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お庭に照明を簡単設置!! ローボルトガーデンライトがおすすめの4つの理由

 ガーデニングをしていると,だんだん庭が充実してきて楽しいですよね。でも,ふと夜にお庭を見てみると,暗くて何も見えない,子供が怖がる,ということはないでしょうか?また,玄関前は明るいけど,アプローチの足元が暗くて歩きづらい。防犯上不安になることもあると思います。

 夜でも楽しい,むしろ夜だからこそもっと楽しめる庭になったら素敵ではないでしょうか?こんなときに便利なのが,ガーデンライトです。照明の種類はさまざまですが,方式は大きく分けて3タイプありまして,最近増えてきた①ソーラーライト,②100V電源ライト,③12Vローボルトライト,です。これら全ての方式を試してきた経験から言えますが,この中では圧倒的に12Vローボルトライトがおすすめです。

 

ローボルトガーデンライトのおすすめポイント4選

 古くからガーデニングが盛んな欧米ではガーデンライトの活用も進んでいて,12V(ボルト)ライトがよく使われています。その理由は以下です。

①資格不要で設置がとても簡単

 外構工事で照明をつけたことがある方なら分かるかもしれませんが,100Vのライトの設置には電気工事士の資格が必要です。そのため,業者に依頼すると,ライトや周辺機器の値段に加えて,高額の工賃を請求されます。一方,12Vのライトの場合は,門の資格は一切不要で,誰でも容易に設置可能です。しかも,屋外の100V電源から順につないでいくだけで簡単に設置できます。

②ライト自体のコストが圧倒的に安い

 100Vのライトはメーカー品ですと1万はくだりません。しかし,ローボルト品だと,ものにも依りますが千円台で購入可能です。相場でいえば半額くらいです。

③100Vライトに比べて省エネでランニングコストも低い

 同程度の明るさの100Vライトに比べ、12Vライトの方が消費電力が少ないので経済的です。

④感電や漏電の心配がなく安全

 12Vと低電圧のため,万が一配線が破損して内部の金属配線に子供が触れたり,ペットが噛んだりした場合でも,感電の心配がありません。

ソーラーライトのデメリット

  ソーラーライトについては電源や配線が不要でエコである,というメリットはよく知られていますがデメリットもあります。
 まず,ソーラーライトの点灯時間は、昼間の日照状況に左右されますので,冬場や梅雨時期など昼間十分に日光が当たらない時には,ライトが短時間で消えてしまったり,非常に弱い光でしか点灯しない場合があります。特に冬場は,日の出が遅く日暮れが早いため,日中に十分充電できないず,暗くなっても点灯していないことが多くなります。このため,足元の安全性や防犯性といった特に安定性が求められる場合,信頼性という点で今一つと言えます。

 また,ソーラーライトの多くは、乾電池型充電池を使用しており、この充電池の寿命は1~2年ほどで交換が必要となります。この場合,電池のみ交換のタイプは少なく,本体ごと買い替えになります。そのため,ランニングコストを考えると決して割安ではないです。私自身も,数千円のライトを何個もかいましたが,正直1年以上の耐久性を持つものは少なかったです。

 また,ソーラーライトの中には電球色をうたっているものも多いですが,その多くが電球色を再現できていなく,黄色ががって,何とも言えない安っぽい色のものが多いです。以上の理由で,我が家では,コスト優先で先に購入していた全てのソーラーライトをローボルトに入れ替えました。
 以上,それぞれの方式のライトの性能をまとめると以下になります

  ソーラーライト 100Vライト 12Vローボルト
ライト
安定性 ×
明るさ
色味
消費電力
器具の価格
設置の手間 ×

 

ガーデンライトの設置方法

設置の準備

 ローボルトガーデンライトのメジャーなメーカーは,アメリカでNo.1の支持を受けているバークレー(BERKLEY),日本だとタカショーの2つがあります。今回は,我が家で使っている,タカショーのローボルトライトを例に説明します。

 まず,明るくしたい場所とそこに設置したいお好みの照明を選びます。下の写真のように,地面に挿す普通のタイプのライト,スポットライト,人感センサー付きライト,ポールライトと,幅広く品揃えがありますので,お好みのものが見つかるのではないでしょうか?

