。長くなりましたが,本記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。