 次に,電圧をローボルト(12V)に変換する器具である コントローラが必要です。タカショーのローボルト用コントローラは,明るさセンサーで暗くなると自動点灯します。また,点灯後の点灯時間を1~9時間(1時間ずつ),連続(明るくなるまでずっと)で切り替え可能です。また,屋外コンセントから照明設置場所の距離を測って,延長ケーブルが必要かみてください。

 設置の際は,天候は雨の降っていない日を選びましょう。雨が降っていると,接続部分に雨が入り込んで劣化が早まる可能性があります。また,細かい部品を落とすと大変なので,日がでている明るい時間を選びましょう。

 また,屋内で済ませられる作業はすべて屋内で済ませましょう。作業の例としては,開封作業や照明への電球取り付け(照明器具と電球が別に梱包されている場合)などです。

設置手順

  下記の手順でだれでも簡単に接続できます。下の写真を見ながら確認してください。屋内で準備を済ませれば,屋外作業は30分もかからないと思います。

  1. 屋外コンセントの位置を確認し,コントローラを近くに仮置きします。 
  2. お好みのライトを明るくししたい場所の仮置きします。照明への電球のとりつけは屋内でやっておいたほうがいいでしょう。
  3. 照明のケーブル(コード)をコントローラのほうに伸ばします。長さが足りない場合は,専用延長ケーブル(5m)を使って届くようにします。
  4. コントローラと照明のケーブル(あるいは延長ケーブル)を接続します。
  5. 屋外コンセントにコントローラの電源ケーブルを差し込みます

low02.jpg (1000×427)

引用:ローボルトガーデンライト設置イメージ

設置事例

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シマトネリコのライトアップ(「ひかりノベーション 木のひかり」使用)

 具体的な製品の設置事例については下記リンクをご覧ください。必要なアイテムから具体的な配線接続方法まで,詳細に説明しています。

www.papa-niwa.com

www.papa-niwa.com

 おまけですが,次はアプローチの設置例です。ライトは,ひかりノベーション『地のひかり』を使っています。

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アプローチに設置したひかリノベーション『地のひかり』

ローボルトライトの電気代(ランニングコスト)

電気代は,①消費電力と②電力会社の電気代単価によって決まります。

 消費電力[W・h/月]=照明のワット数[W]×1日の点灯時間[h/日]×30日[日/月]

ですので,照明のワット数を照度の高いタカショーひかりノベーション(ワット数:3W)を4個,1日6時間点灯するとしますと,

 消費電力[W・h/月]

 =3[W]×4[個]×6[h/日]×30日[日/月]

 =2160[W・h/月]=2.16[kW・h/月]

となります。

 電力会社の電気代単価については,電力会社によって変わりますが,例えば東京電力エナジーパートナーの2020年2月現在の最初の120kWhまでの料金は,19.52[円/kW・h]です。

 電気代[円/月]=2.16[kW・h/月]×19.52[円/kW・h]=42.16[円/月]

と月40円ほどです。照度の高い照明4つでこの料金でしたら,抵抗はないのではないでしょうか。

まとめ

  いかがだったでしょうか。ローボルトライトは,他のライトと比較して圧倒的におすすめなことがお分かり頂けたかと思います。それではなぜ,今現在,ソーラーライトなど他の種類のライトが市場にあるのでしょうか?それは,ソーラーライトを例にとると,本体価格が安い上に,ランニングコストがゼロだからだと思います。以前,我が家でもソーラーライトを大量に使っていたのですが,ローボルトライトを買っていら,ほぼすべてを置き換えました。それは,ソーラーのコストメリットに対して,「電球色を出せて,明かりが安定していて,明るい」という利点が勝ったからです。また,そのコストも,ランニングコストは上記に書いたように100[円/月]以下ととても安価です。これくらいのコストであれば,せっかくの庭づくり,一番いいライト,照明器具にしたいですよね。

 明かりが安定していて,設置が簡単で,安価そして安全なローボルトライトをおすすめします。